2008年4月一杯でBinalbagan Isabela Sugar Co.(B.I.S.C.O.M.)の北側の路線が廃止され、5月から線路の撤去作業が始まった。
南側の路線2,3キロは、廃止が未定で来期も使われる可能性が残ってる。
鉄道輸送廃止の理由は、幾つか有る。
1.製糖会社にとって鉄道車両と線路の保守作業は非常にお金がかかる。
2.ハシェンダ側には、線路が繋がってる工場しか砂糖きびが出荷出来ず選択肢が限られる。
3.線路が有ると農地が分断されて耕作作業が非効率になる。
4.ハシェンダの相続等で農地が細分化され砂糖きび価格が上昇してる現在、少しでも耕作面積を増やしたい。
5.牛車、或いはトラクターから貨車に積み替えが必要。トラックなら刈り取り作業の近くで積み込み出来る。
鉄道輸送のメリットについて私なりに考えた。
1.原油高の昨今少ない燃料で大量の砂糖きびを運べる。温暖化対策にもなる。
2.トラック輸送に比べ定時輸送が可能。トラックで砂糖きびを運ぶと非常に長い時間工場で待つ、その間トラックは積み込み運搬作業が出来ない。
3.軌匡(仮設線路)を使えば農地から貨車へ直に積み込みが出来る。
4.道路が無ければハシェンダが道路を作る必要があり、雨が降ったら農地が泥沼に化しトラックが動けなくなる。
MOTOさんからBiscom北線等の最後を知らせていただきました。
北線は5月3日で鉄道輸送を終了、日立の機関車は、残る可能性がある南線には入線できず工場外では見れなくなった。
南線は5月3日で今シーズンの砂糖きび輸送を終了した。
このページ以外にビナルバガンはこちらのページが有ります。 |