泡盛日記


 

6月26日(土)

この日の夕食は悲惨だった。
ポストに入ってくる町の情報冊子のようなものの中に
ラーメン半額券が付いていた。
しめしめと、思った俺はそれを切り取り原付に乗って(10分)
「市政屋」に直行した。
店に入り念のためその券を見せると「ウチじゃないっすねー」と言われる。
詳しい地図や店の名前は切り取った外に書いてあったので確認のために
一度家に戻ろうと再び原付を運転。
ところが突然原付が故障を起こし止ってしまった。
このぐらいではめげないぞと原付を引っ張り約20分かけて帰宅。
家に入ろうとカギを原付から抜こうとすると(原付のカギと一緒に付いている)
何と!!原付にカギがついていない!!
青ざめた俺は、すぐさま来た道を軽くダッシュしながら
血眼でカギを捜す。
(数ヶ月前、自宅近くで財布を落とし見つからなかった経験あり)
15分ダッシュすると丁度原付が止まった当たりでカギを発見!!
何やってるんだ俺は?!と頭を抱えつつ20分歩いて帰宅。
よくラーメン屋の名前を見てみると「市川屋」だった。
意地でも食ってやる!!と自転車で10分かけて「市川屋」に直行。
すると、驚いたことに営業中という看板がかかていて、店も明るく、厨房から湯気が立っているにもかかわらず入り口のカギがしまていて中に入れない。
思わず入り口を乱打する俺。
10分ほど乱打したり、ボーっとしたりしていたが
あきらめて、美味いという噂だがまだ行った事のない近くのある店へ約5分かけていく。
しかし、店じまいが始まったばかり・・
8時でしめんじゃねーよ!!と心の中で叫ぶ。
あきらめ、更に自転車で5分の別のラーメン屋へ向かう。
カウンターだけの店で満席。
店に入った俺に無愛想の「いらっしゃい・・」の一言で後は何も言わない。
普通、少々お待ちくださいとかいわねーのかよ。と思いつつ
定員の面をにらんでいたら、定員と再び目が合うがそいつは無言。
なんか言いやがれ!と店を飛び出す俺。
更に自転車で5分かけて別のラーメン屋へ。こうなったらやけくそだ。
店の雰囲気からして、まずいのでは・・・と、脳裏をよぎったが
予感大的中!!
俺が作る味噌汁よりまずい味噌ラーメンだった。
1時間35分かけて格闘したラーメンの旅は
まずいもので満腹といういやな感覚を残して終了。
その後、寝酒で飲んだすくがらすと泡盛の何と心に染みる美味さだったことよ。

6月16日(水)

ドリームジャンボ当選結果を見る。
バラで10枚購入していたが、¥300だけ当たった。
まあ、こんなものかと思っていたら
その日、嫁が道で¥500を拾う。
¥2700損をした俺に対し
何の冒険もせずにプラス500円。
設け率はまったくもって嫁のほうがいいわけだ。
あードリームジャンボ・・・下手な夢は打ち砕かれる運命にあり。

6月15日(火)

ユンスンお奨めのバンドをバビちゃんと見に行き
俺と違って若い女の子達(ギャル)←死語が、キャーキャーいうバンドだった。
それでも冷静に聴いていたんだけど今ひとつ・・だったと
彼女に言ったら「申し訳ない」とブルーになっていたけど案外俺は楽しんでいた。
ブルーなユンスンを元気付けたくもあり飲みに行った。
そこへ、偶然にも嫁と役者中島が合流し更に飲む。
人の好き嫌いとか、ロックとか在日とか芝居とかそんなものが混ざり合って
悲喜こもごも・・これが人間だなと思った夜だった。
終電で帰ることになったが、途中トイレに行きたくなリ、
降りるに降りられずやっと本八幡に着いたときには
歩行もままならない状態、
「自分は大人だ、大人だ」と小さく連発し
パンパンに張った膀胱に言い聞かせながら何とか失態をさらさずに済んだ。
そういえば、4年前は終電でいきなり便意を催し
秋葉原から市川までの9駅
肛門から異常な汗が脳に伝わる感じで
拳を握り締め身もだえしながらひたすら耐えていた。
あれに比べると、今日のはまだまだ甘いな。

6月10日(木)

NHKの「地球・ふしぎ大自然」を見る。
人間は、多くの自然界のことを知ることは出来ても
そのものにはなれない。
そのことにもっと謙虚にならなくてはいけない、と
アザラシが、北の海深く潜水する姿をみて思う。

6月9日(水)

夕食のハンバーグを食べながら独り暮らし時代を振り返っていた。
あの頃は、「肉のハナマサ」で大量にひき肉を買い込み
ハンバーグを10個くらい作り冷凍庫にストックしていた。
毎年、らっきょうを漬け、だし汁もかつおと昆布で取り、空き瓶にストック。
常に山芋とめかぶを切らさない生活だった。
しかし、部屋の中は俺の髪の毛やら謎の浮遊物や食べかすやらが埋め尽くし
ヘルシーと汚さがまさにチャンプルーされていた。
あの部屋でたくさんの曲が出来たな・・・。

6月5日(土)

4日の夜、文吾(もんご)のライブが俺の住む市川であった。
ライブは最高だった!!
人間が言葉にするまでのその間の
大切な情感をあったかく表現している。
その後は家に泊まることになり
役者の中島も一緒に泊まる。
泡盛とバーボンをべろべろになるまで飲んだ。
浮気について盛り上がったようで
朝までのことはあまり覚えていない。
妻の態度がおかしかった・・・。
酒は恐ろしい一面もアル。
也許文吾HP
http://mongodo.ld.infoseek.co.jp/01mongo/index.htm

6月4日(金)

台所の高く積み重なった皿を洗いながら
「アンガ」のライブを振り返ってみる。
みっちゃんがわざわざ千葉まで来てくれた。
ありがたい。
新曲の「どこへ行くアメリカ」を
まだ3箇所でしか歌っていないが
かなりインパクトがあるようだ。
みんなアメリカに対して思う気持ちがあるようだけど
それを言葉に出すのは難しい。
10分以上の長い歌だが
日記のように俺の中のアメリカを全部出した歌だ。
アメリカの音楽は大好きだけど、アメリカの戦争は大嫌いだ。

6月3日(木)

朝鮮商工新聞のユンスンと飲む。
彼女が連れてきた男は
「あなたを見てインスピレーションの言葉を書きます」
という北谷隆策。
高橋歩にも影響を受けたという。
今月27日彼のイベントで歌うことになっている。
楽しみだ。
ちなみに昨日観た映画は
キューティーハニーだ。

6月2日(水)

一年ぶりの健康診断。
体重は4キロ減。しかし、血圧が少し高いと言われる。
血液検査の結果はすぐにわからないが
酒を控えるようにと言われないことを願う。
しかし、注射を打つ人はみな
いかにも「針をさすぞー」「冷静にしていてください」と
無表情な感じの人が多いのはなぜだろう。
検尿では、他の人のカップに入っている尿をたまたま見てしまったが、
色の濃さが人によって結構違うのが気になる。
ちなみに俺のは薄いほうに入るだろう。

5月31日(月)

高校の旧友、イシカワケンジのHPを
「飛車角」の小沢より教えてもらい見る。
高校3年間同じクラス
楽譜の読み方から教えてくれた。
あいつの当時の持ちネタは「ニエクリコ」という歌だった。
フランス人の歌をちゃかし
直立不動で無表情に
「ニエクリコー♪」と歌う。
相変わらず変わってねーなー。
イシカワのHP
http://popup12.tok2.com/home2/adj82290/

5月25日(水)

十年前の音楽悪友の家に招かれて飲んでいた。
久しぶりに飲み交わすと
年を取るのもいいもんだなと思った。
そいつはロックバンド「飛車角」の小沢だ!


 

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ロートン織風壁紙は
さんよりお借りしました