兵庫県宝塚市

富田靖子さん出演ドラマ「悲しみだけが夢をみる」のロケ地



 このドラマは私が以前住んでいた近くが舞台ということもあり、好きなドラマの一つです。放映は昭和63年、NHKの銀河テレビ小説という夜の連続ドラマで、20分番組の20回でした。ただ、直前のニュース番組の延長などの影響で放送時間が一定していなかったこともあり、視聴率はかなり低かったそうです。
 私も放送当時は全くみておらず、最近になってネットのつながりで入手したビデオテープで初めてみることが出来た次第です。不規則な放送時間にもかかわらず毎回録画された方、ダビングに協力していただいた方には改めて御礼を申し上げます。

 撮影の舞台となったのは、阪急電鉄宝塚駅の南側、武庫川に架かる宝来橋周辺でした。しかし、撮影後駅周辺の大規模な再開発が行われたため、高架化前の旧宝塚駅はもとより、駅周辺の旅館、知美の実家「水月楼」などは姿を消してしまい、現代的なショッピングセンター、ホテルになっており、当時を偲ばせるものは残念ながらほとんど消滅してしまっています。


(探訪日:平成13年8月11日)


阪急電鉄清荒神駅


 ここは、知美(富田さん)が由さんとかけおちを企てて待っていた場面を撮影した駅ですが、当時のまま全く変わっていません。
 親友の宝塚音楽学校生の伸子(有森也実さん)から「由さんは来ないよ。帰ろ。」と声をかけられ涙を流すとこを電車がはしり去るシーンは、富田さんの出演作品のなかでも名場面のひとつと思います。

宝来橋

宝塚駅と温泉街を結び、武庫川に架かる宝来橋は撮影に多く使われました。
 撮影当時の、歩行者専用のような風情のある橋から、2車線の大きな橋に変わっています。
 ただ、この宝来橋からながめる、武庫川に架かる橋梁を走る阪急今津線の電車の風景は当時と変わらぬままです。


阪急電鉄今津線

 宝来橋から、武庫川を渡る電車の走るところを眺めるシーンはドラマでもよく使われていました。
 左に見えるのが宝塚歌劇場。この歌劇場もドラマ撮影直後くらいから建て替え工事が行われ、平成4年に竣工したものです。


宝塚音楽学校

建物は当時のまま残っているものの、老朽化に伴って平成10年に閉鎖され、現在は歌劇場の隣に移転しています。

 


戻 る    富田靖子テレカ館 HOME