TOPに戻る

DIYトップに戻る

ミニコンポ修理

またまた妻の友人から修理依頼です。今回持ち込まれたのはパナソニックのミニコンポ。
品番:SC-AK25
1998年の品です。
実際はミニコンポ風なラジカセとでも言いましょうか?CD、ラジオ、カセットと分かれているようで実は一体型。日本人がいかにも好みそうなデザインです。
不具合症状:
カセットデッキで片面再生しか出来ない。
リバースするとすぐにまたリバースされてしまいます。
早送りが出来ません。
更に不可解なのがダブルデッキで両方とも同じ症状。
カセットデッキの不具合の
場合だいたいベルトなどのゴムの劣化により回転が出来なくなる事が多いのですが・・・
とりあえず外側から外していきます。
裏側のねじと側面のねじを外すと簡単に裸に出来ちゃいます。
側面から見るとこんな感じ。
三つに分かれていそうなボディは実は一つだった。
コネクタを外すと電源部分と音源部分を切り離すことが出来ます。

コネクタの外し方は以前ノートPCの分解と同じです。
カセットデッキ部の裏側。
真中にある○がモーター。
この一つのモーターで両方のカセットデッキを動かすらしい。
カッセットデッキ部は3層構造になっています。
外側の基盤を外す為にはモーター電源ケーブルを外さなければ行けません。
すばやく半田ごてを当ててケーブルを引き抜きます。
すると・・・
簡単に取れました〜。
この中にベルトが収納されてます。
ベルト部を見ると・・・
かなり経たっているように見えます。
推定肌年齢40歳??
あらかじめ購入しておいたベルトとピンチローラー。
合計1280円なり〜。

購入方法は近くのパナソニックのお店で注文するかパナソニック修理センターで注文出来ます。
取り外したゴム(外側)と新品ゴム(内側)。
こんなに伸びていたんですね。
しかも色艶が違います。
次にカセットテープに直接接触するピンチローラーを取り外します。
分かりづらいですが右側が新品。
左側が取り外した物。
色が違います。
逆手順で組み立てて出来あがりです。
早速再生してみると・・・

動きました〜。
やはりベルトのへたりが原因です。
両方のデッキが同じ症状なのは一つのゴムで両方のデッキを回していたためのようです。

音質も良くなりました。
くどいですが、ここに記載した事項を実行される場合は、あくまでも個人の責任で行ってください。
また、これによる故障、破損等が発生した場合も当方は一切責任を負いかねます。
DIYトップに戻る