科学の理論もごちゃ混ぜな闇鍋の世界
奇談
(2005)
プレミアム・エディション(特典ディスク+80分)
原作:諸星大二郎「生命の木」
主演:藤澤恵麻、阿部寛、ちすん、柳ユーレイ、神戸浩、菅原大吉、
土屋嘉雄、堀内正美、白木みのる、一龍斎貞水、草村礼子、清水(糸宏)治

人類の生誕、そしてキリスト等を日本にパラドックスした天国と地獄の描写。
子供の頃、神隠しに遭った里美は東北の”隠れキリシタンの里”へ。
そこで同じく訪れていた稗田礼二郎という教授に会い様々な謎を明かしていく。
原作同様に方言を入り交えた事により知恵の人種とは違う不死身の別人種という雰囲気が後々で生かされる。
1つ間違えると地方の人間を知恵遅れと馬鹿にしてるのかとなってしまう。
ドラマのテンポは淡々としており謎を追う部分では何やら分かり辛い。
鳥肌の立つ事もあれば驚愕のラストに身震いする感動。
漫画の原作本を1度読んで忘れていた記憶が全て蘇るほど忠実に取り入れている。
説明描写が多いがミステリーの特徴。ズモモモモっと人柱が上っていく有様は圧巻。
「ぱらいそさいくんだぁ」「おらもつれていってくだせぇ」
(俺ら東京さ行くだに似てるけど吉幾三は出ません)

いくんだぁの部分で何か少し知的を上乗せなのか少し引っかかるがまぁ吹っ切れた感じなので置いておこう。
阿部寛の温泉シーンもあり締まった肉体に何やら生身のケンシロウやらせてくれというものを感じた。
ベテラン勢も要所に出てくるのが美味しい。
清水(糸宏)治の神父は出番が多いため演技の強調にメリハリがあってオツでした。
この作品知らない人は唖然とするに違いない。何を見ていたんだろうか不思議。
諸星大二郎の原作実写パート3はあるのだろうか?。

駄ネタ・この映画には関係ないが、
シーズン木曜ドラマ「トリック」第3話、魯人 老人ホームで高嶋政伸の赤地洋司と対決する場で、
「お前はもう死んでいる」「ケンシロウ?」というサービスシーンがある。アピールして売り込みも兼ねているといえる(笑)

映画のほうはもったいつけるので原作漫画のほうが分かりやすいです。
★★★
DVD










決死圏SOS宇宙船
Doppelganger (1969)
出演:ロイ・シネス

太陽の向こう側に隠されたもう1つの地球の真実。
地球から出発した探査船はもう1つの地球に不時着。その星は文字や室内の物まで左右が逆だった。
義眼カメラで情報を収集するフィルムを持つ男が始末される。
NASAなど宇宙船に関する情報収集はどこの国でも行っていた。
帰還の日数が短いことから研究施設では引き返したのではと思われたが、そうではなかった。
知ってる人も、似てるだけで知らない人だった。この星にも自分の地球に旅立った入れ替わりの男がいた。
知ってる女性が妊娠しないのは不妊薬を意図的に飲んでいて情報を集めるために近づくためだった。
元の地球に帰るため宇宙船に「DOPPELGANGER」と書き出発する。
電気は逆なのか。その賭けに出たが、不時着して宇宙センターごと爆破して証人はいなくなった。
数年後、残された男は車椅子ごと自分が映った鏡に突っ込んでしまう。
★★
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ワープ