Aminao in Los Angeles
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カレッジフットボール観戦記
 
USC vs UCLA
2003年11月22日
vs.
USC(南カリフォルニア大学)対 UCLA(カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校) のカレッジフットボールの試合を観てきました。NFLのプロチームがいないロサンゼルスでは、カレッジフットボールが人気で、中でも地元同士の対決となるUSC vs. UCLA戦は格別に盛り上がります。今年はUSCのホームゲームということで、エクスポジションパーク内のLAコロシアムで試合が開催されました。USCは地元では名門校として名が通っていることも理由の一つだとは思いますが、こちらの学生は愛校心が異様に強く、多くの学生が学校のロゴ入りトレーナーを着ています。USCのチームカラーはエンジ色と黄色です。カレッジフットボールのチケットは$20ぐらいが普通ですが、このカードだけは$65と高めで、さらにプレミアつきの市場価格では$200〜$300というから驚き。チケットは夏休み前に売り出されますが、すぐに売切れてしまいます。かくいう私も夏休み中に買い求めた一人で、3ヶ月くらい楽しみに待っていました。
     
トロージャン像(夏に撮影)
2週間前: UCLA戦の2週間くらい前から、Tommy Trojan像の様子が変わりました。ビニールでぐるぐる巻きにされています。左の写真が夏に撮ったもの。右の写真がビニールで保護されたトロージャン像です。違いが分かりますか?UCLAの学生がやってきてペンキをかけられないように保護するのだという話を以前に聞いたことがありましたが、笑い話だと思っていました。まさか本当にビニールでぐるぐる巻きにするとは…。
ビニール巻きのトロージャン像
     
ビニール巻きのトロージャン像
当日: 12:30試合開始にもかかわらず、朝9:30の時点でオンキャンパスの駐車場は満杯。オフキャンパスのパーキングセンターはまだ余裕がありましたが、ここもイベントパーキングになっていたのですぐに満車となるのは間違いなし。気になる駐車料金は、私はPermitを持っていたので無料でした。キャンパス内はバーベキューを楽しむ学生、家族連れでいっぱい。11時過ぎから講堂前でブラスバンドが演奏を開始し、会場は一気に盛り上がりました。そしてこれを合図に競技場への大移動が開始しました。
エンジ色の人で埋め尽くされました
     
上下さかさまのUSC
試合開始前の応援合戦。ブラスバンドによるUSC、UCLAの人文字などの演出があり、その後スポーツイベントにありがちな国家斉唱。曲が終わり試合開始かなと思っていたら、突然、4機のF18戦闘機が東の空から現れ、上空に弧を描き飛び去っていきました。粋な演出にテンションも最高潮に。その流れで試合開始。
UCLA
     
競技場全景
7万5000人収容の競技場の70%くらいがUSCのチームカラーの赤で埋まりました。過去に開催されたロサンゼルスオリンピックのメイン会場でもあるLAコロシアムらしく、聖火台がありました。途中観客がけんかして血を流している人を見ました。すぐに警備員に連れて行かれちゃいましたけど。ビールを飲んでいるので、熱くなる人も少なからずいます。子供からお年寄りまで、みんな応援には気合が入っています。
聖火台にも灯がともった
     
終了3分前のスコアボード
試合開始からQBのパスがバンバン通り、いきなりタッチダウンを奪う。その後も安定した試合運びで、前半を33対2で終えました。後半は2軍が出てきたという噂もあります。若干点数を返されましたが、最終的には47対22で圧勝。アメフトの試合観戦は初めてでしたが、この雰囲気はフットボール好きでなくとも満足できること間違いなしです。自分の大学を応援するだけでも楽しいです。来年も絶対来ようと心に誓ったのでした。
ダウンタウンの高層ビル群


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