10月26日(金) 晴れ
(撤収作業中) (朝食も済んで出発)
 建物の陰という風が防げる理想的な場所に設営。建物のすぐ裏が水場とトイレだ。夜間2度程目を
 覚ましたが、暖かい夜でその都度十数分夜空を見て過ごす。

 5:30 起床

 出発前に車体の点検をすると、後の荷台をシートポストに留める2本のビスのうち左側がとれてなく
 なっていた。これは北海道の時も外れたところで、今回の出発前にはきっちりと締め直してきたのだ。
 教訓:「締めたものは緩んでとれる」 町で自転車屋を見つけ修理しよう。もう一点、後の荷物が
 時々足に触れるので、ゴムバンドで常に後ろの方に引くようにした。

 7:10 出発。 それにしても理想のキャンプ地だったので去り難い思いだった。
 
(大江天主堂遠景) (天草瀬戸大橋)
 登校途中の小学生に「おはよう」と声をかけながら、例によって気持ちの良い朝一番の走りを
 楽しむ。この辺の子供達は元気に「おはようございます」と応えてくれる。
 いくつかトンネルを抜けるのだが、交通量が少ないので安心して通れる。もちろん前後ともライト
 は点灯させるが…。

 6qほど行くと左手高台に大江天主堂が見えてくる。 ここは半年ほど前、家人とバス旅行
 で来た所だ。そういえば今回のコースはその時のコースを丁度逆行している事にその時気付い
 た。うかつだった。お参りをしていこうか迷ったが、「以前に見たからいいや」とパス。遠くから朝の
 お祈りを捧げる。

 直ぐに全長766mの大江トンネルを抜けるが、ここはゆったりとした側道があり全く安全に通過。

 高台の海辺の道を北上する。左(西)は天草灘で夕陽がきれいらしく「サンセットライン」と呼ば
 れる。相当アップダウンがあり、きつくなれば歩くが、天気と景色が良いので爽快に走れる。
 ほとんど「町」はなく賑やかなところは下田温泉くらいのものだ。ここで、例のおはぎを一個食べる。

 火力発電所を過ぎた辺りからやや町らしくなり、「苓北町」に入る。湘南の江ノ島のように突き
 でた半島の付け根が「志岐」という中心部で、郵便局でいささか現金をおろす。また自転車屋で
 欠落したビスをねじ込んでもらったが、遂に料金を受け取らなかった。ありがとうございました。

 この辺りから、逆行するチャリダー、いや、この場合はロードレーサーというのだろうか、5〜6人
 のかたまりで本気で走っていくのを見かける。瀬戸大橋辺りまで続いただろうか。初めの内はこち
 らも手を挙げて挨拶をしていたが、そんなグループが次から次へと続くので面倒になりやめてしま
 った。多分合計では百数十人になっただろうが、何かのイベントでもあったのだろうか。

 左手対岸には間近に島原半島が見え、この辺りは「天草イルカライン」と呼ばれており、沿道には
 「イルカウオッチング」に誘う業者の看板がやたら目につく。前回のバス旅行の際にはそれが含ま
 れていたが、それも確かこの海域で、たくさんのイルカを見かけたものだ。

 「通詞島」を過ぎしばらく行くと、島原へのフェリーが出る「鬼池港」がある。私も ただ北上するだけ
 ならそれを利用するのだが、今回は是非熊本城をもう一度観てみたいと思っているので島原へは,
 熊本から改めて向かおう。

 ここからは南下する。

 11:45 佐伊津漁港で昨日いただいたおはぎとみかんで昼食をとる。ありがたかったね。

 12:55 本渡(ほんど)で、天草下島と上島をつなぐ瀬戸大橋を渡る。

 これを「ほんど」と読むとは知らなかった。どこでかは忘れたが、「ほんどまで行くのか」と聞かれ
 「なるほど、ここ天草では熊本辺りを本土と呼ぶのか」と感心したのだが、これは完全な思い違い
 だった事がその時判明した。

 この瀬戸大橋の両端はループ状になっておりこの登りはきつかった。交通量が激しいので、隙を
 みて必死で登った。渡り終わって、フーと溜息が出た。

 渡ってからは島の南北どちら側も選択可能なのだが南はトンネルも多く、いくつもの峠があるので
 敬遠し北側を選択。ロザリオラインという別名も気に入った。

 ところが上島へ渡ってからの30数qは登りで相当歩いた。また、側道がある限りそちらを走るが、
 路上のどんぐりをつぶつぶす音が賑やかだ。

 急勾配の国道には一番左側に「登坂車線」があるが(多分何パーセンント以上の勾配とか規定が
 あるのだろう)そこを私が最低のギヤレシオでえっちらおっちら登っている時、後から大型車のエン
 ジンブレーキのブシュウーという排気音が迫ってくると、本当にドキドキする。とにかくこちらはスピード
 を上げるわけにもいかず、真っ直ぐ進むことだけに専念しながら、ひたすら少しでも広いところに出て
 追い越してくれることを祈るだけ、というのも辛いものだ。

 そろそろ今晩の宿を決めなくてはならない時間になってくるが、とにかく3時までは何も考えずに走り、
 その段階で宿を決める事にし、ひたすら走る。

 ここ天草上島から九州本土の宇土へは天草五橋という観光名所の橋を渡るのだが、3時を
 まわった頃、その天草五橋のこちら側の町、フェリーの港もある松島合津(まつしまあいず)に着き、
 渡橋は明日の朝一番にすることに決め、宿探しにかかる。勘が冴えてきたというべきか、安い宿が
 一発で見付かり即投宿。「民宿すずや」といい、2食付いて5000円。 

 入浴・洗濯後、町中を散歩。
(「民宿すずや」) (「すずや」での夕食)
本日走行距離 84.01q  累計 564.73q
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