和歌山県那珂郡那珂町

富田靖子さん出演舞台「華岡青洲の妻」のふるさと


 平成14年11月に大阪松竹座で公演された舞台演劇「華岡青洲の妻」の主人公・華岡青洲のふるさと。最寄駅はJR和歌山線の名手という駅で、大阪駅から電車で約2時間30分もかかるという遠いところだ。目的地である「青洲の里」は駅から徒歩20分くらいのところにあるのだが、道中閑散としていて人通りがほとんどない。 しかし、着いてみると意外にといっては失礼だが、そこそこの訪問客がいる。演劇に来ていた客とほとんど同じ客層(高齢の方々)だ。

 青洲が開いた住居兼病院・医学校である春林軒(復元)へ。受付の横「華岡青洲の妻」のポスターの真上に14年9月13日に製作発表のためにここを訪れた富田さんのサイン色紙が掲示されている。今回は事前に何も調べてなかったのだが、これを拝めるだけでここまで来た目的がいきなり果たせた。しかし八千草さん、高島さんと3人で訪問しているはずなのに、何故か1人だけ、1枚で寂しく展示されている。

 フラワーヒルミュージアム内の展示室で青洲ゆかりの医具などを見学してた後、富田さん一行もお参りした華岡一族のお墓へ向かう。歩いている途中で、地元のおじいさんに呼び止められて、青洲が実際に動物実験に使ったという石の台が道端に置いているのを教えてくれる。青洲の里を訪れる人のなかでも、墓までくる人は珍しいとのことで、私が青洲に興味を持ってることを知ると、その話好きのおじいさんは、いろいろ解説してくれる。残念ながら聞き取りづらくて8割方理解できないのであるが、「有吉佐和子の原作では嫁姑の争いが描かれているが、かなり脚色されており、実際はそんな争いは無かった」(真偽の程はもちろん不明)とか。お墓は富田さんのコメントにもあったが、ほんとうに小さい。脇にある解説の看板が無かったらどれが誰のお墓なのか全く判らないほどだった。


(探訪日:平成14年11月10日)

       関連リンク  「華岡青洲の妻」製作発表の模様

               和歌山県那賀町のHP

  
 春林軒受付横に掲示されている
 富田さんのサイン色紙

 春林軒には「華岡青洲の妻」公演
 ポスターも・・・

 春林軒の主屋

 華岡家発祥の地の石碑

 華岡家の墓地

 


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