近い未来に起り得るような物語
メトロポリス
METROPOLIS (1926)
制作国:ドイツ
サイレント映画(音声の無い映画)
モノクロ映画(白黒映画)
監督:フリッツ・ラング
製作:エリッヒ・ポマー
脚本:テア・フォン・ハルボウ、フリッツ・ラング
撮影:カール・フロイント、ギュンター・リター
音楽:ゴットフリート・フッペルツ
出演:及び劇中の役柄
アルフレート・アーベル
ブリギッテ・ヘルム
グスタフ・フレーリッヒ
ルドルフ・クライン=ロッゲ
フリッツ・ラスプ
ジョー・フレーダーセン
マリア
フレーダー・フレーダーセン
ロートヴァング

一度だけ観たことがあるのですが、ドイツの映画会社が大金を投入して製作した当時としては奇抜な映画。
かなり古い作品でモノクロのサイレント(無声)映画ですが、カラーでなくても豪華な映像美が際立っています。
製作会社はこの映画のため資金を回収できず無くなり、今の時代にマニアックなほど人気がでました。
手塚治虫の原作で同名の作品がありますが、未来をテーマにしたこの作品の影響の話を昔TVで話していたような。
チャップリンの喜劇映画のようには楽しめないのでテーマ的に人によっては捉え方が難しいかも知れません。
*追記・評価はDVD化以前の記憶に残っていた印象のみのもの。


サイレント時代のSF映画の原点。

アンドロイドは『スター・ウォーズ』のC3POのモデル。
女性型と男性型の対比として映画史に存在する構図は今では面白い結果といえる。

巨額の製作費でドイツの名門ウーファー社が倒産。
多数の作品を制作してその中でも資金が掛かっている作品なので元を辿れば起因していると見られてしまう。
財政難になり東と西に分断され残存するスタジオが社名を変更した後の1990年頃の事である。
第一次の大戦が終わり、この作品が作られ公開された後は第二次の大戦が始まる。
昔の裏話は以前から知られているので珍しくも無いが作品に歴史有り。

大戦のためフィルムは散らばりオリジナルの完全版は幻と言われる。
1984年には作曲家のジョルジオ・モロダーがフィルムを集め着色処理をされ公開される。
この時に付属した音楽は似つかわしくないためかラジー賞。
リバイバルで注目を集めるにはSFブームに乗るか斬新な物が必要だったのだろう。
赤字になるだろうし協力を仰げるだけ運が良い。意図としては後でフィルムを集める事に繋がる。
この頃モロダーは80年代の映画界で作曲を数多くしていたので、
コレクターとの繋がりでもあれば中心の槍玉に挙げる事も可能だが当時何を意図していたか知る由も無い。

リリース時期や各国の違いによりランタイムは異なる。
日本に輸入されたのはチャニング・ポロック氏が改修短縮した米国版。
最長がドイツで公開されたプレミア・カット版で210分。

DVDの淀川長春監修 世界クラシック名画100撰集 3「メトロポリス」は83分。
淀川氏がこの作品についてどう解説していたか気になっていたが廃盤になり入手しそびれた。
DVDのクリティカル・エディション版「メトロポリス」は118分。
ミュンヘン映画博物館が中心となり、世界中のフィルムアーカイヴが協力した復元版。
メトロポリスに関するドキュメンタリー44分/修復に関する証言9分/フォトギャラリー/Gottfried Huppertzによる伴奏音楽
解説書付属。

■フリッツ・ラング コレクション/クリティカル・エディション メトロポリス
久しぶりに見て記憶が蘇った感じ。
物語に入り込めず理解できて無いと退屈度は3に上昇するだろうが2回見れば大まかな全容ではなく詳細が分かるはず。
やや伴奏の御蔭で退屈度が軽減された感じ。
トーンは一定しているので好みにより場面の印象に似合わない箇所もあるかもしれない。
昔の映像はボケボケしていたが本作ではクリアで濃度のムラがない感じがする。
煙部分のトリミングはされていないのかゴワゴワしている。
音楽はパート別に前奏、間奏、そして後半佳境の盛り上がり。

労働者たちは首を項垂れてエレベーターで地下へ降りてくる構図、
そして何不自由の無い未来都市の楽園が広がっているがこの都市の支配者に関係する身分が良い者たちだけ。
さらに地下奥深くの労働区画、そこへ都市の支配者の息子が迷い込んでくる。
機械室の心臓部にて原始的な描写場面になり”MOLOCH!”という言葉が放たれる。
地底人のモーロックやトゲトカゲではない。
怪物の口の中へ縛られた人間が放り込まれていく野蛮な光景に感じたのだろう。
兄弟とはいえ住む場所も違い、彼らが反逆したらこの光の都市はどうなるのか。
監視体制を敷く非道の父親と息子の理由なき反抗との対決、
また光を生み出した者と闇で覆う者の因果応報ともいえる対決でもある。
ローマ時代のキリスト教徒が逃れたカタコンベで信奉されるマリアはバベルの塔の話をする。
かつての恋敵同士が労働者の拠所である現場を目撃しヘルではなくマリアの顔に変え崩壊を画策する。
一方、主人公は労働者に紛れ込み解放を画策する。
労働統制の最中、発明家の手によって人知を超えた1人の初初しい女神が舞い降りるわけだ。
しかしそれはマッドドクターが作り上げたマリアの顔に似せた命令に忠実な人造人間に他ならない。
輪の中で変身するシーンが印象深い。
啓示なのか幻想の最中なのか、影無き男、死神が近づいてくる。
Yoshiwaraでひたすら羞恥心も無く踊り狂い上流階級の男達の目を惹いたり、労働者には扇動をする。
ここでの表情やしぐさは別人として誇張されている。
1人の男が目を覚ますように促すが群衆は逆上し混乱を極め子供たちを帰せとマリアや支配者に詰め寄る。
それは民衆が暴徒と化し魔女狩りに走るのである。
地下未来都市はバベルの塔のように崩壊するのかまではここで語るに及ばない。

奇怪なポイントは強者と弱者。
これの報告を持ってきたのがなぜこいつなのかと咎める辺りの威圧感。
解雇されたら労働者に堕ちるのである。1人は絶望の淵、拳銃で自殺を図ろうとするが主人公が助ける。
アンドロイドが誘惑したり多くの者に身を捧げ機械の燃料になれと演説するように誑かすのも悪魔の囁きに他ならない。
都市、支配者、父親、上流階級vs労働者、女性、息子、子供という構図はまさにその時代の息吹といえる。
円満解決ではなく普通の革命だったら注視されてフィルムは跡形も無かっただろう。

他、多種多様な映像感覚−SFXの原点。
建物を空中道路で繋いだ未来都市は豪華絢爛。その他、シーンに合わせた彫刻などが好まれている。
合成や多くの眼が画面一杯になっていったりする技法も見られる。

SFという基盤で片付けられるものではなくスペクタクルやサスペンスやパニックの描写が含まれる。
「頭脳と手の媒介者は心でなければならない」とする円満解決のラストは数多くの映画作品にも通じている。
蛇足だがリメイクが可能ならアンドロイドがマドンナ版のを見てみたい気がするが無理だろう。

巨大な機械工場の歯車を管理する労働者達。しかし、それは巨大な機械が人類を支配してる構図だった。
☆☆☆
DVD












DVD








猿の惑星
PLANET OF THE APES (1968)
原作:ピエール・ブール
出演:チャールトン・ヘストン (ジョージ・テイラー)、キム・ハンター (ジーラ)
ロディ・マクドウォール (コーネリアス)、リンダ・ハリソン (ノヴァ)、モーリス・エヴァンス (ザイアス)、ジェームズ・ホイットモア(議長)

日本軍を猿に例えてアメリカの危機を再現してるとも言われてる映画だが。
「猿の惑星」では昔に人類が作った機械が予言者。
TVSF「ミステリー・ゾーン」 TWILIGHT ZONE (1959)ロッド・サーリング作によくある設定。
コーネリアスなどが主人公。人の言葉を使う。法まである。
都市が破壊されたニューヨークの近未来。立場が逆転し人類は猿の奴隷になっていた。
倒れた自由の女神海岸で無残な姿。人間側の主人公ジョージ・テイラーは絶句する。
続編ではさら発展した近未来社会になっていて人類が立場を取り戻すようなチャンスは一切無い。
人類というミュータントを引き連れてるので猿にとって人類はペットという立場。
続・猿の惑星(1970)は荒廃したニューヨーク。
新・猿の惑星(1971)はタイムトラベル。
猿の惑星・征服(1972)は近未来社会。

BENEATH THE PLANET OF THE APES
続・猿の惑星(1970) シリーズ第2作
ESCAPE FROM THE PLANET OF THE APES
新・猿の惑星(1971) シリーズ第3作
CONQUEST OF THE PLANET OF THE APES
猿の惑星・征服(1972) シリーズ第4作
BATTLE FOR THE PLANET OF THE APES
最後の猿の惑星(1973) シリーズ第5作
PLANET OF THE APES
PLANET OF THE APES 猿の惑星(2001) リメイク
PLANET OF THE APES
猿の惑星(1974) TVシリーズ
RISE OF THE PLANET OF THE APES
猿の惑星:創世記(ジェネシス)(2011) 第1作
DAWN OF THE PLANET OF THE APES
猿の惑星:新世紀(ライジング)(2014) 第2作
★★★★
DVD










ブレードランナー
BLADE RUNNER (1982)
監督:リドリー・スコット
製作:マイケル・ディーリー
製作総指揮:ハンプトン・ファンチャー、ブライアン・ケリー
原作:フィリップ・K・ディック 『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』
出演:ハリソン・フォード、ルトガー・ハウアー、
ショーン・ヤング、エドワード・ジェームズ・オルモス、ダリル・ハンナ、ブライオン・ジェームズ、ジョアンナ・キャシディ、
M・エメット・ウォルシュ、ウィリアム・サンダーソン、ジョー・ターケル、ジェームズ・ホン、モーガン・ポール

近未来社会レプリカントが暗躍する。

繁華街の飲食店ではデタラメに漢字を組み合わせた奇妙な看板の文字が書かれてる。
★★?
DVD









ターミネーター
THE TERMINATOR (1984)

アルティメット・エディション版DTS対応
突如現れる暗殺サイボーグとそれを追ってきた男カイル・リース。
未来のレジスタンスリーダーのジョンの母親抹殺のために送りこまれた機械。
未来の戦いを見ると機械戦車のレーザー砲で一瞬に吹飛ぶ兵士がいるがかなり恐ろしい。
サラ・コナー役リンダ・ハミルトンのウェイトレス姿は「ん〜」無理があると毎回思う(笑)
眉毛の無くなったターミネーターシュワちゃんも何気に迫力がある。
(ツヤから判断してテープで隠してるのだろうか?違和感)
TV放送ではもう耐えられないテープ画質もDVDで透明度も出てしっかりしたものになった。
相変らず続編ではこの1で破壊されたタイムスリップ装置がなかったかのように未来から来る。
そこらの憶測は楽観視しないとただの評論になり物語は成立しないのでどうでもいいだろう。
ジェームズ・キャメロンといえばマイケル・ビーンとランス・ヘンリクセン。エイリアン2でも御馴染。
ランスが本作品の悪役候補だったのも彼の魅力独特のものだろう。
ネタバレだがターミネーターを演じたのはシュワちゃんだけでは無い。
サラの夢に出てきたレジスタンスの隠れ家に侵入したアレ。
カイルが体験したそのままを夢で見たといったほうが良いだろう。サラの感情の起因の1つに過ぎず誰かも分らない。
奇妙だがベッドシーンや恋愛感も滲ませているのが生クサイので敬遠されがち。
骨組のターミネーターのレイハリーハウゼンばりの動きが怖い。
セガの1987年の「ファンタシースター」のラストボスの顔にも使われたような・・・
ともあれサラはテープに吹込み愛犬を連れてジープで暗雲立ち込める向うへ走去る。
嵐に立向ったサラだったが2でシルバーマンのいる収容所に監禁されていたことになるとは。
本編ディスク1の隠し特典には吹替・字幕は無い。2は字幕がある。
特典ディスクは(GXBA-15917)と同様
静止画約350で一覧形式ではないのがダルイ。シュワちゃんが対談しているドキュメンタリーが最も見易い。

「日曜洋画劇場」では淀川長治 氏がこの映画が日本で公開される前に評論家が呼ばれたが8人しか集まらなかったと解説。
★★★
DVD








ターミネーター2
TERMINATOR 2: JUDGMENT DAY (1991)

3人が合流してパトカーで逃亡、T−1000がカギ爪で車にしがみつくシーンがある。
ジョン・コナーが外れたカギ爪を取って投げ捨てる。T−1000は触ったものに変身して
殺す特徴がある。これはのちに鉄鋼工場入り口で液体窒素を被って凍り、シュワちゃんに粉々に
されてからどうも一部機能が故障したようである。現にパイプを掴んだ時と歩いてる時に
同化変身してしまっている。サラ・コナーに変身してサラを殺さずジョンを呼び出すのは変。
後ろからサラがT−1000を撃つ(なにやってんのT−1000)(謎)
さて、工場のプレス機のギアにまたしてもシュワちゃんの腕が残りましたね。チップは無くなっても
腕は未知の金属です。鉄鋼工場が分析か?T3は女ターミネーターという噂ですが・・・。
続編でも段々とラストに近くなるにつれて人が少なくなってくのは変わらないかも(笑)

アビス The Abyss (1989)
でILMのCG技法で液体の表現が可能になった後、
映画「ターミネーター2」 Terminator 2: Judgment Day (1991)で、
警官に化けたT-1000の液体金属の表現がされてる。
★★★?
DVD








ターミネーター3
TERMINATOR 3: RISE OF THE MACHINES (2003)

ターミネーター3 プレミアム・エディション
対ターミネーター抹殺用T−Xが姿を現し再びジョン・コナー抹殺を始める。審判の日がついに訪れた。
レジスタンス全ての抹殺も兼ねてT−Xは更にケイトの命をも狙う。
未来のケイトから送りこまれたターミネーターは彼らを生かすため行動を開始するノンストップアクション。

ごっつシュワちゃんの肉体衰えず、
まぁユーモアが数カ所にあることや、破壊的カーチェイスもこれ以上はないほど極めている。
ジョン・コナー役のニック・スタールはエドワード・ファーロングの面影はあるかなぁと思いますが、
最初見たときは猿顔でなんだよこのヘボイ感じは!と何やらムカツクものがありました。
声も震えたような泣声だし・・・。
コナー司令官は過去出てきた顔に傷のある軍人みたいな人と思ってたけど違うみたい。
映像テクの凄いこと。違和感がないように作られてます。本編110分ですが、やたら短く感じます。
ちなみにT−Xは安室奈美恵ではありません(笑)クリスタナ・ローケンですが、
好みです(///∇///)家庭用T−X発売しないかなぁ。アレ?乳タレてるぞ(ぉぃ)
アフリカ系の雰囲気がありますが、はてさて?
それはさておき、こんな終り方でいいのかよ!と続き見せろと沸沸と怒りに思う。
3の物語で1.2との辻褄が合うように出来ており審判の日を回避できずループしてしまった。
シュワちゃんがカルフォルニア州知事の立候補当時から続編はシュワちゃん無しでも可能とか話が。
バッタもの等で質が下がりそうでシュワちゃん無しは止めてほしい気持がありますが。
T−Xの格闘を見てもパワフルには到底思えないでしょ。適確な役者に困りますね。
シュワイズムならではの無骨なパワフル感が出てるわけだし。
ともあれ”VILLAGE PEOPLE”のMACHO MANを選曲した所がナウイ(旧爆)全編のBGMは気だるいですね。
同じものを使いまわしてるばかりでUS予告編に使われてたようなものもないし。
ゲームは映画に比べたらその質、勘弁してください(汁)ちなみに映画の退屈度は0。
1.2を見てないと何が何だが3だけでは話が分りません。しかるに満点にならず。
人によっては3より2が好きでしょうけど
2のエドワード・ファーロングの子供キャラに飽きてしまうので3のシンプルさに評価を上げました。
「時は来た、お前を抹殺する」
小ネタ・ディスク2にはT−800型のモデルとなる人物のシーンが(笑)
★★★?
DVD







ターミネーター4
(Terminator Salvation)2009年

囚人が何かの契約書にサインした後、脳と心臓だけがターミネーターの男にされていた。
ターミネーター軍団が戦争を仕掛けていた時代。
軍の本部は所在が発覚しターミネーターの平気で撃沈される。
ジョン・コナーがレジスタンスとなって無線で呼びかけていた。
人類はターミネーターに射殺されるか捕獲されて殺される運命にあった。
人間の信頼を得て侵入する侵入型ターミネーターだったがスカイネットに侵入して破壊する。
ジョン・コナーは負傷し心臓が移植される。

飛行型や歩行型メカやT-600やウナギ型の川で泳ぐタイプやバイク型など多彩。

「もう1度チャンスがある」
★★★★
DVD








ターミネーター: 新起動/ジェニシス
(Terminator Genisys)2015年

あらゆるコンピューターを制御する「ジェネシス」というアプリが民間に広まった。
ジョン・コナーたちがスカイネットのある基地に乗り込みタイムトラベル装置を発見する。
しかし先にT-800型のターミネーターが転送されていた。
隊員が転送装置に送り込まれるが転送の最中にジョン・コナーが侵入型ターミネーターに捕らわれる。
サラ・コナーの元にも何者かが送り込んだターミネーターが守護者の活動をしていた。
ジョン・コナーはターミネーターにされていた。

1980年代のシュワルツネッガーをCGで再現した映像。
イ・ビョンホンの警察官のT-1000型ターミネーターも登場してるので2作品目と違う。
救世主ジョン・コナーが敵側のターミネーターにされたら人類の未来はどうなる?というパラドックスに挑戦してる。
記憶の分岐点などの論理描写を用いてる。
2作品目のお約束のセリフもある。

オブライエン:J・Kシモンズ(J K Simmons、本名:Jonathan Kimble Simmons、)の役に俳優の立川三貴が声優として起用されてる。
『スパイダーマン』(Spider-Man)シリーズのJ・ジョナ・ジェイムソン新聞編集長役を演じてるJ・Kシモンズでもお馴染み。
こういうのは俳優のファンしか知らないだろうな。

「古いが、ポンコツではない」

ジョン・コナーがレジスタンスたちに演説するのは下記の映画からの流用。
「インデペンデンス・デイ」
INDEPENDENCE DAY (1996)
ID4
★★★★
DVD








バトルランナー
THE RUNNING MAN (1987)
監督:ポール・マイケル・グレイザー
原作:リチャード・バックマン (スティーヴン・キング)
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー

2017年の社会。
囚人をテレビ番組「ランニングマン」に参加させるが・・・。

まるで設定は古代ローマのコロッセオ。

DVD







地球最後の男 オメガマン
THE OMEGA MAN (1971)
出演:チャールトン・ヘストン

細菌兵器による戦争で人類は殆ど死滅した。
ワクチンの開発をしていた科学者ネビルは辛うじて助かった。
狂信者と化したマサイアス達は文明を嫌い同じ症状の者達を集め徒党を組みネビルと争っていた。

リチャードマシスン『地球最期の男』の映画化。
まったく人気が無いように見えてたのがよい他はとりたてて語るものはない。
自衛をしてた割には主人公の間抜ぶりが災いしマサイアスに一本取られてしまった。
クソ野郎に一発かます意気込みさえ感じなかった。
予想がつくのはまともな人間が1人だけなのかという点。やはり手持のカード。
☆☆
DVD






ソイレント・グリーン
SOYLENT GREEN (1973)
出演:チャールトン・ヘストン

2022年食糧危機打開のためソイレント・グリーンという加工食品が作られた。
裏では政府の陰謀が渦巻く。ソーンは殺人事件を追う中、その渦に入りこむこととなる。

これまた予想がつく。怪しげな食品は材料なくして作ることはできない。
人間が犠牲になるのは数が減り餌になるしかない。
要点から横道に長いのが随分退屈してしまう。
設定自体は「ミステリーゾーン」で宇宙人のUFOで観光と思ったら食料にされてしまうというのを思い出す。
☆☆
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ピラミッド
原作ブラム・ストーカー1980年 イギリス/アメリカ
出演:チャールトン・ヘストン
ツタンカーメン以来の無名の者が眠る墓。碑紋には近づくものは呪われ邪悪を蘇らせるとあった。
考古学者コーベックは助手ジェインと発掘の末、王妃カーラを見つける。
仕事に熱心なあまり妻に愛想をつかれ出ていかれてしまった。再婚した後に娘と会うも異常なことが起りつつあった。
甦ったカーラは全ての者に死を与える。

作品全体としてはA・クリスティ原作映画のような映像雰囲気を感じる。光がボヤけてる。
後半になるとアメーン・・違った『オーメン』みたいにガラスの破片がサクっというシーンもある。もう心霊映画だ。
ヒゲを蓄えたC・ヘストンの学者顔がよい仕上り。ミステリーホラー
『ベン・ハー』から数えて20年は経過している。上記2作品は70年代初頭だが、
彼の顔のツヤを見るに脂性?なのではという(或は何かで汗を見せてる)疑問が・・・。
シャツ一枚で暑い季節を感じるのは彼の映画ならでは(すぐ上半身裸になるし)
★★
DVD








未来惑星ザルドス
ZARDOZ (1974)
出演:ショーン・コネリー

戦争で人類の社会は荒廃し、新しい理想郷を求めていた。
ゼッドはザルドスという人面岩に隠れ辿り着いた先で秘密を知ることとなる。
そしてボルテクスに侵入したせいでエターナルス達は変ることになる。

ボルテクス、エターナルス、ザルドスという名称も印象に残る。
この神はライフル普及協会か?(笑)墓穴掘ってるし。マクベス調のジョーク。
不死。そして不老のコントロール。哲学的で象徴的かつ印象的。原始的ながらも『マトリックス』同様のものを感じる。
1人の科学者の老人が作り出した世界。全て1人の男がこうなるように仕組んだ。
世界が変わり始めエターナルス達は不老不死では無くなる。
長く生き過ぎて退屈になった者達は殺してくれと懇願。ゼッドは妻を持ち子に恵まれ、人としての一生を終える。
インテリジェンスや衣装は「2300年未来への旅」と似ている。
★★
DVD







ゴッド・ディーバ
IMMORTEL AD VITAM (2004)
原作: エンキ・ビラル 『不死者のカーニバル』『罠の女』(河出書房新社刊)
リミテッド・エディション
全編CGアニメ。CGの舞台にリアルを置いたような映画。
エイリアンが入り乱れる2095年文明が発達した惑星。
ピラミッドが浮遊しエジプト神ホルスのような姿の者が現われ体に憑依して行動する。
押井守 監督のアヴァロン〜Avalon〜という映画の雰囲気に感覚は近い。
CGもゴッチャにして入れているためアニマトリクス風。
ストーリーの結論はエジプトの1神が新人類をレイプして流罪になったという・・・ブラックユーモアにも。
いかにもフランス的な感じが抜けてないインテリっぽい美徳センス。
主人公がこの先どうなるのかという側面から最後まで退屈しのぎで見れる。
リアルさに欠けるため映画人向けではないかもしれない。
★★★
DVD








マトリックス
THE MATRIX (1999)
THE MATRIX RELOADED (2003)
THE MATRIX REVOLUTIONS (2003)
アルティメット・コレクション
出演:キアヌ・リーヴス、ローレンス・フィッシュバーン、キャリー=アン・モス、ヒューゴ・ウィーヴィング、
ジェイダ・ピンケット=スミス、ランベール・ウィルソン、モニカ・ベルッチ

1作目はソフトメーカーの会社員アンダーソン。別の顔はハッカーだが
現実に連れ戻される。エージェントとの戦いの中で覚醒するネオ。
2作目はリローデッド
3作目はレボリューションズ
事の真実とエージエントスミスとの決着。雨が印象的。
三部作とアニマトリックス他
今では特典内容は特に興味も無いので本編そのものが映画好きに妙味ある。
ストーリーは奇抜な妄想に過ぎないため2.3作目での明らかにされる真実が好みではない。
モーフィアスが良いキャラ。トリニティは1作目のキャライメージの個性が強い。
色々な映像は面白い。あまり語ることも無い。

予言者は救世主の出現を暗示してるだけで予言らしいことは何1つ言ってない。
つまり仮想世界の救世主ならば映画「ドラえもん」であるし。
ネオは主人公で際立ったが、トリニティやモーフィアスの人気もある。
ヒューゴ・ウィーヴィングが演じるエージェント・スミスの分身は安直だが分身に考えを伝達させる能力がある設定。
怪演とはこういうものをいうのだろう。
仮想世界においてだけ発揮する超能力というものだから壁に激突しても怪我1つしない。
仮想世界でダメージを受けると生身が怪我をするという設定は映画「エルム街の悪夢」の設定からの流用だろう。
映画らしくない立ち回りでもある。
センチネルとの戦いは機動戦士ガンダムでいえばモビルスーツ初期のモビルワーカーつまり作業用のメカだが、
映画「エイリアン2」でエイリアンを撃退した作業用メカとまったく構造が同等。
意外に他の映画からの流用の要素が多い映画でもある。
★★★★
DVD











バーバレラ
(1967)
BARBARELLA
BARBARELLA: QUENN OF THE GALAXY
イタリア−フランス(1967)
監督:ロジェ・ヴァディム 「血とバラ」「世にも怪奇な物語」
主役:ジェーン・フォンダ

フランスのジャン・クロード・フォレスト原作コミック
女宇宙士バーバレラは宇宙破壊光線の装置を作ったデュラン・デュランを探しだす使命をおび、リテオン惑星に向った。
しかーし何がなにやら災難続きで私どうなっちゃうの?。

おフランステイストのオープニングソングも懐かしいですねー(笑)その間に宇宙服脱いですっぽんぽんです。
ミシェル・マーニュはミア・ニグレン主演の新生タイプの「エマニュエル」(1984年度版)でも音楽担当。
元祖ムキムキマンのモデル?
天使パイガー役ジョン・フィリップ・ローは後にR・ハウゼンの「シンドバッド 黄金の航海」のシンドバッド役。
SFファンタジーのムチャクチャにヘンテコな世界観で完成度はアメリカ映画そのもの。
SFにおけるサイケデリックかな。いや深く考えるとチープに見えて混乱する。
脱ぐと私凄いのよ
★★
DVD










サイレント・ランニング
SILENT RUNNING (1972)

巨大な宇宙船ヴァレー・フォージ号のドームの中で植物を栽培する学者フリーマン・ローウェル。
せっかくの研究の成果を残して帰りたくない彼は仲間を殺害しドームを切り離した。
宇宙空間を漂うドームの中ではアンドロイドが植物に水を与えている。

SFというジャンルで緩やかなムード。この作品を見て後味で何を感じ取るかは千差万別。
彼が地球に戻りその技術で後世に残る偉業を成し遂げたかもしれない。
あるいは研究そのものが不要になった理由があったかもしれない。
ただそれとは関係なく、どこかで黙々とアンドロイドは植物を育てている虚しさが哀愁を漂わせている。
1つの世界が宇宙空間にある。それは人類にとって重要な意味を成す大事な物に違いない。
この作品を見ることで感受性が秘められた扉の鍵が外れるため物を大事にするようになる要素が含まれる。
あるいは心が養われる。
SF映画というのは名シーンというのがほとんど記憶に残らないですがこの作品のラストは別です。
★★★
DVD






トータル・リコール
TOTAL RECALL (1990)
監督:ポール・ヴァーホーヴェン
原作:P・K・ディック「ブレード・ランナー」
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、シャロン・ストーン、マイケル・アイアンサイド

ダグラス・クエイドはローリーと平和な夫婦生活をしていた。
次第に火星に興味を持つようになり”リコール”で体験旅行をするがそれ以降狙われるようになる。
仕事仲間にも襲われローリーは偽物の妻と分かりコーヘイゲンの一味であるリクターが執拗に追って来る。
仲間だったという男から連絡が入りメリーナに会う事になる。

◆有得ないこの1シーン
アーノルド・シュワルツェネッガーとシャロン・ストーンのイチャイチャ。(筋肉デカすぎで不釣合いのカップル)
大型スクリーンTVのニュース映像で殺戮シーン展開。(おいおい)
採掘現場で働く主人公。(筋肉を見てくれといわんばかりだ・笑)
鼻から飴玉のように大きい発信機。(痛いって)
変装ヘッドマスクさらには爆発。(搭乗する前にバレますがな・・・たしかこれ名前があったはず)
ミュータント(慣れてない内はこの作品イコールこれがキモイと感じるはず)
シャロン・ストーン眉間に一発でバッタリ。(柔軟な女優魂が光るなぁ)
パイプも頭部貫通する過激なバイオレンス(ダン・オバノンの脚本影響臭いなぁ)
火星の外に放り出されて目玉も飛び出るカニ。(夢に出そうだ)
冒険物映画のようなヒーローとヒロインのキスシーンのラスト(意外)
あれだけ説明して汗タラリ流したイカサマ野郎にズドンと一発やらベニーの正体・裏切り等色々意表を突くものが多い。
正体が知れたベニーは掘削機で突撃するがドリルで始末される。
後にこのシーンはゲームソフト「バイオハザード 6」で流用されてるが、
掘削機に乗った主人公側がモンスターに突撃するというものであった。

次々と明るみになる真実。どっちが夢なのか現実なのか。
エイリアンが残した遺跡のリアクターを作動させ空気を作り出す。
高機能の大型スクリーンTVやホログラム等はほしいと思った人もいるだろう。近未来生活を夢見る癒しの部分と感じる。
今ではプラズマTVがこれにほぼ近い型になった印象がある。
リマスターは色彩もクリアになり薄汚れたフィルムを張ったような感じはない。
見慣れているのは字幕。吹替は要点に触れているので最初にはオススメできない。
ネタバレ解説もあるので3度は確実に楽しめる。
今では見慣れているせいか方々での評価はレビュー人数も多く低い。
飽きられた筋肉と知事という見解で色々と錯綜しているものもあるだろうから点数は参考にはならない。
このジャンルの作品全体からして1個人として見ている間に楽しめる度数は高い。
「ターミネーター」のように凝縮した物語は評価の付加価値が高く好きなものほど厳しくなりやすい。
作品の優劣を競う順位評価ではないのでこうなっている。
スペシャル・エディションは安価も出たがもう手に入らない場合はメイキングを別に見る必要が無ければ通常版のほうが格段に安い。
シュワちゃんいわく製作の裏側はあまり見てほしくないんだと他の作品で語っているくらいだ。

ラストは現実かリコール社の装置による夢の中かは定かではない完結となってる。
★★★★
DVD










2001年宇宙の旅
2001: A SPACE ODYSSEY (1968)

宇宙遊泳を感じるトリップムービー。
漆黒の石版モノリスから得るのは生命の起源と英知か。
老いと誕生の先には地球という星がある。

70年代ファッションモードのインテリアはどの時代でも最先端という感じに中々サイケ。
エレベーターガールや受付嬢の金髪ショトヘアーのカールに帽子。
宇宙食、作業ポッド、ミニチュアや室内のセット。
角度や奥行き、スローな映像が感覚を醸し出す。

人間が作ったものだから9000のハルにもミスが出る欠陥がある。
ミスが起きたが使命の為に完璧を装い自分のミスにしない。人間がミスをするという前振りがヒントになっている。
自己防衛のために生存者を排除する。
そう、猿が暴力を覚えたようにコンピューターも暴力に走ったのだ。それは生存のため。
情報を聞き出そうとするスミスロフは博士は何者なのか。(お噂はかねがね)
女性博士達の中で1人胡散臭さが漂っている。他国のスパイなら思わずニヤリだろう。彼の一挙手一投足を観察すべし。
「信頼できる諜報機関の報告によると・・・」

物語で展開が進む映画ではない。
そのため大金をかけて作った自主映画のようにも当たり前のように思える。
そういう特異な作品ほどマネして作られる事がない。
通常なら寝ていたほうが楽である。普通なら環境ビデオ。テレビ放送さえ滅多に無い。
こういう表現の作品を褒めるのは実に簡単。そんな事にはもう飽きている。何度も見たり売れる作品ではない。
至高のようでもあり、トンチキでもあり、退屈でもある。
くそ遅いステーションの作業や暮らしを見てもさして意味は無い。
宇宙食を何回も噛んだり、トレーニングしたり。チェスをしている風景。そんなものを見てもまるで開放感が無い。
映像と音楽が色々使いまわされて認知されているがその程度でも十分であるので必要以上に時間が長すぎる。
遊泳ではなくサーカスを感じるバレエ音楽も今では邪魔臭くて腹が立ってくる。
大量の羽虫が湧いて飛んでるような音は気味が悪い。
この2つは劇中で数回使いまわされているのでそれがネック。
大作というほど映像ロマンや音楽のマジックを必要とするが本来は必要ない。
この作品はチャー、チャチャー、ドンデンドンデンで十分。
時の流れはともかく気色の悪い巨大な赤子で神聖さを気取るのは大人の意図する陳腐さが滲みうっとおしい。
意味不明な表現力でインパクトショックのテクニック。
使いまわされたベタ褒め解説や感想をする気は毛頭無い。1度見ているか20年に1度見ればそれで十分。
久しぶりに見たらどうかと思ったら癒されるか疑問だ。妄想狂の末、夢を懐いて老けていく。

漆黒の石版モノリス。
純粋に1つのキーアイテムがSFの意図とする中心になる。モノリスはその内の1つである。
石版の謎に惹き付けられていたのでそれ以外はトリップの意外性があろうと本来どうでもよいのだ。
生態系にどういう影響を及ぼすか未知数。

ハル9000
理論と感情の回路があり人に質問したり自分の気持ちまで鼻の抜けない声でボソボソと語るのは可愛げが無い。
そこまで進んでいる回路ならまず最初に喋り方くらいどうにでもできると思う。

なんとなくバカな側面から見てみる。
モニターのある赤いライトの薄暗い部屋。宇宙服で息苦しい呼吸音もキーを穴に差し込む連続で変態染みている。
新生児が誕生したのも頷けるような気さえする。
それはともかくコンピューターと人間の子みたいな気をさせるのは珍しくない。
後年「デモン・シード」という映画でそれは実現している。
目的の無さ、動きの遅さ、平坦な日々、老人ホームの宇宙ステーションへようこそ。
実話の再現の範囲でも宇宙でトイレをどうしているか描く事が無い。

反してミソクソな結論を出してみる。
映画としては出来損ない。金を取れるのが不思議。2001年過ぎちゃった退屈な旅。
☆☆☆☆☆
DVD







2010年
2010 (1984)
出演:ロイ・シャイダー

過去に起きた事件が整理されハル9000が復帰。
米国とソ連の船で燃料を繋いで片方の船を切り離して帰還する。
モノリスの謎については触れず未解明のまま。

科学雑誌やNASAマニア向きのリアルなシュミレーションドキュメントだけという感じ。
どうしても視聴するに有益な内容に乏しい。退屈な未来だ。

よくあるようなサスペンスかパニックはなく普通のオマケストーリー。
元々が色々な作品に比べて異色ともなるが真新しいものは無い。
シリアスのみだと国の事業宣伝か関係予算やら推進映画のような感じ。或は元々の予定はTVMとか。
セットもあるしちょこっとやっておくかという感じで少しのブームを仕掛けるには至らず。
昔ながらのSFに飽き飽きしてSFそのものをつまらない物とするなら分かるが。
面白い映画は他に山のようにあったので続けるだけの経緯が分からない。
最初からTVMとして数話続くなら原作を十分活用できるし日常的にも自然なのだが1本に纏めるだけ無理。
娯楽したものから遠ざかると存在感を打ち出すので賞評にて適しやすい。
テレビでもあまりやらなかったし子供には通用しない。これ以降は続いてないので実際は渋いかもしれない。
当然このまま盛り上がりに欠けるベースなら何年経ってもリメイクにはならない事は容易。
渋い作品に限ってインテリ風吹かすのはもう出来ない。
表現力は1作目と同じタイプなので問題ないが夢に応えるだけのメッセージ性が弱かった。
元はビッグバンの再現だったような気がする。
元々の中身である原作を読んだほうが奥行きがあって分かりやすいかも。

良いとする面白いとするなら技術を誇るハリウッドはリメイクしとけって事でお灸据えて置きます。
後年になると色々な作品の奥にモノリスが埋もれてしまう。
SFは未知なる進化を遂げる世界が広大にあるのですから。
☆☆☆
DVD






禁断の惑星
FORBIDDEN PLANET (1956)

2200年惑星移住が進む。
アルテア4からの電波を受け宇宙船は着陸。
そこには博士と娘、ロボットのロビーがいた。クルーが謎の死を遂げさらにはイドの怪物が迫る。

宇宙船は円盤型だしロビーは銀色だった。
これだけでブリキやらフィギュアやら色々な物が出た。
ポスターとか映りのせいか色々な物で黒色イメージの誤解がある。
怪物図鑑の本にはイドの怪物もしっかり掲載されていたもの。
その上、宇宙家族ロビンソンのロボットとは違う。
他にも色々な作品にインスパイアされた物はある。その1つが「スターウォーズ」のR2D2。随分コンパクトになったものだ。
ロビーが登場する「宇宙への冒険」というのもあるそうで、さすがに覚えは無い。

作品の内容は光線銃が出ちゃうほどコテコテの特撮。

ロビー(ROBBY THE ROBOT)が登場した作品は他にもあるらしい。
『続・禁断の惑星 宇宙への冒険』(原題:THE INVISIBLE BOY)(1957)映画版。
『トワイライト・ゾーン』(原題:The Twilight Zone )1959年 - 1964年。テレビ版。
『アダムスのお化け一家』(The Addams Family)1964年9月18日 - 1966年4月8日。テレビ版。

見たことがあるなぁ。『トワイライト・ゾーン』では、
家政婦が死んだ家主とよく似てる高慢な性格のロボットに指示されてしまう話。

『宇宙家族ロビンソン』(原題:Lost in Space)1965年 - 1968年のテレビシリーズ。
白黒映像作品からカラー映像作品になった作品でもある。
「宇宙家族ロビンソン」の「FRIDAY」(フライデー)というロボットのモデルは
「禁断の惑星」FORBIDDEN PLANET (1956)のロビーではと。
★★?
DVD







2300年未来への旅
LOGAN'S RUN (1976)

2274年、
親子や夫婦の関係も持たず個人がコンピュータ管理された巨大なドームの中で生活する。
手のひらに備え付けられたランプがレッドになり30歳を迎えると儀式を行い新生する。
逃亡者を取り締まるサンドマンの1人ローガンが聖域を見つけ破壊する使命を帯びる。
しかし自分が急にレッドになり不安を覚え新生した者にも出会ったことが無く疑念を持ち始める。
自分の部屋に来た女性と共に下界へ赴く。しかしもう1人追っ手が迫っていた。

デザインセンスがサイケな感じもあり何やら新興宗教臭い感じもある。薄絹のミニが開放的。
冒頭は脱走者を追い詰める軽さ。訪問には何々モードがあるそうでアレしか頭になさそうな感じ。
バカ笑いする2人の表情も悪いし最初は好きになれない。後半で粛清を連呼するのとは偉い違い。
ドタバタの最中にハーレム部屋に紛れ込んだり何かと洋ピン臭くて変。
ここらまでと後半考えると全体的に雑多。
氷の洞窟で脱走者や生物を冷凍する銀色の管理ロボットが下半身キャタピラ走行?で登場。
顔は人間をモチーフに両腕に銃を持ち箱のボディで足が無い。中々奇妙。
外の世界は荒廃したワシントン。リンカーン大統領の石像。1人の老人。建物には植物が絡みつき忘れ去られている。
海岸や合成特撮は「猿の惑星」を思い起こさせる。
川で泳いで裸になったりアダムとイブみたいな存在を感じさせる。
新生の事実は生まれ変わるのではなく人口抑制のため抹消。
普通なら快適な生活で何不自由無い者達はその事実に気づかない。
中央にバリヤーが降りてきてフワフワ宙に漂うとバンバン破裂して観衆が盛り上がる。
頭が悪そうな盛り上がり方に置いていかれる。
「2001年宇宙の旅」のHAL9000の女性版みたいな物が人類を統治している。
主人公は拷問に抵抗し「禁断の惑星」のロビーのようにマザーコンピュータがショートして支配は解かれる。
最終的には脱出劇と人類の解放。
邦題は原題があまりにつまらないし別タイトルの恩恵に与かろうとしてつけたのだろうか。

ヒゲを触るならこの一本?。
★★
DVD









デモン・シード
DEMON SEED (1977)
監督:ドナルド・キャメル。1977年作品。

コンビューターが人類に反乱を起すストーリー。
アイコン社の人工頭脳プロテウス4号。
人間の頭脳さえも及ばない金色のキューブ型ロボットが子供を残す計画を実行に移す。
閉じ込められたスーザン・ハリスは強要され続け、
その目論見は成功し急成長した赤子が保育器に移される。
勝手な行動を読み取った会社は機能を停止させプロテウスは粉々に砕け散る。
金色の外皮に包まれた子供。
機械と人間の子供である不気味な姿に忌まわしさを感じたスーザンはチューブを外し殺そうとする。
しかし外皮の中は紛れも無く人間の姿。その思考を除いては・・・。
彼はこう言い放った「私は生きている」と。

舞台は地球上で研究者の自宅にプロテウスがある。
愛想の無い語りでユーモアまで身に付ける。多面体を玩具の様に分解して動き圧殺したり床を壊してくる。
機械でありながらありとあらゆる犯罪に手を染める。
人類の頭脳さえ凌ぐプロテウスは正当性も人間に拒否されるが資源や環境まで心配する。
いつかは脅威を感じた人間に破壊される運命。人間が道具として作り出した物に過ぎない。
子孫を残すためではなく人間になった。SFチックな映像に神秘性も加えて表現している。
子孫を残すプロセスに加え思考までも移し変える知識がある。そうした自己防衛を兼ねており永遠に生き続ける。
赤甲虫のような外皮の姿はさすがに見ている側も不気味さを感じてしまう。
最後の一言で衝撃を受ける。新人類誕生といえる。
宇宙を舞台にしておけばもう少し格が上がる所だが地球上が舞台のため作品が目立たない部分も大きい。
タイトルも毒々しいのでSFホラーと思ってしまうがホラーといえるだけの魅力は無い。ラストでオチ勝負のスリラー。
★?
DVD







ガタカ
GATTACA (1997)
監督:アンドリュー・ニコル
出演:イーサン・ホーク、ユマ・サーマン、ジュード・ロウ

遺伝子の優劣で差別される社会。
自然出産で生まれた者はせいぜいトイレ掃除しか仕事にありつけない有様だった。
僅か30歳までしか生きられないビンセントは宇宙飛行士になるためジェロームという人物になりすます。
上司が殺される騒ぎがあり周辺の異物からビンセントが容疑者として追われる立場になる。
しかし弟のアントンがジェロームに化けたビンセントの正体を見破る。
恋人のアイリーンにも正体を知られるが・・・。

近未来時代を背景とした青春群像のようでもありエリート社会に潜り込んだ若者の葛藤や苦悩が描写される。
クローム色で簡素。実際にある建造物の広大さを利用したりしている。
まるでテレビドラマの古臭いタイプの刑事が出てきたりする。まるでハンフリー・ボガートかコジャックだ。
上から下までバリっとこなし高級な酒場の雰囲気、小汚い路地裏まで一昔前のアメリカ臭さが充満している。
SFをベースとした夢の達成の他に、伏線で身分のトリックを隠し通せるかという狙い。
ビンセント、ジェローム、アイリーン3人の新しい出発と可能性に感動を秘めている。
家を出て行ってから後の弟との再勝負と父親の送り迎え。ロケットの出発。
生まれたとき既に寿命の宣告を受けていたにもかかわらず挑戦する事で予想を遥かに超えた。
様々な壁を乗り越え苦悩からの脱出を果たし母体に戻るかのように彼の命は宇宙の上で燃え尽きる。
マンガチックなSFとは一線を画している。
★★★★
DVD







ニューヨーク1997
Escape from New York 1981年
カート・ラッセル主演

閉じ込められたニューヨークは壁ばかり。
☆☆☆
DVD






サイボーグ
Cyborg 1989年
ジャン=クロード・ヴァン・ダム主演

疫病が蔓延する時代。後頭部に情報をインプットするサイボーグの女性を護衛することに。
ヴィンセント・クライン演じるフェンダーは特殊なコンタクトで瞳孔を小さく見せてます。
ヴァンダム演じるギブソンより大きくて強そうです。
武器も使わない格闘です。

DVD







パシフィック・リム
(Pacific Rim)2013年

巨大な怪獣が海のプレートから現れる。
やつらはクローンのように増えていく。
システムは神経とマシンを接続する「ドリフト」
巨大なパワードスーツで各国が怪獣を倒す。
怪獣も玩具や漢方薬として発売される。

司令官が過去に日本で被爆した設定がある。
パワードスーツを起動する際に2人がBMIで記憶を共有できる設定がある。
シャア・アズナブルで有名な声優の池田秀一が参加してるが俳優の吹き替えには似合わないと判明。
「機動戦士ガンダム」の実写版の参考になる。

Pacific Rim: Tales From Year Zero (Legendary Comics)はコミックス版らしい。
★★★★
DVD











ザ・マシーン
(The Machine)2013年

その映画にはBMIヘッドギアの人工知能インプラントの人工の脳の移植の設定がある。
データは人間からコピーされたものの設定。
データを結合してマシーンが意識を持つ設定。
奨学金目当てに集まった人工知能プログラムテストというのは安易だが。

どういうことだ?
これもコントロールで製作された映画か。

殺しのためのマシーンを開発していた軍だったが、
意識を持つマシーンは危険だという軍の幹部が悪者で倒されるという支離滅裂さ。
殺さないでくれという軍の幹部の命令も相手が頭の悪い人なので言うことを聞かないという皮肉。
研究所は機密も多いためとはいえ脳を損傷した兵士を捕虜を実験体にしていたような監獄も同然。
人工知能テストで人間のエヴァが博士の助手として選ばれ
BMIヘッドギアで脳をデータプログラムに変換したデータをコピーされる。
しかしエリア6にハッキングしていたことを知られ基地の付近にいた変装していた中国のスパイに殺されてしまう。
博士の娘も脳の障害があってブレイン・インプラントの移植を予定していたが肺の感染症で亡くなる。
中国のスパイも軍に拘束されていたため殺人マシーンのテストのために始末することに。
エヴァの女性特有の蜘蛛が嫌いというものもマシーンの感情として表現されていた。
眼の前の筒の中にタランチュラというとんでもないバカなテスト。
国家の法と規律が無い軍が独自性を持ってる娯楽作品に多い設定なので崩壊は当然。
マシーンを破壊できる準備を怠っていた軍で徹甲弾が通用しないという落ち度では軍では危機管理の体制が無理というものだが。

軍が管理責任も民間から問えない立場なのに量子コンピューターを所有すること自体がおかしい設定だ。

ヴィンセント・マッカーシー役の トビー・スティーヴンス は若い頃のクリント・イーストウッドのような顔。

ムードとイメージは音楽が控えめで低予算だがCGを使い始めた低予算映画の類では出来が良い作品。

DVD








チャッピー
(CHAPPiE )2015年

意識のセリフがある。
コンピューターAIに人間の意識を転送する設定がある。
これもBMIをテーマにした娯楽作品だわ。
「意識」が流行してるが、「意識して行動しなさい」というものを促すための言葉の用途で有名人の業界だけだろ?
企業の説明文では「意識して何々をしなさい」と説明文を兼ねたハウツーが多いが。
それらを読んでもそれが洗脳の手口なので参考にしないよ。
毎年BMIをテーマにした設定の内容の映画が製作されてる計算だ。

AIの開発に成功。会社のCEOは却下したが独断で廃棄される予定の警察官ロボットにAIをインストールする。
バズーカの砲弾の熱でバッテリーがボディと連結したので余命5日間。
体育会系のエンジニアはプロトタイプ出動要請をCEOにしたが却下される。
AIを開発したエンジニアがギャングに拉致されてしまう。
体育会系のエンジニアは警察官ロボットにウイルスをインストールして
同僚のエンジニアを妨害してプロトタイプの出動をCEOに要請した。
警察官ロボットVSギャング
ギャングVSギャング
ギャングVSプロトタイプ
ギャングロボットVSプロトタイプ
創造主ロボットと母親ロボット
と支離滅裂。

ギャングの暴動は実際の昔のニュースでも扱われた市民の暴動がモデルでしょうね。

「エイリアン」リプリー役で有名なシガニー・ウィーバーがそういう理由で起用されたCEO役。
ヒュー・ジャックマンは体育会系エンジニア。さすがにX-MENでウルヴァリン役をしただけに体形がゴリラですね。
あの髪型は名前があってアメリカではダサイらしいです。ヒュー・ジャックマン・談。
宇宙をテーマにしたSF映画とバトルでは無いので存在感がある大物女優に違和感があるが。

虐められるロボットという構図も人間をモデルにしたものをロボットに代用したものですし
そういうところで感情移入させる作品作りならハリウッド手法の映画ですな。

実際のチャッピー役はCG用の動作確認のためのタイツのスーツを着てます。

コロムビアとSONYの映画ですから VAIOパソコンとPS4が映画に登場します。宣伝でしょう。
★★★
DVD












LEGEND MOVIE COLLECTION
8ディスク。
このDVDシリーズは1枚1000円価格のセットで特典無し。
映画作品の解説書のパンフレット無し。
カラー印刷ピクチャーディスク。

『猿の惑星』(PLANET OF THE APES)1968年
『続・猿の惑星』(BENEATH THE PLANET OF THE APES)1970年
『新 猿の惑星』(Escape from the Planet of the Apes)1971年
『猿の惑星 征服』(CONQUEST OF THE PLANET OF THE APES)1972年
『最後の猿の惑星』(BATTLE FOR THE PLANET OF THE APES)1973年
『PLANET OF THE APES/猿の惑星 Planet of the Apes (2001)
『猿の惑星:創世記(ジェネシス) Rise of the Planet of the Apes 2011年
『猿の惑星:新世紀(ライジング) Dawn of the Planet of the Apes 2014年

猿を日本軍に例えたものはない。
人間の愚かさと核爆弾による地球破壊の未来をSFの観点から警告した作品。
5作目以外の子供の猿はコスプレではなく本物の猿で撮影したもの。
狂った人類と3955年の未来の警告。
軍はろくでもないという警告。
良い人は少ないとい悲観論。
アメリカ人女優キム・ハンター(Kim Hunter,)が演じたジーラの顔の表情は喜怒哀楽において一品。
モーリス・エヴァンスが演じたオランウータンのザイアス博士の顔の表情も一品。
コーネリアスを演じたイギリス人俳優ロディ・マクドウォール(Roddy McDowall, 本名: Roderick Andrew Anthony Jude McDowall,)が人気ではなく
コーネリアスが人気。
ハロウィンパーティーでも猿のマスクがあればコーネリアスと言う人は多いだろう。
しかしコーネリアスのと同等のデザインの服はハロウィンパーティーの衣装で売られてない。

アメリカの脚本家。ロッド・サーリング(Rod Serling,)が1作目の脚本家の1人として起用されてる。
テレビドラマ『トワイライト・ゾーン』(The Twilight Zone )アメリカ合衆国で1959年から1964年放送。
日本では「ミステリーゾーン」のタイトルで知られてる。
過去・未来・現在や魔法やロボットや立場の逆転などのSFパラドックスのストーリーが得意な脚本家であり、
『トワイライト・ゾーン』(The Twilight Zone )ではオープニングのストーリーテラー役の解説者だった。

今の人は歴史のジュリアス・シーザー大王とカエサルを名前しか知らないので理解を求めるには欠点がある。

コーネリアス夫妻の家では、
葉が3つに分かれてる赤い模様の葉がある観葉植物のクロトン トウダイグサ科 学名:Codiaeum variegatumが育てられてる。
2作目と5作目で確認できるだろう。

放水シーンは動物虐待シーンとしての要素で演出されてる。

この作品では映画に使う人間らしい感情表現を全て取り入れて表現されてるため立場が逆のような印象だろう。
この作品ではエンディングに納得いかないナンセンスな終わり方なので辻褄合わせの続編は「心の隙」だ。
害虫と思ってる知識から害虫の造形をクリーチャーのデザインに流用する創作と同等。

コーネリアスを演じたイギリス人俳優ロディ・マクドウォール(Roddy McDowall, 本名: Roderick Andrew Anthony Jude McDowall,)
映画コレクターで海賊版を所有していたのではと疑惑をもたれてFBIに家宅捜索されたが、
そのような理由で有名人だけ家宅捜査では最初の見せしめのケースで国民に危機意識を持たせる意味も無いので。
FBIの本当の理由は情報リークされた内容のどの場所に隠してあるという話もあって事実確認のための麻薬捜査だったといえるのではと。

ジーラを演じたアメリカ人女優キム・ハンター(Kim Hunter,)
昔は共産主義的な主張をした有名人を行政で迫害していたようだが。
政治批判という立場の人は気楽だが有名人が議員に味方すると反体制側から咎められる材料にしかならないという泥沼。
まぁチャールズ・チャップリンを真似たのではと。

1作目
テイラーのアダムトイブの物語。
猿3匹とテイラーとコーネリアスとジーラが出席した委員会では
猿3匹が昔から日本の栃木県日光市の日光東照宮にある「見猿」「言わ猿」「聞か猿」の仕草をする。
アメリカではこれがどの国の何を模倣したものか知らない人が多く、感想に含めてないので明記しておく。
猿から確認した際に青い目の人間といセリフがある。
昔、アメリカ人を見た日本人が言う言葉を用いてるものを印象付けてる。
チンパンジーの脳手術神経科の医師やオランウータンの科学長官。
猿にとって人間は実験材料や奴隷だった時代。
テイラーは放水で虐待される。
仲間は人間狩りのときに頭を怪我していて脳手術をされてしまった。
ノバという言葉を喋らない女性と猿に禁止されてる聖地に行く。
原始的な打楽器の音楽と破壊された自由の女神像でSFらしさ。
科学長官は「彼らは人間の運命」を見るだろうと語った。
テイラーが見たものは破壊された自由の女神像。
そこは戦争後の地球だった。

2作目
テイラーと同じく宇宙船で飛行していた隊員が星に訪れる。
テイラーは怪奇な火や地割れの場所に遭遇。
同行していたノバはテイラーが空間に消えるのを目撃。
地下の教会は超能力を使うミュータント化した人間の棲み処だった。
核爆弾にはギリシャ語でαΩの文字が。
ミュータントと化した人間の宗教に神として祭られていたのは最終兵器コバルト爆弾だった。
古いオカルト映画の悪い宗教の演出に相当。
核爆弾がアメリカの神という主張を問題視した論点を踏まえてる。
3作目でコーネリアスとジーラが宇宙船を回収して過去の地球に行く余裕が無いので無理がある。
ノバが死亡。
2作目ではコーネリアスをイギリス人俳優ロディ・マクドウォール(Roddy McDowall, 本名: Roderick Andrew Anthony Jude McDowall,)が演じてない。
評価は低い。

3作目
政府の宇宙船で帰還した者は猿だった。
喋る猿が未来からやってきた。
大統領の査問委員会ではゴリラが地球を壊し光とキノコ雲があったと説明。
チンパンジーとオランウータンは保守派だった。
テレビ放送され喋る猿が話題になった。
日本のテレビニュースで着物を着た人がそれを確認してる場面も演出されてる。
絵を描く画家を描く画家という「無限後退」の理論でタイムトラベルが可能と主張して放送。
コーネリアスとジーラに子供が生まれる予定だったが。
アーマンドのサーカスに隠れる。
油田近くの廃船所を隠れ家としていたが人類の末路を恐れた科学者によって追われてジーラの子供は死亡。
コーネリアス側とジーラを守っていた科学者が駆け付けたが遅かった。
コーネリアスも発砲に反応した警察の誤射によって死亡。ジーラも死亡。
エンディングはサーカスにいた猿の子供が喋る。ジーラが檻に入ったときにゴリラの子供と摩り替えていた。

4作目
未来から来た喋る猿は大王シーザーの名前を選んだ。
猿たちは靴磨き、荷物運び、美容院、本屋の店員、料理のコックなどの召使いにされていた。
黒人奴隷の時代がモデル。
軍に訓練されて奴隷だった猿たちが人類に反乱して改革を起こす。
シーザーは化学装置の電気ショックで尋問される。
アーマンドのサーカス団長も化学装置で尋問される。
アメリカ軍の司令部はクーデターに遭遇したことを想定した実験的映画だろう。
指導者のような宣言も演出されてる。
古い戦争映画からモデルにしてるため演技も演出も昔の1950年代の戦争テレビドラマに相当する。
アメリカ軍はバカという描き方でもある。
イギリスのホラー映画の老舗ハマープロダクションも大勢と戦いとパニックを描くと昔の1950年代の戦争テレビドラマに相当する。
州知事の顧問の黒人のマクドナルドが祖先が奴隷だったので理解できる立場を演出されてる。
人類の祖先だった猿との立場の逆転はパラダイム論の科学だ。
評価は低い。

5作目
州知事の顧問マクドナルドがとシーザーが猿たちが立ち入り禁止にしていた人間の大都市があった区域に入る。
人間が先生だった時代。
シーザーの両親の会話が記録されたものがあるという。
ゴリラのリーダーであるアルドーが将軍を自称し武力と力で支配しようとしていた。
猿は猿を殺さない法律だったがゴリラのリーダーであるアルドーは子供のコーネリアスを殺そうとした。
放射能で溶けてしまった地下の町はスラム街になっていた。
地下には人類の生き残りがいたが放射能の症状で異常者になっていた。
人間の軍の司令官は軍隊で猿の村に向かう。
シーザーの死後600年が経過し猿が先生となり人間と猿が共存した時代が訪れシーザー像から涙が流れるエンディング。
評価は低い。

評価が低い点は、
古い戦争映画をモデルにしたこと。
数合わせだけの理由の大勢の役者。
オーケストラの盛り上げで散漫。
追跡と戦いのシーンは古い映画の模倣。
アクションシーン戦争シーン宗教シーンまで古い映画を参考にした懐古主義の作りは低い評価の理由。
どの人物にも古い映画で多用されたキャラクター死亡によって殉教と不動の人気獲得の方法が多用されてるので遺憾。

『PLANET OF THE APES/猿の惑星 Planet of the Apes (2001)
宇宙船から猿の乗ったポッドが宇宙磁気嵐を探索して救助に向かった隊員も行方不明に。
宇宙ステーション内で猿が暴動を起こし墜落した数年後の時代。
ラストは宇宙船から猿が降臨し神と崇められる。
ラストは宇宙磁気嵐に向かって元の時代に帰る試みをするがそこにはリンカーン大統領を模した猿の像が・・・。そして猿の警察官。
ティム・バートン監督のアニメファンタジーの描き方で制作した作品。
よって童話のアニメファンタジーのキャラクターに近いデザイン。
冒頭の宇宙ステーションとポッドのSF世界観の描写は質が良い。
ポッドはラストにも登場するが質が良い。
猿の地区はモンサン・ミッシェル島の城をモデルにしてる。
猿はガーデニングもして軍隊も政治や元老院制度もある。
メスの猿に愛情表現があるが人間の表現に使われてるものでこの箇所の評価は駄目。
チンパンジー。ゴリラ。オランウータン。が揃ってるがオランウータンがマクリーチャーのようで違和感がある。
ファンタジーキャラクターによくある世渡り上手な小者もいる。
地表で廃墟になった宇宙ステーションもデザインが良いアントニオ・ガウディの設計の建築に似てる。
全ての人気の監督がリメイクしたらどうなるか?という代物であるなら評価に値しない。

『猿の惑星:創世記(ジェネシス) Rise of the Planet of the Apes 2011年
ジュリアス・シーザー大王から名付けられる。
アルツハイマーの新薬でニューロンに作用する「アルツ112」が猿の実験で投与される。
科学者の父親のアルツハイマーにも効果を発揮するが一時的な効果。
シーザーは動物園に。
オランウータンのサーカスの手話ができる猿が仲間に。
強力な新薬「アルツ113」を開発したがガスが漏れて研究員の1人が死亡。
動物園の猿たちは研究所に運ばれる予定で実験材料だった。
シーザーは放水で虐待される。
シーザーは檻に入れられたゴリラを解放し仲間にする。
それを知ったシーザーは動物園で「アルツ112」のガスを散布し食べ物のクッキーを配布し仲間を作る。
奴隷に対して水の放水を行うような虐待のシーンは過去作品のシーンから取り入れてる。
スタンガンを持った虐待を行った動物園の人間に対して水で放水して感電させる。
チンパンジー。ゴリラ。オランウータン。が揃ってる。
「猿は猿を殺さない」というセリフを過去作品から引用してる。
シーザーは仲間がいる森を家と言った。
ラストはウイルスが地球上に感染して人類が全滅する。
5作品目と形は違うが赤い模様の葉がある観葉植物のクロトン トウダイグサ科 学名:Codiaeum variegatumが育てられてる。
動物園の息子の下種な悪役を演じた俳優は監督を殴って出演を断ればいいものを。
連れの頭の悪いバカ女の役2人もだ。
どの映画作品にもああいった悪役が登場して飽きる。

『猿の惑星:新世紀(ライジング) Dawn of the Planet of the Apes 2014年
2011年版作品の続編。
オランウータンのサーカスの手話ができる猿も再び登場してる。
猿が馬を乗り回して暮らしてシーザーの2人目の息子が誕生。
ウイルスに抗体を持つ人間が生き残っていて森に来た人間とトラブルに。
ダムの電力施設を修理して電気を通すために人間に協力することになる。
以前、シーザーとともに戦った傷だらけで片目が白い猿は人間の武器庫を発見。
シーザーは仲間の猿に銃撃されるが。人間が銃撃したと思い込んだ猿たちは人間がいるタワーを襲撃する。
シーザーは人間に助けられ以前、人間と暮らしていた自宅で弾丸を摘出する。
猿のコバに銃撃されたことをシーザーの息子が知る。
武器庫が襲撃され銃を奪われる。
反シーザーの猿は檻に入れられる。
ボス猿とボス猿の決戦。
反シーザーのボス猿は「お前はエイプじゃない」と言われて落ちて爆死。
息子を失っていた男は人間を救うために救世主気取りでタワーごと自爆。
反シーザーの猿たちは許しを請い再び大王が君臨。
信頼していた友との戦争が始まる。
エンディングに納得がいかない隙があったのか3作目が製作される予定。

見る順番は
1作目
アダムとイブ。

3作目
コーネリアスとジーラの記念日。
アーマンドのサーカス団長。
喋れる猿が世界放送される。

2作目
ミュータントの超能力者になっても愚かな人類の末路。

5作目
州知事の顧問の黒人のマクドナルド。4作目と俳優は違う人。
4作目の髭の警察官が5作目では軍の司令官になってる。

4作目
アーマンドのサーカス団長。
州知事の顧問の黒人のマクドナルド。5作目と俳優は違う人。
世界各地で猿が蜂起して猿を率いるシーザーの革命。
事の経緯。

大型の明りの点滅のコンピューターなど古い。
1972年の4作目の司令部で使用していたのはコードレスの電話機なので、
ダイヤル式からコードレスとプッシュホンになった時代の最新機を広告の代用として取り入れてる。
日本では当時コードとダイヤル式の電話機。


アンドロイド・サイボーグもココ
ワープ