11月5(月) 曇りのち
(若戸大橋:渡らずに済んだ) (この渡船で渡河:200円)
 今日は20q足らずを走るだけなので急ぐ必要はない。NHK朝の連ドラ『ちりとてちん』を久し振りに
 観て(家に居るときは必ず観ており、これを観てから一日が始まるのだ。)から出発することにする。

 若戸大橋を渡るのが何としても不安だったので、ロビーに下りてから地元の人はどうしているのかと
 ホテル従業員に尋ねてみると「渡船を使っています」とのことでホッと胸をなでおろした。

 8:30 ホテル出発

 帰りの有明までのフェリー代金(18560円)を払うと財布の中がほとんど空になるので、市中郵便局で
 現金をおろそうとしたが、郵便局のATMはまだ開いていない。8:45からだという。仕方なく近場を一周
 してからおろす。

 フェリーというより「渡船」と言ったほうがよさそうな小さな船で5分、対岸の戸畑に着く。料金は200円
 なのだが、地元の学生など往復400円では大変だろうな。

 ひたすら国道199号線の「鹿児島本線」の南側を走る。

 10:00 「小倉」到着。ここで携帯から帰りの「オーシャン東九フェリー」の便の予約をする。

 市内の「ミスタードーナッツ」でコーヒー・ドーナッツブレイク。要するに時間調整。6時までに新門司港に
 着けばよいので時間は十分なのだ。

 11:10 門司駅前到着

 駅前の商店街にある大衆食堂で「えび天とじ丼定食」をゆっくり食べて出発。

 時間が十分にあるので「関門トンネル」の入り口を見て、「門司半島?」をグルリとまわって周防灘側の
 「新門司港」に向かうという「手」もあったのだが、天気予報で「午後から雨」となっていたので、
 ここからは近回りをして、県道71号線で半島を横断し、直接「新門司港に向かう事にした。だが、最後に
 関門の『鹿喰峠(かじきとうげ)』が待っていた。(これも読めなかった)やはり簡単に「町」には入れてくれ
 ないのだ。
 この横断路は6q程度で、単純に峠越えと
 なる。そのピークが「鹿喰峠」で「トンネル」
 が通っている。ただ、ここは側道がしっかり
 しているので、長い割には危険を感じずに
 抜けることができた。

 後は一気に下りおりる。最後の快走。

 14:00 フェリーターミナル到着
 
 すでに乗船予定の「オーシャンサウス」
 入港していた。

 来合わせたバイクの客に記念写真を撮って
 もらう。
(JR門司駅) 新門司港到着・後は「おーしゃんさうす」)

ここまでデジカメ電池がもってくれてホッとした
 「東九フェリー」には2種類の便が運行しており、この「さうす」は「カジュアルフェリー」という。船室すべて
 「特2等」のモノクラスで、プリペイドカードの形で運賃の中に食事代が入っているという面白いシステム
 になっている。

 乗船手続きをとったり、待合室で本を読んだり、おやつのパンを買いに行ったりして時間をつぶしている
 うちに(4時間も時間をつぶさなくてはならないのだ)

 16:00 頃雨が降り出した。関門トンネルを見に行っていたら、今ごろはずぶ濡れだろうなと思う。

 そういえば今回の旅は天気に恵まれた。降られたのは「屋久島」の一日だけだ。何とめぐまれた旅だった
 事だろうか。最後の最後に雨に出会って、しみじみ我が身の幸せをありがたく思った。

 ひょっとして自分の今までの人生はまんざらでもなかったのではないか、などと思ってしまう私であった。

 17:40 激しい雨の中カッパを着て積み込み、乗船。     
本日走行距離 19q  累計 1158.73q
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