◇◇◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ □□□□         □□□□  ■■■■ 吟醸酒ニュース ■■■■    最近飲んだ吟醸酒の報告   □□□□         □□□□                        月刊誌Vol.116  2009/11月号 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◇◇   毎月1回吟醸酒を会で飲んでいます。有名無名の吟醸酒をリポートします。  ■■リポート■■     ■2009年11月28日(土)例会■ ■1.玄葉本店(福島県田村市)  純米吟醸  「あぶくま」  無濾過生詰 原料米;五百万石、 精米歩合;55%   【アルコール分】 16〜17度 1.8L  \2,625 A;味4+、B;香り4+、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価4+ E寸評;鼻に抜ける酸味が口中に残る。雑味もなく清楚。肴の旨味を引き出し、 助け合いながら両者が酔いの世界に誘ってくれる。 ■2.田邊酒造(福井県永平寺町)  特別純米  「越前岬」    原料米;山田錦、 精米歩合;60%   【アルコール分】 15〜16度 【日本酒度】+3 【酸度】1.8 【酵母】協会1401  1.8L \2,730 A;味4、B;香り4、C;コストパフォーマンス4、D;総合評価4 E寸評;当地の減農薬・合鴨農法栽培米使用。酸味が勝っているが、その不快感 はない。雑味も無く、酸味の突っ張ったところを除くと柔らかく優しい。 ■3.稲花酒造(千葉県一宮町)  純米 「1787 2ed」  無濾過原酒 原料米;−、 精米歩合;60%   【アルコール分】 18〜19度 1.8L \2,940 A;味4+、B;香り4+、C;コストパフォーマンス4+、D;総合評価4+ E寸評;現代的な、味わい豊かでバランスしている。千葉の酒のイメージを払拭 させるパイロットになるでしょう。また、なって欲しい。表ラベルにいっさいの 文字が無く、その写真も日の出なのか意味不明なところがイイ。酒のネーミング からなにまで斬新でこれから楽しみな蔵元です。 ■4.落酒造場(岡山県永真庭市)  特別純米 「大正の鶴」  無濾過生原酒 原料米;備前朝日、 精米歩合;60%  【アルコール分】 18度  【日本酒度】+6 【酸度】1.8  1.8L \3,150 A;味4、B;香り4、C;コストパフォーマンス4、D;総合評価4 E寸評;強い酸が口中を差す。旨味を消すほどの強さで主張する。燗をしてみた が、呑みやすくなったが酸味は取れなかった。 ■5.御祖(みおや)酒造(石川県永中能登町) 純米吟醸 「遊穂」18BY 原料米;山田錦、 精米歩合;50%   【アルコール分】 16.5度 【日本酒度】+3   1.8L \3,599 A;味4、B;香り4、C;コストパフォーマンス3、D;総合評価4 E寸評;使用山田錦は兵庫県西脇市で牛の堆肥から有機土を作り減農薬で耕作さ れたもの。(タグより) 肩書きの多い酒に美酒がない典型。酒質も香りも今回の2000円台の酒に並ぶ。 3年物の古酒ですが、いまだ新酒の力強さと味わいが伝わる。燗をしたら旨味が 増した。 ■6.龍神酒造(群馬県館林市)  純米大吟醸  「龍神」 斗瓶取り生詰 原料米;愛山、 精米歩合;47%   【アルコール分】 16〜17度 1.8L \4,935 A;味5、B;香り5、C;コストパフォーマンス5、D;総合評価5 E寸評;丸く柔らかく心の中まで染み渡る味わいに酒の神に感謝。五味バランス して奥行きと広がりに、只タダ感服しひれ伏すのみです。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◆いつもご購読いただいている読者の方は、次枠まで読み飛ばしてください◆   ◆吟醸酒について、消費者(飲み手)という立場で毎月1回書いています。 評論家や蔵元、酒屋の立場では見ていません。また、音楽とか味覚とかいう物 は大変抽象的で表現が難しいのですが、平易に書きたいと思っています。  よく、食べ物店の紹介記事で絶賛している物を食べると、首を傾げたくなる 時が多々ありますし、テレビでリポーターが口に入れたとたん「うまい」と発 言しているウソ等はここでは、しないように心がけています。旨いものは旨い と、不味いものにはハッキリ不味いと言います。   ◆月に一度の例会で飲んだ吟醸酒について、ズバリ、どういう酒か皆様への 判断基準を書きます。   A;味、B;香り、C;コストパーフォーマンス、D;総合評価を、各5点 評価(5;最上 4;良 3;まあまあ 2;まだまだ 1;評価外)で表し ます。 総合評価3−(マイナス)以下ではもう一度買うかと言えば、考えて しまうレベル。2ではタダで贈られても困ってしまうレベル。   私の独断で辛口評価し、E;寸評も入れます。なお、会での評価も、判断基 準の参考にしています。また、評価はこの日に飲んだ吟醸酒の味で、次回も酒 の性格上、ロットや時間が変れば同じとは言切れませんが、傾向としては、間 違ってはいないと思います。  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−             ★最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。 次回も又よろしく、ご購読の程お願いします。  次回12月例会は26日です。メルマガは12月下旬に発行予定です。 ホームページで、もっと詳しいことを書いています。また、呑んだ吟醸酒の 写真も掲載しています。お立ち寄りの上、足跡を残して下さい。 http://www2.ttcn.ne.jp/ginjo/ です。 メールは ginjo-one★mx4.ttcn.ne.jp です。 ★の所は@に変更してください。スパムメールが多いので、申し訳アリマセン。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー    =編集後記=  美酒礼賛、吟醸酒って美味しいですよね、良き友と良き会話と良き肴で、 最高です。  早いもので、今年の酒造りが始まり店頭には新酒がお目見えしています。 まだ、吟醸酒のような手のかかる酒は出てきていませんが、お姉さんに取って 替わって間もなく、若いキャピキャピの娘達が新しい舞台を占めるのでしょう。 今年の新人さんに期待しましょう。                              編者 吟醸 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー このメールマガジンは、インターネットの本屋さん 『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ (マガジンID:0000093635) と 『melma!』 http://www.melma.com/ (マガジンID:m00010538)を 利用して発行しています。 購読停止は上記購読申し込みした所から出来ます。