設定に拳法武術のみ限定
酔拳 醉拳 Drunken Master 1978年

モンキーシリーズ
有名なドランクモンキーです。
酔えば酔うほど強くなるという感じはパート2のほうが明確に表現している。
のちのシリアス路線は生前のリーに関っていたロー・ウェイ監督の影響が多分にある。

宿敵との出来事が悪夢のように蘇る演出。
師匠の声が天の声のように聞こえたりする演出。
風を切る音、蹴る音、殴る音、摺り足、相手の肉を掴む音など体感の臨場感がある。
今考えるとゲームのキャラクターと同じ効果。

拳法を習うはずが、基礎体力作り。
食事シーンは腹ペコで料理店でのすんごい食いっぷり。さながら暴飲暴食。
食い逃げ禁止と書かれた鉢巻きを付けたマッチョな用心棒。店員達もバトルに参加。
師匠が偶然通りがかりバトルに加勢。修行中の弟子は弱い。
修行でクタクタになっての食事シーンだが米と菜っ葉だけ。
疲労で指が動かせず箸を持てない事を食事のマナーとして叱られる有様。


とりあえず無礼講−ドランクモンキー 酔拳
そろそろ超精密修復デジタルリマスター+日本語吹替え版(石丸博也)がほしい。
公開当時以上にグレードアップする事が重要課題。
レスポンスが前面に来るので片隅に置いてばかりという事も無くなる。
リマスター技術の程度はピンからキリまである。

ジャッキー・チェンこと成龍は
日本の俳優・千葉真一のファン。
日本の歌手の西城秀樹のファン。
その他、他国の数人の有名人のファン。
スティーブン・スピルバーグ監督のファン。
シルベスター・スタローンのボディバランスを完璧と評価して個人的にはヒーロー扱いしてるほどのファン。
ジョディ・フォスターのファン。

テレビ番組で虎のペニス料理と蛆虫茶などの漢方料理を日本のタレント「とんねるず」の石橋と木梨2人に飲食させた。
蛆虫茶と魚卵とアサリが苦手。

三菱自動車工業とのタイアップで数多くの主演映画に使用してる。

政治発言領土問題に対しての見解は柔軟な姿勢の発言をしてる。

撮影中の事故で左耳がほとんど聞こえなくなってしまっている。

「悪人とは付き合うな、麻薬には手を出すな」などの親の教えを守ってる。
が、息子のジェイシー・チャン(陳祖明(家系上の名は房祖名)、広東語:フォン・ツォウメン、北京語:ファン・ツーミン、)
が2014年に麻薬で逮捕されてしまう。

ジャッキー・チェンの自伝「永遠の少年」ジャッキー・チェン (著), 朱墨 (著), 鄭重 (翻訳)
映画を超えた衝撃の人生!
世界中に衝撃を与えたジャッキー・チェン最新自伝の日本語版ついに刊行!
挫折と成功、命がけの撮影、切ないロマンス、
黒社会との関係、浮気と隠し子問題、息子の大麻事件、引退や生死について…
これまで語られてこなかった秘密のエピソードが満載。
世界的スーパースターの真の姿がここにある。
100枚の秘蔵写真も収録!
単行本(ソフトカバー): 656ページ
出版社: ダイヤモンド社 (2016/1/16)
言語: 日本語
ISBN-10: 4478068283
ISBN-13: 978-4478068281
★★★★
DVD







醒拳 龍騰虎躍 Fearless Hyena II 1983年

コメディ色が強いモンキーシリーズから
コメディ色を少し残しつつシリアス路線をメインにしたシリーズもの最後の作品
感無量といった感じです。よくでてくるお店の主人が兄弟だったというのは笑える
ちょっと出番すくないです。
「必殺鉄指拳」と並ぶ珍作。
「クレージーモンキー 笑拳」のNGカットの流用やダミー俳優による。ということでは
本来なら特典映像になったかもしれない未公開シーンと同等ともいえる。

ジャッキー・チェンが好きでもこの映画作品は編集物なので見ない人も多いようです。
知名度からすればテレビ放送がされない作品です。
☆☆☆☆
DVD






タイガー・プロジェクト/ドラゴンへの道 序章 廣東小老虎 The Cub Tiger From Kwang-Tung 1979年

酔拳より4年前の作品
出演:ジャッキー・チェン、ユン・ピョウの黄金コンビ
え?こんなのあったのとびっくりするくらいジャッキーの若いこと。自主製作映画のように見えるのだが。

映像も古いので注意。
☆☆☆
DVD
燃えよドラゴン 龍爭虎鬥 Enter the Dragon 1973年

ハリウッド進出作品。
ブルース・リーの魅力爆発。
島で行われた撮影では撮影が長引いたり各地の寄集めの荒くれもキャストにいたため、
リーに「お前本当に強いのか?」などと喧嘩を売った者がいたらしいが、
リーに完璧に打ちのめされたらしい。また灼熱の中順調に進まない撮影にイライラしており
演技中、リーに本気で?挑みかかった役者がリーをキレさせてアバラ折られたとか。
そのまんまがシーンにある。

ストーリーは少林寺の裏切り者を追い、武術大会の召集で潜入して
孤島をアジトにしてる麻薬グループと麻薬製造工場を殲滅する話です。
ラストは警察もヘリコプターで到着する手前がラストです。
「鉄の爪」と「鏡の部屋」は有名。
ただし侵入者を混乱させるために事前に用意した部屋という設定ではないと思いますが。
何人もの自分を見てしまったのは俳優でもブルース・リーだけでしょう。
「どのような状況でも冷静」なのが彼の肉体から作り出されたキャラクターのスタイルです。
ジャッキー・チェン(成龍)はブルース・リーの背後に回って髪を掴まれてしまい首を折られるシーンと、
ヌンチャクで叩かれ硫酸プールに落ちるシーンのようです。
棒で顔の左側を叩かれて画面から高速でアウトする瞬間も。
その後、リーは演技を続け監督のカットの声がかかってから駆けつけて「名前はと拳法は?」と尋ね。
「ジャッキーです。南派です。」と答えてリーに抱きつかれて演技で痛がったらしい。
動きが速くてジャッキー・チェンとは分かりません。
ユン・ピョウやサモ・ハンも出演してるようですが、動きが速くて分かりません。
サモ・ハンは冒頭の少林寺組み手のシーン。
ユン・ピョウは終盤の広場の大乱闘で横蹴りを浴びるシーン。

リーの動きが速くて他の作品でもスローモーションにしたり監督に動きを遅くしてと要求されたため大半がカットされていた。
現役の格闘家たちは対戦してもリーが勝つと言ってる。

娘さんのシャノン・リーも映画作品ではアクロバティックな格闘シーンが多いようですが
周辺のものを利用したりするのでカメラワークのサーカスになってしまい良いシーンが少ないです。

フィリピン武術のタバク・トヨク術(日本ではヌンチャク)、カリ短棒術、棒術。
ブルース・リーが学んだ詠春拳と韓氏意拳の間合いや行動が使われていたかは素人では分かりません。

ダイドーブレンド「ブルース・リー フィギュアコレクション」キャンペーン 2012年11月19日〜 全10種の1年後。

語れ!ブルース・リー 人生を変えた映画の真実
【永久保存版】 ブルース・リー没後 「燃えよドラゴン」公開 40周年 記念公式読本
/KKベストセラーズ ベストムックシリーズ28
平成25年2013年11月27日発行
書店では開いただけで置かれていた棚に戻してしまい買わなかった人を目の前で見ました。
ブルース・リー関係者ではないコメントも多いので開いたページで安っぽいと思ったのでしょうか。
ブルース・リーファンの有名人が語っただけの本と思いきや、
倉田保昭とロバート・リーが語ってる上に、プレミア写真のツボは抑えてるようです。
ロバート・リーによればブルース・リーは人種差別(レイシズム)が嫌いだったかもしれないと本誌で明言してます。
截拳道(ジークンドー)のテクニック12。実戦で使える護身術のようなもの。
ブルース・リーに憧れた諸君がブルース・リーのような肉体を目指すトレーニング方法など。
ブルース・リーの生涯と年表。
そっくりさん映画シリーズやグッズなどが掲載されてる。
サモ・ハンが語ってるのでジャッキー・チェンとユン・ピョウが語っていれば完璧だったかも?
ブルース・リーはヒット作を連発した数年後は気分がナーバスだったらしい。
それについては何かあったんだろうか?という憶測も無いようです。
暇さえあればブルース・リーにカンフーを教わる人達が多かったらしいが快く教えたらしい。

ジークンドー日本支部のホームページには、
鉄の爪の俳優とブルース・リーが仲良くツーショットで写ってる写真もある。

俳優、倉田保昭(和製ドラゴン)がヌンチャクを教えたという逸話があるらしい。
テレビ番組で出演した際に護身術を披露したときかと思います。
ブルース・リーに見せたのは沖縄剛柔空手の本物の硬いヌンチャク。
倉田保昭が二作目「小拳王」で使っていたもので、
ブルース・リーが「ドラゴン怒りの鉄拳」原題:精武門 Fist of Fury 1972年の撮影時に初対面した際。

原題:龍争虎門 Enter the Dragon 1973年

当時のワーナー・ブラザーズは「Han's Island」にするように要求。
ブルース・リーは「Enter the Dragon」を主張したという逸話がある。
「Han's Island」だと、悪党ハンの楽園、もしくは悪党の島という内容の直訳のような意味。
当時、映画タイトルのセンスまで攻防してた様子が伺えます。

武術の強さだけでなく礼儀を重んじる心が学ぶものの1つ。

「Don't Think, Feel.」「考えるな、感じろ」

ブルース・リーの長男は1994年「クロウ/飛翔伝説」 THE CROW」を演じたブランドン・リー。
1993年3月31日に他界してますが、
撮影中に拳銃で撃たれる役で実際に拳銃に弾が入っていて、
実際に射殺されて死亡したというとんでもない射殺事故で他界してます。
これ自体、何かの陰謀めいたものがありますが。
ブルース・リーが他界したのは1973年7月20日ですのでブルース・リーに対する嫌がらせではないようです。
ブルース。リーの親子が若くして他界。何かと災厄続きで不幸な・・・。どういうことなんでしょうね。
「クロウ/飛翔伝説」
結婚前のロックミュージシャンが復讐のためにカラスの力で不死身となった男が悪を裁く物語。
西洋ではカラスは魔術という設定が多いようです。
メイクのデザインは実際の歌手グループのキッス(KISS)に似てますがロックミュージシャンの設定のモデルでしょう。
彼らの命日も明記しておきます。

『ドラゴン危機一発』(1971年、原題:唐山大兄 THE BIG BOSS)
ドラゴン1作目はタイ国で兄弟を殺され麻薬ギャングに復讐して倒す話。
『ドラゴン怒りの鉄拳』(1972年、原題:精武門 FIST OF FURY)
この映画はタイトルは良いのですが、
日露戦争後に日本人スパイを倒す話で、戦争を背景に日本叩きに利用されるのは相性が悪いですが。
吉田師範を演じてるのは日本人の俳優ではありません。
鈴木寛を演じてるのは日本人の俳優が演じてます。
鈴木の用心棒を演じてるのは日本人の俳優が演じてます。
ティエン(日本人コック)を演じてるのは日本人の俳優ではありません。
中国映画によくある日本人の設定で演じてるのは実際は日本人じゃない事実に気を付けてください。
予算の無さかコミュニケーションの無さと同等になってしまうますし。
ジャッキー・チェンが出演してます。

日本のブルース・リーファンの有名人は俳優・竹中直人と俳優・沢村一樹。
俳優・沢村一樹さんは友人に愛用していたヌンチャクをプレゼントしたそうです。

香港映画のゴールデン・ハーベスト(嘉禾、嘉禾電影有限公司、Golden Harvest、GH)
アメリカ映画のワーナー・ブラザース・エンターテイメント・インク(Warner Bros. Entertainment, Inc.、略称 Warner Bros.)
の合作。

DVD











ドラゴンへの道 猛龍過江 The Way of the Dragon 1972年

チャック・ノリスが出演している。
[ドラゴン危機一発][ドラゴン怒りの鉄拳]と続き、
企画・監督・脚本・主演・武術指導・ひとり5役!主演第3作目。
ローマの中華ストラン乗っ取りを目論むヤクザに悩んでいる店の主人は弁護士を香港から呼ぼうとしたが、
なぜかやってきたのはタン・ロンという田舎者だった。このコジツケがスゴイ。コミカルな見所も多い。
リーの特有の動きを店の裏で自分自身確認するような仕草をしたりファン・サービス万点な所が多い。
やはりメインのローマ・コロッセオでの戦いが喧嘩屋ではない格闘家としてのスタイルを表現している。

日本人武術家・長谷平を演じてるのは日本人の俳優ではありません。
★★★
DVD











ブルース・リー/死亡遊戯 死亡遊戯 Game of Death 1978年

五重の塔で繰り広げられる有名なバトルシーン
リーのあの定番スーツ姿が観られる。死亡遊戯というタイトルはよくないと周りに言われてたらしい。
撮影がほぼ終るころリーは生涯を閉じ。五年後にこの作品が公開された。

タン・ロンとユン・ピョウとサモ・ハン・キンポーが出演してます。
★★★★
DVD








サイレントフルート The Silent Flute 1978年

その男コードは教典を求め1人の男ジタンを倒す旅に出る。
長き道程の試練に立ちはだかる者達。その終着に彼は何を見るのか?

カンフーアクションの中に無国籍の世界観がある。
獅子の如くジェフ・クーパーの演じる主人公。個性豊な人物達にも目が行く。
教典の守護をしているジタンをクリストファー・リーが演じる。
キャスト目録で初めて気付くが、デヴィッド・キャラダイン演じるのは4役。
笛が唸る武術シーンはリーの怪鳥音を彷彿させる。
猿の惑星を盛りこんだような感じもある。コーネリアス役のロディ・マクドウォールも出演。
ブルース・リーの企画・原案ということらしい。J・コバーンも関っている。
展開は次の選手を倒したら次の選手を倒すという流れのルールで教典がある場所にたどり着くものだが、
三蔵法師が教典を求めてシルクロードに旅立った経緯と類似してる。

デヴィッド・キャラダインも裸で首吊りという奇妙な死因で他界してます。
セックスプレイの一種と思われてますが、偽装の疑いもありえますし。
★★★
DVD






蛇拳 蛇形ヲ手 Snake in the Eagle's Shadow 1978年

「蛇形ヲ手」の3つめの漢字は画数2音読みチョウの漢字。
製作年:1976年スネーキーモンキー(なんでやねん)
キャストは78年の酔拳と同じ。名手役のユエン・シァオ・ティエンが技を教え弱い青年を鍛え上げる。
ドラマが主軸で後年のカンフー映画のようなメリハリな演出は薄い。
八宝菜くさい香りが漂ってきそうなほど色々な場面の基礎になっている原点が充満しているのがわかる。
★★
DVD







JACKIE CHAN Collection DVD-BOX 笑拳怪招 The Fearless Hyena 1979年
「クレージーモンキー/笑拳」
賭け事に首を突っ込んだ青年はひょんな事から腕を買われ貧乏道場の用心棒になる。
女装して道場破りを倒してしまう場面など全体的に面白い。
爺さんの同門である八本足の異名を持つ者に鍛えられ鉄の爪に復讐する。
シリーズ中、最も強敵と思う相手に精神面で柔軟かつ鋼の肉体を操る。
ラストはナゼか日本の「子連れ狼」の歌が流れる・・・。というお約束のお笑いで〆る。心技体ともに最強拳法。

このボックスは映像も古いので注意。発売当時のリマスターの仕上げが限界。
その後のリマスターは品質が向上すると思いますが基本的に映像の修正が必要だと思いますし。
リマスターされれば負担が少なくて見やすいはずですが、
CGで修正した映像になってしまうと、それ自体が改変ですし。
★★








剣・花・煙雨江南 To Kill with Intrigue 1977年
「ジャッキー・チェン/成龍拳」
史劇になっており、くそマジメすぎて退屈。
声がジャッキーではない気がするのは風貌のせいだろうか。日本でのTV放送でさえ記憶に無い。
大作として売り出したのだろうが受けが悪く成功してない上にカンフー映画として見られない面があるといえる。
怪談映画のような三味線や風鈴の音色がなんとも。妙な感じがする作品。一時的な史劇ブームのせいだろう。
あまりに主人公が凛々しい。
☆☆☆☆☆








一招半式闖江湖 Half A Loaf Of Kung-Fu! 1980年
「カンニング・モンキー/天中拳」
座頭市のマネ、他にもブルース・リーのヌンチャクのマネと色々ある。秘薬を狙う者達との攻防。
格闘の最中に散ばったテキストを読み敵を倒す。全体コメディ路線。
★?







蛇鶴八歩 Snake & Crane Arts Of Shaolin 1978年
「ジャッキー・チェン/蛇鶴八拳」
ややシリアス路線。蛇鶴八拳の書を餌に少林寺師範の仇を探す。







拳精 Spiritual Kung-Fu 1978年
「ジャッキー・チェンの拳精」
少林寺の紛失した五獣拳の書物の精に技を教えてもらう。コメディとシリアスのぶつかり合いがスゴイ。
どの技でトドメ?
★★








少林木人巷 Shaolin Wooden Men 1976年
「ジャッキー・チェン/少林寺木人拳」
物語が熱い。木人拳は別に技の名前ではなく使う技の名は別。
師匠が父の仇だったという異を突いてる物語。習う師匠は3人。

香港公開1976年。日本公開1981年。
この映画では喋れない若者が洞窟の牢に繋がれた男に食事を運ぶが、マンガ「北斗の拳」1983年1988年の、
喋れない少女リンが牢に入れられたケンシロウに食事を運ぶ設定に類似してる。
★★★








龍拳 Dragon Fist 1979年
「ジャッキー・チェン/龍拳」
この物語には師匠がいて技を伝承されるという筋書は無い。人情味を強く出した物語。
龍拳という技も別に無い。

シリーズを通してやはりジャッキーの古い作品は映像の質が気になる所でしょうね。このBOXは古いままですけど。
デジタルリマスターし直して発売もされ始めたのでそちらは要チェックです。
どの程度映像が良くなったか分からないし、同じタイトルに金をまた次ぎ込むのも何を今更という感じが頭の痛い所。








少林寺三十六房 少林三十六房 1978年香港
THE 36TH CHAMBER OF SHAOLIN

カンフー映画のユル・ブリンナーことリュー・チャーフィー(劉家輝)が
少林寺の若者のちの三徳和尚を演じる。
少林寺カンフー映画といえば彼が主人公の作品が一番という人も多いだろう。
TV版吹替えも収録。またこの映画の主題歌も懐かしい。
カンフー映画というのはその都度見た映画が一番と思うのが男の子の心情。
映像も元のフィルムからリマスターされているので見苦しくない。
キングレコードで少し価格が高めだがピクチャーディスクになっていてライナーノーツも付属。
新・少林寺三十六房も発売。リュー来日で作品を語るインタビュー映像有り。
主題歌は日本語音声の時にオープニングとラストに聞ける。

少林寺のカンフー時代劇といえば強い坊さん。
五感、主に肉体・精神を鍛錬する。見せ場の連続もテンポが良い。
実際には無い修行だがその姿に憧れて見惚れてしまうのは共通。
乗り越えねば飯もお預け。それはさすがに堪らない。
粥と菜っ葉だけでかなり長い事保ってるのが凄い・・・さすが少林寺(笑)
思案中に竹を折った事から三節棍を使い攻めと守りを兼ね備える。
下山して訓練の成果が発揮され人徳で慕ってくる者が集まる。
御仏も悪は罰する、阿弥陀仏。

ユル・ブリンナー、大葉健二、劉家輝。後2人は同じ特徴だけに競演してほしい気もする。
まぁタランティーノの気持ちは分かるがTV放送もされないようでは伝説にならないぞ。
とりあえずSB映画紹介はキングレコードムービーコムに詳細がある。

期間限定スペシャル・コレクターズ・エディションが発売。
音声5.1chサラウンド、日本語はモノラルのまま。解説有り。新しい映像・音声特典&封入特典。
サウンドトラックCD付き。

リーリンチェイ(ジェット・リー)出演の「少林寺」とは違います。

香港映画のショウ・ブラザーズ(邵氏兄弟有限公司)作品。
★★★★★









続・少林寺三十六房 少林塔棚大師 RETURN TO THE 36TH CHAMBER 1980年
通常版とスペシャル・コレクターズ・エディション版
スペシャル・コレクターズ・エディション版は
アウターケース付デジパック仕様。
(↑紙ケースとプラスチックケースのことでコスト高でプラスチックケースだけのほうが安価)
サントラCD(オリジナル紙ジャケットCD仕様)。
オリジナルB2ポスター(復刻版)封入。
日本公開時パンフレット&チラシ(復刻版)封入。

主演:リュー・チャーフィー(劉家輝)

日頃身なりを僧に偽り小銭を稼いでいたが染物工房で働く兄と仲間達が満州の者達と争いになる。
給料を下げられた仕返しのため少林寺へカンフーを習いに潜入するが足場を組んだだけで追出されてしまった。
全編コミカルタッチで前作と同時期の作。
リューが演じるのは定職につかず詐欺を働いてた若者。三徳和尚は別の俳優が演じている。
カンフーの手習の過程が面白いのが少林寺三十六房の良い所。
この作品でもリューが撮影秘話を気分良く語っている。
★★★







新・少林寺三十六房 霹靂十傑 DISCIPLES OF THE 36TH CHAMBER 1984年?1985年?
ショー・ブラザーズ映画

主演:リュー・チャーフィー(劉家輝)

今回は再びリューが三徳和尚を演じるが脇役。カンフー時代劇。
主人公の名前がフォン・サイヨという事で何か前作の敵の名前に似ている。
ストーリーが若干ややこしく集団バトルになっておりカンフー映画とは感じない。
セット内で敵を倒すので迫力は薄い。前作のようなリューのコメンタリーは無い。

宿命めいた筋書きも無く主人公はやたら軽くて明るい。
また一時は悪に組してしまうのも珍しい。勿論それは和尚に正されるが。
仮病を使って見破られ終劇するENDは好きです。
★★






帰ってきたドラゴン 神龍小虎闖江湖 CALL ME DRAGON (1974)
ブルース・リャン、倉田保昭

倉田氏が悪役として登場。
チベットの財宝を争奪するためゴールデン・ドラゴンとブラック・ジャガーが対決する。
ブルース・リー亡き後、シリアスでバイオレンスな映画やコメディなカンフー映画も出た。
この作品はコメディもシリアスもあるが、かなり異色な作品。
コメンタリー解説有り。

カンフーバトルと追いかけっこ。
宿命・筋トレ・時代背景が無いのでやや無国籍映画っぽい。
師匠と弟子関係の要素は若干ある。ほのぼのとして憎めない映画。
★★






ジャッキー・チェンの必殺鉄指拳 MASTER WITH CRACK FINGERS−刀手怪招 ビッグマスター (1974)

食堂で働くリュウが悪漢を倒す。

素材はアメリカ版。(Guang dong xiao lao hu)
北京語は後半の最終バトルがあるチャプター12で無音声。
「タイガー・プロジェクト/ドラゴンへの道 序章」
THE CUB TIGER FROM KWANG TUNG−廣東小老虎の再編集版。
当然ジャッキーも目が細く若い頃。他に「酔拳」のシーンが加えられている。
ネガの色が違うのですぐ分かる。いいトコをオマケ程度。
北京語版エンディングは「地獄の門」や「ゾンビ」のサウンドが(爆)
師匠役で有名なユエン・シャオティエン(袁小田)と、
コミカルな役が定番のディーン・セキ(石天)との格闘シーンが作品中一番長い。
ここではほうれん草を食べた訳でもないが再奮闘でポパイの音楽もあったりする。
師匠と麻雀大将で引っ張るのも無理があるが(汗)2人のマニア向けとしてヒマ潰しができる。
子供からいきなり成長しており顔を映さない替え玉を立てて目隠しの戦い。
最後では顔が見えずさすがにバレるので見ている方のテンションも冷め気味で満足感が得られない。
「醒拳」と並ぶ珍作。
☆☆☆☆
DVD






少林寺VS忍者 中華丈夫 Heroes OF The East (1978年)
出演:劉家輝、水野結花、倉田保昭、八名信夫

新婚生活もいつのまにやら武術の事で夫婦喧嘩。
タオは挑戦状を送りつけ弓子を呼び戻そうとするが・・・武芸の達人たちが集まってしまった。
1日1人と武芸の勝負が始まる。

剣道の刀vs剣
空手vs酔拳
両節棍(ヌンチャク)&拐(トンファー)vs三節棍
槍vs槍
釵(サイ)の二刀vs短刀の二刀
柔道vs拳法
忍術vs拳法

忍者の胸には誠のマーク。
マキビシ、吹き矢、手裏剣、身代わりの術、蟹形拳で横走り、水中移動&呼吸する筒で毒霧?
(ここまでくると反則に近い)
最後の勝負を終え、刀を受け取り友情の証と面目を立て大団円。ってなんやねんこれ。
嫁との問題はどうなったんだ(笑)

意外なポイント、八名信夫の生き物の様に動く槍捌きが豪快。
リュー・チャーフィーの頭に黒々とした髪があり青年のように映る。被り物です。
酔拳はこの作品でジャッキーの作品より早く使われている。
珍しくニュートレーラーがある。インタビュー有。
★★






少林寺秘棍房 五郎八卦棍 The Eight Diagram Pole Fighterv 1983年

主演:リュー・チャーフィー(劉家輝)

金沙灘の戦い。楊家7人の兄弟がタタールの奸臣により追い詰められる。
2人だけが生き延び、ンロンが清涼寺の僧になりに篭る。
下山した僧が楊家に向かいンロンが生きていることを告げるが帰りにタタールに討たれる。
妹パッムイが捕らわれた一報を受けたンロンは山を降り救いに向かうが体得した技でも多勢に無勢。
その時、狼牙房の皆が駆けつけてきた。

全体的にクンフー系統よりは武侠伝の時代劇。珍しいのは「大魔神」と同様の音楽が使われている。
槍術に秀でた武将のため修行が殆ど不要。説法で説く以外は修行過程を主軸として描かれる事は少ない。
歯を折るシーンは苛烈を極める。
どの程度かというと「北斗の拳」の悪役が倒される役のシーンを連続でやっているみたいで凄い。(珍品大好き映画秘宝系?)
★★









終劇
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