アスキー版の『西遊少女隊・完全版』には膨大な誤字脱字がある。
筆者の名誉にもかかわるし著作権(参考文献の出典の欠落など)等の問題もあるため、あえてここに掲載する。刊行当時雑誌に掲載した文章をそのまま画像としてアップした。テキスト形式にすれば軽くなるのだろうが、中国語(簡体字など)表記もあり、あえてそのままスキャンする。
あまり大きくすると重くなるのとHPの容量を食うので読める限界で留めてみたつもりである。ディスプレィのサイズ等によっては見難い方もおいでだろうが、なんでしたら一度DLしてウィンドウズやフォトショップ等の拡大鏡ツールをお手数ですがお使いいただけませんでしょうか?行き届きませず恐縮です;
などと言っていたら古い知り合いでBBSの常連の鈴夢S7様が、わざわざテキスト版を作成してくださった。ご本人のお許しを得て下記に転載させていただく。
鈴夢様、本当にお疲れ様でした。心よりお礼申し上げます。
2003年 1月1日
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その1. 16頁 中央部の注 | |
こぜはざんけん、ゆかいっこう | |
誤 | 此是破山剣、唯可一用… |
ふりがな全部とる。念のために言うが、このふりがな、私がふった物ではない。(原則としてマンガ家は自分の原稿に"かな"などふらない。特殊な読み方、人名の横に「あいつ」などと書く場合は別だが、この引用文は読んで字の如しということで、私は何もふっていない)あえてふるとすれば「これ、はざんけんなり」等書き下し文にすべきであろう。 「唯」を「ゆ」とか「用」を「こう」とか、私が無学なのかも知れないが聞いたことがない。ちなみに、このふりがな、アスキーの編集者がつけたのでもない。では誰が!? それについては後ほど述べる。 |
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その2. 106頁 左下の注 | |
出典が欠落している。以下の文を加えていただきたい。 中日大辞典 増訂第二版 |
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その3. 166頁 8行め | |
誤 | 「以系夫妻之定」 |
正 | 「以系夫妻之足」 |
この伝説のこの下り、これまでも何度か単行本等で書いて来たが、わずか6文字にもかかわらず、きちんと間違いなく印刷されたことは、ほとんどない。日本の赤い糸伝説と違い、中国のそれは「足」を「系(つな)ぐ」ようである。 ついでに言うと、なら・シルクロード博の開催年は、私の方には記録がない。88年でよいのだろうか? |
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その4. 188頁 上のコマ | |
文字のふりがなを全部とる。 その1.と同じく、私のふった物ではない。「清代(しんだい)」を「せいだい」とか、「寧(ねい)」を「てい」とか(デイという漢音はあるようだが)何を考えているのかわからない。犯人も、その1.と同じ… |
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その5. 189頁 3コマめ | |
アクア | |
誤 | 水肺が… |
アクアラング | |
正 | 水肺が… |
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その6. 195頁 下の注 | |
ふりがな全部とる。 少くとも「日本列島人(にほんれっとうじん)と魚(さかな)の…」は「日本列島人(にほんれっとうひと)と魚(さかな)の…」だと思う。 |
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その7. 226頁 6行め | |
誤 | どうもない。 |
正 | どうももない。 |
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その8. 254頁 一コマめ | |
三蔵のお経、ふりがな全部とる。 ここは何だかわけのわからん経を読んでいると思っていただければ良いのであり、雑誌掲載時も"かな"はふらなかった。本当は『般若心経』の一節 ぎやてい ぎやてい はらぎやてい はらそうぎやてい
ぼうじそわか が書きたかったのであるが、当時限られた時間内で正確なテキストが捜し出せず、当然"かな"もふらなかった。それを勝手にふった上「掲」を「てい」とするなど、他の箇所と同様ユニークであるが、私としては大迷惑。実際よりもバカに思われ、ちゃんとした所まで読者に信じてもらえなくなりそうだ。(ちなみに現実の三蔵が天竺への往路、このような状況で、このような経を読むかどうかは、また別の問題である)「羯諦 羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提薩婆訶」※ (『仏教とキリスト教』ひろさちや著・新潮選書より) |
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その9. 316頁 上段14〜15行め | |
誤 | 清らかな |
正 | 清らな |
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その10. 359頁 一コマめ | |
誤 | やつから |
正 | やつらから |
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その11. 367頁 一コマめ | |
ゆうきゃくりゅう | |
誤 | 友脚竜 |
うきゃくりゅう | |
正 | 右脚竜 |
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