映画トリビア集−初歩
トリビア−初歩的な雑学の意味。または秘話などの意味。
泉に例えるところ知恵が湧くという意味合いにも取れるが、その分は余計である。
1985年頃は「アンクロサイペディア」という、各種雑学を付録のように扱った「うくちく集」だったが、
雑誌や雑誌の付録などではページ数が書かれてる下部の余白一行分のみの枠が「関連のうんちく」表記に利用されていた経緯がある。

サイレント映画(音声の無い映画)
モノクロ映画(白黒映画)
トーキー映画(talkie)は映像と音声が同期した映画のこと。当時はレコード盤が使用された。
「洋画劇場」は映画館の事では無く、テレビ番組のタイトルです。

キャッチコピー−映画の宣伝の文章で公開時のみ。
ホラー映画では怖さばかり宣伝の文章で扱われてるので、とても宣伝になってない場合もある。

『FBI WARNING』
昔からアメリカの映画作品や映像作品に使用されてる。
(FBI警告とも呼ばれる)は、アメリカの連邦捜査局による英文の警告文章です。
海外向けの効力はありません。
昔は主にアメリカ国のポルノ映画作品のビデオテープ用で表示がありましたが、古い映画作品だと一部のDVDでも使われてます。

原題は(original title)
原題はオリジナルのタイトルの意味。制作国のオリジナルのタイトルが優先。
DVDに書かれてるタイトルは公開時につけられたタイトルではなく、新しく改題されてるものもあります。
原題に関する日本での問題点は、英語、カタカナ、中国語の漢字でも一部のみである。それ以外の他国の文字が使えない。
国ごとに言語入力システムが異なるので他国の言語は入力できない。
表示させる方法はあるが、作業がかなり面倒である。
言語が異なる制作国が2つで合作の場合、同時公開の場合の表記はオリジナルタイトルが1つのみであるか2つであるかは詳細表記について不明である。
日本語タイトルの場合、海外の映画データベースサイトではローマ字読みのまま掲載表記されてる場合があるが、意味が不明であるためと蔑称になるのを防ぐため改善するのが普通である。
これは映画データベースサイトがあまり発展してなかった頃の惰性のためであるが。

スタッフ・出演者の名前などは一部のDVDパッケージの明記では間違えてる物もあります。
そのためインターネットで調べて明記すると便利です。

aka
他国のタイトル。またはオリジナルのタイトルではないという表記。

リメイク−(remake)新たに映画を作り直すことの意味。古くは「焼き増し」ともいう。

スピンオフ−元々の映画の主人公以外の準主役などのキャラクターを主人公にした映画。

下敷き−元の映画を参考にしたという意味。

メイキャップ−造型の意味。怪物の場合はクリーチャー造型と書かれてる場合もある。

メイキング−制作風景の意味。通常DVDでは収録特典として収録されてる場合がある。

パペット−人形の意味。

3Dアニメーション−CGで制作された本編やキャラクターを使用してる意味。
実写版では俳優とアニメのキャラクターが同時混在してる映画作品もあります。
全体の内容がアニメだけの場合はアニメ映画とも表記されてる場合があります。

3D
映画館で3D上映方式で観賞できる映画という意味。

アカデミー賞(Academy Awards)(Oscars)
アメリカの映画界で開催される最たる賞。

ラジー賞、ゴールデンラズベリー賞(Golden Raspberry Award)(Razzies)
アメリカの映画界で開催される良くない賞。

日本の場合はアメリカで開催される賞が取れません。よって「カンヌ映画祭」や「ベネツィア映画祭」が活用されてるわけです。

各国の゛映画祭」はマスコミ専用の注目なので書く必要はありませんね。

リマスター−収録されてる映像を修正し直したという意味。販売されてるメーカーが変わっても再度リマスターされてるとは限らない。

制作年は制作国オリジナルと公開年。公開年は各国によって異なる。
各国で公開年の1年のズレがあるので表記に惑わされないようにする。
海外の制作国の表記は区別のため書かれることが普通だが、
母国で制作された映画なら日本では制作国:日本という表記は省くことが多い。

オフィシャルサイト−公開される映画の専門サイトのことです。ファンサイトや個人サイトとは区別されてます。
VIDEOの表記はVIDEOで発売されたという意味。
VHS (ブイエイチエス、Video Home System:ビデオホームシステム)
ベータマックス (βマックス、Betamax)
S-VHS
などのビデオテープが記録媒体。

略称LD
レーザーディスク (Laser Disc)

略称DVD
(Digital Versatile Disc)

略称BD
Blu-ray Disc

略称HD DVD
High-Definition Digital Versatile Disc

略称UMD
ユニバーサル・メディア・ディスク(Universal Media Disc、UMD)
PlayStation Portable(PSP)専用のメディア。

映画などが収録されてるメディア、記録媒体のことです。
リージョンコードは各国で異なりますので海外で発売された物が再生できるとは限りません。

表記について。
TV
TVM−TV映画
VIDEO
で公開された作品ということです。

OVA−オリジナル・ビデオ・アニメーションの略称。「アニメ映画」とは表記が区別されてます。

映画または劇場版−同義語です。


未公開または(未)−映画館で公開されて無い作品ということです。

Vシネ−東映Vシネマの意味。劇場未公開のオリジナルビデオの類としての意味で個人がレビューに使う場合もあるので、その場合は正式の表記ではない。

映画レビュー−映画の感想文のことです。

ジャンルについて。

長編と短編
収録時間のことよりは内容のことを意味する場合が殆どです。

アクション
全般的には演技の意味だが、主に肉体を使う職業や激しい内容の映画。
「アクション時代劇」と「時代劇」は割合が異なります。

SF
サイエンス・フィクションの意味だが、映画のジャンルでは「架空」=「SF」としてしまうので本来の定義が異なる場合もある。
「科学力が発展した時代」「未知の生物」などの内容の映画は大雑把にこのジャンルです。
割合によってはジャンルに当て嵌まりません。
映画で「西暦何年」という設定でも内容は時代遅れの場合もあります。
映画「エイリアン」などはSFなのかホラーなのかアクションなのか割合が複雑です。

ドラマ
主に人間関係で描かれた映画。
「青春」は「恋愛」と幅が広いので結末も様々ですし。

ミュージカル映画
歌って踊る内容が収録された映画です。昔はジャンルの1つでしたが今では形骸化してるジャンルです。

アイドル映画
過去に流行した1980年代の映画ジャンルのことで主にアイドル歌手の出演だけで構成されてる。現在は無い。

ロマンス
ラブロマンスなどと混同されやすいが異なる。

コメディと喜劇
昔はアメリカは「コメディ」、日本は「喜劇」の表記でしたが、今ではどちらもコメディとの表記です。
大規模のハリウッド映画によるアメリカンジョークさえ各国が分からないのですから、楽しい内容という意味だけではありません。

西部劇
主にアメリカ西部開拓時代の内容の映画。拳銃を持ったガンマンのアクション対決などの内容が多い。
アクション映画とするかドラマ映画とするかは割合によります。

任侠
特定の職業の時代劇。

史劇
主に西洋の古い時代を舞台にした内容の映画。「歴史劇」の略称。「スペクタクル」は長編の史劇。

武侠
中国の古い時代を舞台にした内容の映画。

パニックまたはディザスター
天変地異の内容の映画。

ファンタジー
時代劇と現代劇の2種類がある。

ポルノ
主に「成人向け」や「アダルト」との表示がされてます。
裸での演技が主な作品だと法律との兼ね合いから区分上ではポルノ作品とされる。

各種の割合によってジャンルが異なる。

原作−映画の題材となった小説やコミックスを書いた作家の名前の表記です。公開時期と同時に小説やコミックスが発売されてることがあります。マンガの場合は原作者と作画の2人の場合が明記されてる場合があります。
監督−映画製作で全体の指揮を取る人の名前です。
脚本−映画で使われたセリフが書かれた台本を担当した人の名前です。映画製作の現場では居合わせてない場合もあります。
制作−映画制作会社や制作スタジオなどの人の名前が明記されてる場合があります。通常、映画製作会社名は書かれてません。大道具や小道具などを担当した人は明記されてないことがあります。代表者名の場合もあります。
製作総指揮−映画監督の補佐の名前。
造型−映画に登場した怪物などを制作した人の名前です。通常は制作スタジオ所属の場合があります。
音楽−映画で使われる音楽の作曲を担当した人の名前です。
主題歌−映画に使われた主題歌の作詞と作曲を担当した人の名前です。映画ではエンディングのみで使用されてる場合があります。アニメではオープニングとエンディングで使用されてる場合があります。
衣装−映画で使われた衣装を担当した人の名前です。有名なデザイナー以外は明記されてないことがあります。
照明−映画で照明を担当した人の名前です。通常は照明を使い映像の明るさまで録画されます。この部門が無いと全ての映画が暗い映像になってしまうほどです。
出演者−映画に出演した俳優の名前です。出演者が映画で演じた人物名が書かれてることがあります。
スーツアクター−架空の怪物などの着ぐるみを着ていた人の名前です。「スーパーヒーロー」などのジャンルは基本的にノンクレジットです。
ノンクレジット−映画の内容に書かれてない人達の名前です。
カメオ出演(Cameo appearance / Cameo role)短時間出演の意味。日本でいう「チョイ役」

映画で使用された「車種」、「拳銃」の種類などは明記されませんが「トリビア」の1つです。

各国のレイティング(映画視聴年齢区分)

日本 日本・映画倫理委員会
G PG12 R15+ R18+

韓国 韓国・映画物等級委員会
全体 12可 15可 青不

アメリカ合衆国 アメリカ合衆国・MPAA
G PG PG-13 R NC-17

カナダ カナダ・ケベック州以外の映画等級委員会
G PG 14A 18A R/A
州ごとの規定であるが、大きく分けてケベック州とそれ以外の州で異なるレーティングを使用している。PGは年齢制限なし。

カナダ カナダ・ケベック州
G 13+ 16+ 18+

メキシコ メキシコ・RTC
AA A B B15 C

ブラジル ブラジル・MJ/DEJUS
ER / L 10 12 14 16 18

イギリス イギリス・BBFC
U PG 12/12A 15 18
誰でもPGや12Aの映画を見ることができるが、それぞれ8歳以下または12歳以下の子供には適さないコンテンツが含まれていると親への注意が喚起されている。

ドイツ ドイツ・FSK
0 6 12 16 18

ポーランド ポーランド・KRRiT
BO 7 12 15 18/21
7は「公式の」レイティングとは考えられていない。

フィンランド フィンランド・VET/SFB
K-3 K-7 11+ 15+
18+ 3歳以下の子供はK-3から15+の作品は保護者同伴でないと見ることができない。

香港 香港・電影検査
I IIA IIB III
18歳以上のみカテゴリーIIIの映画を見ることが許されている.

中華民国 台湾・文化部
普遍級 (普)
保護級 (護)
輔導十二歳級 (輔十二)
輔導十五歳級 (輔十五)
限制級 (限)
保護級の作品は保護者または教師の同伴が必要。

オーストラリア オーストラリア・ACB
G PG M MA15+ R18+
MA15+とR18+のみ法律で制限されている。

ニュージーランド ニュージーランド・OFLC
G PG R13 (M)R15 (M)R16 (M)R18
全年齢でMの作品は見ることができるが、16歳以上により適したコンテンツであると親への注意が喚起されている。

3DCG映画開発の用語集

「モデリング」
3DCGの作業の用語の意味。

「ポリゴン」または「ワイヤーフレーム」
点と線画のグラフィック。アイテム全体などの輪郭のデザインまで。

「ボーン」
骨の素体のグラフィック。

「レンダリング」
作成したものを立体のように表示する意味。

「オブジェクト」
対象物の意味のグラフィック。

「テクスチャー」
表面や背景の2Dデザイングラフィックを3DCGの立体構造の数値上の構造に設置したりに貼り付けたもの。
元は四角形の画像である。

「スキン」
肌のグラフィックの意味。

「マッピング」
テクスチャーを貼り付ける作業の場合は「テクスチャーマッピング」
作業する際の用語である。

「モーションキャプチャ」
動的な動きを計測してグラフィックに表示する方法の用語。
人体の衣服の上にセンサーを取り付け人の動きを計測して表示することでも知られてる。

人が通る背景を変えるだけのテレビCMの映像などで多用されてるマッピングジェネティクスもあるが、この方法の用語は日本では浸透してない。
実際の役者が確認した風景ではない。

後で3DCGを付け加える境界を区別するため壁にカラーがついたビニールで色付けしたりする作業がある。

アニマティック (Animatic) とは、映画制作の初期段階(プリプロダクション)において、各シーンを検討のためにアニメーション映像にしたもの。
アニマティクス(Animatics)、プリビジュアライゼーション (Previsualization) などとも呼ばれる。


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