エイリアン
ボディ・スナッチャー/恐怖の街
INVASION OF THE BODY SNATCHERS (1956)
1956年作品
監督:ドン・シーゲル のちに「ダーティハリー」、「アルカトラズからの脱出」を監督する。

原作小説を読んでないから初映画化として忠実なのか解らないが、劇場未公開という点、及びSF真直中の
アメリカならではの時代にしてはUFOなどの突拍子もないものが出ない分、役者の演技と設定がよい。
後のリメイクに出てくるすり変った宇宙人は人間と判ると指をさして奇声をあげまくるが、この作品にそれは無い。
★★★
DVD





SF/ボディ・スナッチャー
INVASION OF THE BODY SNATCHERS (1978)
1978年作品
監督:フィリップ・カウフマン 出演ドナルド・サザーランド ブルック・アダムス ジェフ・ゴールドブラム レナード・ニモイ

3作品中の2作品目。この手の脚本は米国で好まれるのか2回リメイクされた。
宇宙から謎の寄生植物が飛来した。街の人々はいつものように何もかわりが無いと見えたが。
衛生局のマシュー(ドナルド・サザーランド)彼の周りで身内の性格や身内にしかない体の痕がなくなっていた等
奇妙な現象が起きていた。彼は専門家に話しを持ちかけ、心理療法を試みるが・・・。
着実と寝ている間に人間が宇宙人にすりかわり、植物が生産され都市全体が支配されつつある。
エイリアンの卵のような種子、ゾンビのように増える奇怪なものたち。過去この作品の設定を見た記憶がある。
宇宙から飛来した植物の花が開きゾンビが増える映画はないかと捜していた(爆)
なんといってもクサイ演出。この年代の独特のホラーぶりだ。役者に親近感どころか違和感さえ覚える。
ジェフ・ゴールドブラムの役には噛合っていないことばかり喋りたてるのでムカついてしまう。このあとザ・フライに出る。
ブルック・アダムスもこのあとのデッドゾーンでは知られているが、出演作品は少ない。
レナード・ニモイはこのあとスタートレックに出演する。SFオカルトミステリーの作品にばかり出てた実績もある。
大分ヒマしている方には3作品まとめて観賞することをオススメしたい。
出演者のファンも多いと思うが、そんないいイメージはこの作品に無いといっておこう。うさんクサさ爆発である。
ヴェロニカ・カートライトも中々有名な女優だ。
(TV海外ドラマ)ミステリー・ゾーンThe Twilight Zone Episode100 (I Sing the Body Electric)
監督 リドリー・スコットの「エイリアン」
「ナビゲイター」、「ER」、アルフレッド・ヒッチコック監督の「鳥」など出演作品は多い。
前作の監督ドン・シーゲルは今作に出演しているのだろうか?よくわからん
★★★?
DVD







ボディ・スナッチャーズ
(1993)
BODY SNATCHERS
BODY SNATCHERS: THE INVASION CONTINUES
1993年作品 監督:アベル・フェラーラ

ガブリエル・アンウォーのヌードで特筆したくはない。また追ってくる者達を銃で撃殺すシーンはこの作品だけ。
その2点で恐怖感が半減してしまい万人向けとは言いがたい気もするが、各々見た者の感想にまかせるとしよう。
ラストにまだ進行し続けている感じはどの作品でも御馴染だ。男性の俳優がいい演技をしている。
主役に眼がいってしまい他はどうでもよくなる感じがないこともない。コピーの速度も速いのでムードは少し半減
やはり時代背景のせいで、過去作品のように引きこまれるほどではない。奇声はサイレンのように力を増している。
インパクトに欠けるのかどうも集中力が散漫になる。寄生植物を運ぶトラックをミサイルで始末。2人の命運は・・・。
子供と医者は1作から、奇声は2作から取り入れてる。ある種ナイトメア・シティにも通じる所がある。
ここまで来てしまってはもうリメイクはないだろう残念だが。あとはTVシリーズで再現できるSFではある。
★★
DVD





「地球最後の男」

「人類SOS!」
(1964)
THE LAST MAN ON EARTH
L' ULTIMO UOMO DELLA TERRA
「地球最後の男」
孤立した1人の男に付き纏う死人達の声。
生物が殆ど存在していないかのような寂しい世界観がある。
死人復活というような描写は無く淡々と描いている。
犬を見つけ1人の女性を見つけ同類がいる人恋しい安堵感から先は見えない。
出演者もほどよく作品に似合っているので得体の知れないまったりだるいムード。
似たような感じは夢でも同じような事を見たような空虚な感覚。
原作リチャード・マシスンでの同名リメイクと基本的には同じ。
出演:ヴィンセント・プライス。
夢の中の世界を探索する飽くなき妄想狂の子供心を持った人向け。
部屋をガッチリ固めて人の居ない町を探索する自分だけがいる。
(ちなみに買物し放題というシチュエーションは無いし焼きたてのパンも出ない)
大人は逆に退屈と感じる古典さながらのクラシックスリラーだと割り切るので意図する物はやはりズレが生じる。
あえて話の流れに差し障る事は書かない。憶測も踏まえて世界観を空想してほしい。

チャールトン・ヘストンが出演したリメイク作品の設定とは中身の濃さが違う。
またロメロのナイト・オブ・ザ・リビングデッドよりは先駆けている。
歩く死者の原因は細菌によるものでワクチンなど克明な詳細が描かれている。
その分はロメロのほうは宇宙線つまり宇宙から飛来した隕石に付着した菌という見方で原因追求は避けている。
知名度のせいか「地球最後の男」でのはっきりした原因の設定を丸飲みしたといえる。
一部のBGMの類似点は「ゾンビ」でゴブリンが手がけたBGMにもある。
またスワットのような部隊も登場するのでロメロがいかにこの作品を下敷きにゾンビ作品を作り出したかが分かる。
死者を退治して埋葬する日々と女性との関係図は「デモンズ '95」に吸収された。
ホラーと感じる場面は妻が現れる所にある。無論1度死んでいるので妻とは呼べない怪物である。
決定的な違いはゾンビではなく吸血鬼の性質だという事。劇中はヴァンパイアという言葉しか出ない。
また特殊メイクもガサガサな感じでナイトの部類と同様と言っていい。
死者たる吸血鬼と病原菌の関係ならなるほどと今までに至る経緯が生まれる理由が納得する。
玄関にニンニクを吊るす主人公になってみないか?。

「人類SOS!」THE DAY OF THE TRIFFIDS (1962)
ジョン・ウィンダム原作の死肉に食らいつく植物モンスターの王道。
怪物を扱っている図鑑などにもトリフィドという名で呼ばれる怪物が掲載されていたほど。
映画では人を襲う怪物として度々登場。
美女=絶叫の金切り声が連発なのでもはやサルが吠えているかのような気もしてしまう。
(しかも怪物凝視して1度も気絶しないこのセンスはなんとかならんのか)
何に例えられるかといえば最後に目にしたのは、
ウルトラセブン第2話 「緑の恐怖」 生物Xワイアール星人、人間生物Xという事になるので参考まで。
音楽の盛り上がり方がスペクタクルアドベンチャー並で凄い。
襲ってくる物は撃退しなければならない路線の展開を楽しめる。
SFツインパックとしてはだるさと騒がしさから丁度良い?バランス。DVDは1枚に2収録してあるタイプ。
★★
DVD







マックィーンの絶対の危機(ピンチ)
人喰いアメーバの恐怖
THE BLOB (1958)

隕石が落下し1人の老人の手に絡みつく。病院へ運び込むが医者も怪物に吸収され姿を消してしまう。
主人公は警察沙汰に巻き込まれ疑われるが・・・。

主人公と恋人。それを茶化す仲間達の若者構図や警官ネチっこい皮肉っぷりが冒頭からあり時代を感じさせる。
病院での脅威、修理工場でのさらなる犠牲者。
そして映画館で不明物体のブロブが観衆をパニックに陥れる様は面白い。
ちょっと見は窓からトコロテンのように出てきたかのようなお楽しみのムニムニ感がある。
そんな映画よりこの俺様の映画を見てくれといわんばかりだ。
アメーバの描写がよく出来ており玩具のスライムを合成して映しているだけなのではという未見の疑念も払拭する。
マックィーン西部劇・戦争・青春映画など多彩で後期の「タワーリング・インフェルノ」がよく地上波で放送され記憶にある。
「拳銃無宿」や「荒野の七人」「大脱走」「栄光のル・マン」「ゲッタウェイ」と名作は尽きない中では意外な作品。
(どうしてもSFホラーには似合わないイメージ)
製作のジャック・H・ハリスが80年代リメイク作品にも関っているが、
もはや観る機会も無く知名度だけで記憶に無いのが寂しいのでそちらのDVD化も期待したい。
知名度からもはやスライム映画の元祖。
☆☆☆☆☆
DVD






デイ・オブ・ザ・トリフィド THE DAY OF THE TRIFFIDS (1981)
イギリスBBC作品。

隕石の飛来を見た人々は失明し植物が人を襲う。

映画やTVMではなくTVドラマで放送されたもの。
造型は蘭かチューリップみたいな肉食植物。舌の様な器官から消化液を放つ。
また下部は堅い物を割る水棲生物かモールス信号のようにコンコンと音を立てる。
物語は宗教観や男女差別までにも発展しており根底から秩序は崩壊している。
緊張感やパンチ力に欠け本筋から道が逸れたりし原作を活用できてないのでスケールの低さが伝わってくる。
死肉を食うという説明セリフはあるがそのような食うシーンは一切無い。
毎回のスタッフロールではバクテリアで夜光る湖のような発光の揺らめきでSFを感じさせる。
良い部分も感じるがイギリスのTVドラマは相当だるくて進歩が無いのを痛感した。
しっかり映画化として製作しようとしないスタンスでは後世に夢や希望さえ残らない。
これを映画で作れるのはジョージ・A・ロメロしかいないだろう。
日本版のトリフィドでも作って逆旋風で巻き返したれ。春は花粉も凄いし。

DVD








エイリアン
1作監督:リドリー・スコット
2作監督:ジェームズ・キャメロン
3作監督:デヴィッド・フィンチャー
4作監督:ジャン=ピエール・ジュネ
エイリアンデザイン:H・R・ギーガー

ALIEN (1979)

ALIENS (1986)

ALIEN3 (1992)

(1997)
ALIEN: RESURRECTION
ALIEN 4

エイリアン アルティメット・コレクション
1作目、リプリーのみが生還。(1体のエイリアンが登場する)
2作目、リプリーと他2名とアンドロイドのビショップがが生還したのだが・・・(大量のエイリアンとクイーン)
3作目冒頭でその後、リプリーのみが生存していた事になる。(エイリアンは1体、体内に幼生が1体)
4作目はリプリーのクローンと他数名が地球へ帰還できた。
(数体のエイリアン、そしてクイーン。人との遺伝子合成エイリアンが登場する)

映画「エイリアン」の「エイリアン」特徴。
キャラクターや宇宙船はH・R・ギーガーによるデザイン。
ダン・オバノンはSFやホラーに詳しい。
スイスのシュールレアリズム画家H.R.ギーガー。
1977年に出版した作品の収録の一つ「ネクロノームIV」
に描かれた壁画風の異形の怪物が『エイリアン』のモデル。
強力な酸性の液体が血液という実際には考えられない設定。
「エッグ」卵が開く構造。
「フェイスハガー」他の生命体の顔に寄生して体内でクローンを孵化する構造。
移動が素早いため隊員達が悪戦苦闘する場面はスリリングである。
主に隊員の顔が狙われたのは口からクローンを侵入させるためと思われる。
昆虫の女王の習性の設定を借りてるのか雌雄は不明。

1作目はコンピューターがマザーちなみに4作目はファーザーという違い。
古い手法の作品でかなり退屈なのは我慢だ。
SFらしく宇宙服の場面もあるので真面目に凝らした分で功を奏している。
霧深い山岳地帯の星で箱舟のような宇宙船の座席に他の巨大な異星人の白骨が横たわっているのは不気味。
名前は作中に登場しないが「スペースジョッキー」というらしい。
「エッグ」という卵が印象深い。

2作目はジェームス・キャメロン監督だけにバトルアクションがよい仕上り。
スクリームを放つ子役はお約束でしっかり画面に捉えているのが独特。
エイリアンクイーンVSリプリーが運転する作業ロボット。
リプリー達が子供を救出しアンドロイドのビショップがバラバラにされるが回収される。

3作目はヘドが出るような絶望的世界観でSFの次元に関係がなく逸脱。作風はTVMベース。
とくにセリフ”畜生”連発がうるさい。ましてやCG合成の動きのエイリアン。
罪人の監獄という密室での逃げ場が無い場所での悪戦苦闘が必見。

4作目で造型ものに戻った点が納得できるが無理が過ぎる。
役者や設定から音楽や演出などアメコミ気味。

特典ディスクが色々あるので若干設定の理解をしやすいかもしれない。

続編を仮想するなら広大な宇宙と船、そして惑星の謎。未知数のSF原点が欠かせない。
登場する役者はまずクリストファー・ウォーケンを希望したい気持ちがある。
男性陣は死に役ばかりになると目立たない顔の雑兵が多い。
この世界の雑兵を一悶着の中でしっかり引っ張るにはキアヌ・リーヴスが加われば良いと思う。
エイリアンの性質は種の存続に優れている。一部を退治しても決して滅亡する事が無いだろう。
SFモンスターの優位では「エイリアン」と「遊星からの物体X」の2つが突出している。
モンスターとのバトルアクションを延々と描いても空気が生存パニックになるためSFらしさは出ない。
亜流がいくら増産されても超える事は叶わないのは明白。不満を募らせるくらいなら再起した方がまだ良い。

緊張感を感じる代表作。

後に映画「エイリアン」の設定を下敷きに続編やリメイクではないが映画が製作された。
「プロメテウス」 PROMETHEUS (2012)
★★★★★
DVD









スペースインベーダー
INVADERS FROM MARS (1986)
監督:トビー・フーパー
製作:メナハム・ゴーラン、ヨーラン・グローバス
原案:リチャード・ブレイク
脚本:ダン・オバノン、ジョン・ジャコビー
出演:カレン・ブラック リンダ・マグナッソン、ハンター・カーソン

NASA科学者まで設定に登場する映画だが。
ユニークな造型の奇妙なインベーダーたちがコミカルである。
ヒット作「スペースバンパイア」のスタッフがによる、
「惑星アドベンチャー/スペース・モンスター襲来!」(53)のリメイク作品。
「Dr.スランプ アラレちゃん」のニコちゃん大王に似てるインベ゛ーダーたち。
★★
DVD








エイリアンX
(2004)
ALIEN LOCKDOWN
CREATURE

遠い昔に隕石が落下してきた場所に落ちてた透明な石。
石を巡り時代は流れ現代に発掘され生物を創造するコードが隠されていた。
そして他国侵攻の軍事利用のための兵器として実験していた。
研究所の博士が怪物を覚醒させてしまう。大佐の指令で部隊が送りこまれる。

プレデターそっくりの原始化したような怪物です。SFという観点は薄れてます。
クリーチャーをテーマにした映画。期待していた完成度と内容が違いますね。(TVM)

DVD





プレデター
原題:PREDATOR (1987)
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー
プレデター演:ケヴィン・ピーター・ホール

軍隊が戦地のジャングルで姿の見えない生物に遭遇。
兵士が次々と姿を消してしまう。肉片から兵士の亡骸と確認。
相手はカメレオンのようにカモフラージュする光学迷彩機能を有してプラズマキャノンの武器を使ってる。
主人公はジャングルの地形を利用し罠を作る。
負傷したプレデターから緑色の血痕が。その後を追う。
負傷したプレデターは戦闘服の武装を解除し顔を見せる。
格闘になるがプレデターは携帯してる自爆スイッチを押し高笑いした。
危険を察知した主人公はその場を退避する。

生物を狩る宇宙のハンターがプレデターの設定。
カニのような顎を持つ顔はなんともいえない。
武装はチェーンメイル(鎖帷子)で腕に携帯用の装置。レーザー兵器の武器を持つ。
光学迷彩昨日というのはSFの架空の軍事物語によくある設定である。
宇宙人とははっきり明示されてない。
プレデターのスーツアクター(中の人)は俳優のジャン=クロード・ヴァンダムの予定だったが降板した。
アクション俳優は競演したがらないので競演してる映画は貴重。
★★★
DVD








プレデター2
原題:PREDATOR 2 (1990)
プレデター演:ケヴィン・ピーター・ホール

プレデターの宇宙船が都市に。
格闘になるが主人公が勝利。
格闘の様子を眺めていたプレデターたちが現われる。
プレデターの長老が地球の人類を戦士と認め戦利品を授ける。
プレデターたちは地球を後にして飛び去る。

プレデターの設定が部族という印象が明確になったのは2作目。
プレデターが地球で何をしていたかという物語も無い。
友情モノで終わった。
★★
DVD








エイリアンVS. プレデター
原題:ALIEN VS. PREDATOR (2004)
2枚組特別編

エイリアンで毎回出演していたランス・ヘンリクセンが出演。(2からのアンドロイドの人)
2作目でクイーンに真っ二つにされたアンドロイド役といえばわかるはず。エイリアン・クイーンも出る。
遺跡の探索中に仕掛けが作動して捕縛されていたクイーンの卵が間に運ばれる。
間にいた者たちは宿主にされる。別行動の探索チームには武装したプレデターが現れる。
ラストはプレデター2と同じパターン。
普通のアクションで出演者も少ない。狭い、暗い、探索が薄いときてる。
役者もどーでもいい感じで割り振られた感じで看板役者はモンスターのほうといえる。
プレデターの中身は当然ジャン・クロード・ヴァンダムでは無い。
エイリアントプレデターのあいのこでENDの余裕ある分もう少し力を注げたのではないだろうか。
脚本が70年代コミックのようにパータン化された手抜きだから逆に飽きる。
もう一度見たいかと言えば関心はもう薄れている。
後を惹く独特の音楽があれば別なのだがそういう神秘性は薄い。
セリフも臭くて登場人物達に馴染めない。途中で飽きてしまうのは流れだけのストーリーのせいだろう。
地球上でエイリアン?馬鹿馬鹿しい。SF錯誤。テレビでホラーやってる安っぽいパターンを感じさせる。
過去の2つの作品は出演者の知名度頼りの側面の御蔭もあった。今はないので思ったより通用しない。

DVD





AVP2 エイリアンズVS.プレデター
(Aliens vs. Predator: Requiem)2007年

プレデターの宇宙船で捕獲されていたエイリアンの幼生が寄生し小型機が地球に避難。
プレデター型のエイリアンが誕生。
地球では、
男性が餌食に。
子供が餌食に。
浮浪者が餌食に。
女性が餌食に。
病院で新生児室もエイリアンに確認されてたので後に新生児も全員死んでる設定。
妊婦が餌食にされて妊娠したお腹からエイリアン誕生というパロディが頭悪い。
編集のコマが多い。
人物へのカメラワークは少しアップで様子がわからない。
乱戦になると様子がわからない。
クリーチャーとの戦闘を盛り上げる音楽が派手だが曲のアレンジなので新鮮味が無い。
数人のギャングが邪魔。恋愛が邪魔。
毛布の中をエイリアンかと思わせるサービスが邪魔。
助けを待つ場所に軍がミサイル投下。
プレデターはエイリアンと人間の両方を始末してる。
悪趣味にしただけの救いようが無い駄作。
☆☆
DVD




エイリアンVSヴァネッサ・パラディ
ATOMIK CIRCUS - LE RETOUR DE JAMES BATAILLE (2004)
THE RETURN OF JAMES BATTLE [米]
フランス映画

えー、まずヴァネッサ・パラディ(そんな人知りません)
なんやこのクソッタレな映画は( ̄ω ̄;)まるでむさ苦しい鳥の家畜小屋みたいだな。
コメディが入ってるのでゴチャゴチャしてるが簡単に言うと、
インチキプロモーターアランがド田舎で町のアイドルコンチャに迫る。
そこへ浮遊するタコの宇宙人が現れ人々を貪り食う。
やつらを撃滅させる唯一の方法は?。無い。
渦に吸い込まれたコンチャを追って異次元を通った先の惑星でジェームスはコンチャに出会ったが・・・?。
次から次へとコンチャが現れた。なんてこっちゃ。

オバカ系。宇宙人がよく出来ていて面白い。
顔吸われたらスプラッター。刺されたら宇宙人。触手や円盤が空を切れば首が吹っ飛ぶ。
田舎娘がプロ級で歌うのが納得いかんし1曲聞いてねみたいなもん。ニキビとらんかったのか。
怪人に変貌した男は特撮映画も真っ青。

頼むから舞台を宇宙にしてくれ。

DVD







エクストロ
XTRO (1983) イギリス

コテージで光を見た父親が失踪し、怪物が土の中から現われる。
女性は怪物に盤の触手を口に当てられ、お腹が膨れて成人男性が生まれた。
3年後、母親と息子は既に違う男と暮らしていた。
蛇の卵を食べるところを見られた父親は息子を仲間にし超能力の使い方を教えた。
フランス人の女性が寄生され繭になり卵を排卵する。
兵隊の人形、道化師、戦車、豹などが操られ動き出す。
山奥に向かった父親と息子は姿が変貌して光とともに消える。

「エイリアン」がヒットした後の映画なので、
顔に寄生されたり、お腹から生物が生まれたりするのは珍しくない。
繭のアイデアは「エイリアン2」より早い。
三作目まで続編があるようだが1作目しか知られてない。
ハウスで起きるオカルトの演出にエイリアン路線を盛り込んだような組み合わせ。

DVD








インデペンデンス・デイ
INDEPENDENCE DAY (1996)
ID4

監督:ローランド・エメリッヒ
出演:ウィル・スミス、ビル・プルマン、ジェフ・ゴールドブラム

ウィル・スミスが演じる大尉の軽快な行動が冴える。
都心のビルの上ではエイリアンを「歓迎」で出迎えるオカルトマニアが集合。
しかし、エイリアンの巨大母艦のレーザーでビルは消滅。
大統領は軍にスクランブルを出す。
母艦にはバリヤーが張られていてミサイル攻撃が通用しない。
母艦が武器を発射するタイミングにミサイルが発射されず機体ごと突撃し母艦は沈む。
捕獲されたエイリアンは研究所に運ばれ奇声を発する。
大尉は墜落したエイリアンにパンチ。
宇宙空間にあるエイリアンの基地では手を振って「ごあいさつ」。
ミサイルを飛ばしてエイリアンの基地を爆破して壊滅させた。

いわゆる宇宙人ブームがあった頃のデザインではなく、
タコ型の火星人の触手型のエイリアン。
巨大母艦のレーザーはアニメ「ラーゼフォン」で流用されてる。
軍事兵器だけの武装に特化したエイリアンなどあるわけがないので設定はマンガ。

恋人や夫婦などの視点と感情表現を演出するのは典型的なハリウッド流の映画。

博士はクレイジーの設定。エイリアンに殺されて死体がテレパシーの代用の会話に使われてます。
CIA国防省長官がエリア51を大統領に話してなかったことで揉めたり。
間に合わせで戦闘機パイロットを募集はとんでもないですね。
祈りにCIA国防省長官が参加して「ユダヤ人じゃない」と言って「誰にでも欠点はある」と言われたり。
あの親子はユダヤ人という話は無かったがユダヤ人の設定だったようです。
兵役後に農薬散布をしていたエイリアンに拉致されたことがある中年が戦闘機パイロットとして
ミサイルが発射されないので母船のアプラズマレーザー射出口に突撃。
F-15戦闘機にあのような故障は無いです。
大統領も戦闘機パイロットで参加という円滑さですが。
各国が参加してる設定ですが日本の防衛庁の兵隊も一言の1シーンで登場するので日本も参加してる設定のようです。
★★★★★
DVD











オール・ユー・ニード・イズ・キル
Edge of Tomorrow、別題: Live Die Repeat (2014)

監督
ダグ・リーマン
原作
桜坂洋
『All You Need Is Kill』
出演者
トム・クルーズ
エミリー・ブラント
ビル・パクストン
ブレンダン・グリーソン

救えるチャンスがある。それとも見殺しにするか?

軍の広報担当の少佐は戦いはまったく駄目。まず話をするのが特徴。
将軍は少佐を逮捕させ二等兵として戦地に送り込む。
ブートキャンプでは口の悪い教官がビシビシ鍛える。賭け事は嫌い。連帯責任で腕立て50回。さらに50回。
兵士にとっては名誉。
エイリアンを退治する連席を持つおんな兵士は「女神」として有名だがブートキャンプでは(ビッチ)と名付けられていた。
ヘリコプターの翼を刀として使い接近戦でエイリアンを殲滅。訓練も同様。
少佐も同じ訓練をして劇的な成長をする。
「あれが新米ですか?」
話が通用しなかった兵士や将軍たちも話が通用するようになる。
血を浴びた後にタイムループするビジョンの能力はオメガエイリアンと同じ能力。
ただしリセットするには死ぬ方法。
2人は他人と何度も出会ってるので予知紛いになる方法。
ただし輸血されてしまうことでその能力も無くなる設定。
アルファ・エイリアン(赤色の眼)と時間をリセットする能力があるオメガ・エイリアン(青色の眼)。
集団のようでも一個体。職種と溶岩のような設定で液体から作られる槍が武器。
日本では字幕と吹き替えでは「ギタイ」と名付けられてる。
統率する個体のボスは察知した場所にはいなくて別の場所にいたという設定。
博士の発明品はオメガエイリアンの中枢神経とリンクできる粒子力学の製品だったが
将軍が信用せず不良品ということにしていた。部品は軍幹部の金庫。
完成すると大型注射器。
宇宙人のイラスト約5000枚が描かれたという。
パワードスーツは実際に作成されたものでCGではない。武器の稼働や弾丸の発射はCG。
パワードスーツは俳優が行動で稼働するコスプレ。
エイリアンのボスを倒しにフランスやドイツにといっても国はCG。
エイリアンを確認して撮影してるのではなく、グリーンのマスクを着用した人を目印にしてる。
ワーナー作品だがソニーエンターテイメントも協力してる。
「ウジムシ野郎」「くそったれ」「腰抜け」など軍のやり方などは精神被害になりそうな原因が演出されてるが。
それらが悪夢のフッシュバックかのように連発されてる。
軍の幹部に話をしても精神異常者として抹殺されてしまうという設定。
女神と少佐は死ぬがボスを倒したことで血を浴び再度リセットされる。
会話をすれば未来は変えられる。
訓練すれば未来は変えられる。
パターンに挑戦すれば未来は変えられる。そういった内容です。
まるでゲームソフトの内容に困ったらリセットしてやり直しという方法がモデルかと。
将軍の石頭が無くなり博士の発明品が完全になったからこそ。
トム・クルーズはこの映画で複数のアイデアを起用されてる。
スーツのデザイン。
スーツの着用競いは40秒以内。
イギリスのトラファルガー広場でヘリコプターの着陸。
アクションシーンなどもアイデアがあったでしょう。
原作者は日本の作家のようですが知名度はまだ先。
宇宙人が相手でもそれを作ったのは人間なのだから人類が勝利するご都合主義の映画の結末は王道。
★★★★★
DVD











第9地区
District 9 (2009)

『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』(The Blair Witch Project)1999年作品の
ニュースドキュメンタリーの放送番組の演出を流用したエイリアン版。

南アフリカ共和国のヨハネスブルク上空に宇宙人の宇宙船が。
宇宙人はウイルスか栄養失調が原因だったため、
難民として保護区に移動させられるが居住区の保護区はスラム街になる。
エイリアンは昔のアフリカの社会問題がモデルである。
スラム街ではナイジェリアの武器商人がエイリアンを客としてキャットフードや羊肉を販売していた。
報道中のインタビューの最中でもゴミを漁るエイリアン。
エイリアンを治療する話はない。
エイリアンを保護する人権団体が抗議活動。
軍事兵器開発専門のMNU (Multi-National United)のヴィカス・ファン・デ・メルヴェが担当する。
保護区からの移設で立ち退きを1件1件回るがエイリアンと喧嘩になり担当者の腕が千切れるトラブルも発生。
そんな場面にも遭遇していたがヴィカスは余裕で行動していた。
エイリアンのテロリストも逮捕し卵も燃やしてしまう。
ヴィカスはエイリアンが開発した筒の液体を浴びてしまい時間経過で黒い液体を吐きエイリアンの腕に。
捕らえられて解剖されそうになる。
変身の様子は吐いたり皮が剥がれたり歯が取れたりなどで「ザ・フライ」The Fly(1986)が参考のモデルだろう。
ヴィカスは軍の幹部の娘と結婚したがヴィカス軍の隠蔽工作の陰謀に巻き込まれた。
エイリアンとセックスしたヴィカスとしてテレビや新聞が追い詰める。
エイリアンの肉を食べれば強くなれるとシャーマンが武器商人のボスを唆す。
エイリアンは「エビ野郎」として有名なので食べてしまうが何も効果はない。
エイリアンの1人クリストファー・ジョンソンがコンピューターに詳しく地下で小型宇宙船も開発。
武器と宇宙船はエイリアンのDNAが無いと作動しないため
ヴィカスとエイリアンの2人は液体の入ってる筒が保管されてるMNUに乗り込む。
ヴィカスは人を殺さないとしていたがそういう状況ではなかった。
エイリアンは解剖されていた仲間の姿に呆然。
ヴィカスのエイリアン化は進行してるためエイリアンが3年かかると説明。
ヴィカスは1人で小型宇宙船に乗り込むが墜落。
武器商人のボスはエイリアンになりかけてるヴィカスまで食べようとする。
いつもなら逃げるヴィカスはエイリアンが開発したロボットに乗り込み軍の部隊と戦闘。
レーザー兵器は弾丸をバリヤーで止めたり人間を液体の破裂のようにしてしまう。
3年後に助けに来ると約束しエイリアン親子は宇宙船に戻る。
保護区ではなく収容所。
ラストはMNU幹部が軍と共同でエイリアンの武器と組織を調べる実験をしていたことが発覚する。
ヴィカスは保護区でエイリアンになっていたというエンド。

時間経過によるカウントダウンの恐怖。
エイリアンも子供には弱かった。

宇宙船には補給物資が無いので7つの惑星がある星に帰れたかは不明である。

エイリアンの武器で攻撃されて人間が液体状に破裂するのは
まるでゲームソフト『レミングス』(Lemmings)である。
パワードスーツはまるでゲームソフト『バトルテック』 (BattleTech) である。
アニメ『ロボテック』( Robotech)1985年がモデルとされてるが
その後は上記やコクピット型のゲームセンターが流行。
どういうわけか巨大なパワードスーツが主人公の映画も後に制作されてWB社からDVDで発売されてる。

自作SF短編映画『アライブ・イン・ヨハネスブルグ』(英題:Alive in Joburg)が原作の下敷き。
南アフリカ共和国ハウテン州ヨハネスブルグ南東部のソウェト地区(Soweto)での撮影。
有害なアスベストなども大量に飛散して廃棄物になって散乱してるらしい。
それだけでなく犬の死骸も400匹分は川に流れて猫ほどの大きさの巨大な鼠が餌にしてるらしい。
不衛生ならば行政のテコ入れで金になるはずだが政策は不透明。
主人公ヴィカスを演じるシャールト・コプリーのセリフは全てアドリブ。
VFXでの修正は使われてない。
大人のエイリアンを演じた俳優はジェイソン・コープ1人で冒頭のMNUスタッフとしても出演してる。
子供のエイリアンはCG。
この映画はアパルトヘイト(Apartheid)時代のジンバブエの難民問題をモデルにされてる。
アフリカの人種嫌悪の問題もモデルにされてる。
撮影地区はあの一カ所のみであるが実際に居住区の移転がされた場所である。
牛肉や羊肉の半分の頭部は笑ってるように見えるので「スマイリー」として実際に販売されてる。
脳味噌焼きも有名である。
南アフリカのシャーマンの「ムティ」が実際にあるが、
古くは呪術目的の犯罪が発生したり人体を店の前に埋めたりする問題があった。
しかしMUTIといえば、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(ドイツ語: Wiener Philharmoniker、英語: Vienna Philharmonic Orchestra)
リッカルド・ムーティ(Riccardo Muti, 1941年7月28日 ナポリ - )は南イタリア人の指揮者が有名。
効果音は骨の音のような会話をする一部のアフリカ人の特徴をエイリアンの会話に施してる。
装甲車は南アフリカ共和国が設計製造した、四輪式の装甲兵員輸送車のキャスパー(Casspir)が使用されてる。
通常はロケットランチャー攻撃でも運転手は死なない。
戦争の実際の爆撃音は高性能マイクを破壊するらしいので収録されないらしい。
イラク戦争時でも遠くの爆撃音が小さい音だけで収録されていたのが知られてる。
小型宇宙船が飛ぶシーンと墜落するシーンの砂煙は実際にその場所で圧力装置で特殊効果をしたもの。
MNUは南アフリカ共和国ハウテン州 ヨハネスブルグ市都市圏F区にある超高層ビルのカールトン・センター(Carlton Centre)
研究施設は実際の核爆弾が保管されていた施設。
倒される役の研究所の女性職員はキックボクサー。
アフリカ人は俳優ではない人も。
映画では大勢で対話してる様子でも言語は違うので意味が分かってないらしいです。

ニュージーランドウェリントン所在のWETAデジタル(ウェタ・デジタル、WETA Digital)は、
『指輪物語』の映画化3部作の
『ロード・オブ・ザ・リング』(2001年)、
『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』(2002年)、
『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』(2003年)
が製作された会社である。

ハリウッド的な手法を避けてるとはいえ、
それが複数の映画会社が目指してるハリウッドであるというなんとも皮肉な結末になってる。
宇宙人を人間の立場に置き換えたようなものでも感動できるのがハリウッド映画の手法。

「アクション」「ファンタジー」「コメディ」「SF」
ピーター・ジャクソン(Sir Peter Robert Jackson, KNZM、1961年10月31日 - )監督はナイトの称号を保有してる。
時世の流行に乗りやすい監督。

ニール・ブロムカンプ(Neill Blomkamp, 1979年9月17日 - )は、南アフリカ共和国出身。
カナダ在住の映画監督・脚本家・特殊効果スタッフ・CMディレクター。
過去の記憶からリスペクトしてる作品が多いとされてる。
心理学では過去のイメージを制作することは「過去の悪夢の清算」かのようだが根本源としてる力学だろう。
人間らしい繊細な心理処理の矛先の証拠である。
それらが失われるとアイデアの空白になるので新しい情報から記憶を修正して構築し転換期を迎えることになる。
各種の問題をテーマに映画を製作するのとブログは同類だが。
★★★★★
DVD












しつこい化物倒すなら吹っ飛ばしてなんぼ

ワープ