イースター島の考察
●伝説の国ホツ・マツア
マルケサス諸島をヒワ諸島と呼び、
島の1つヒワ・オワでは木材や石の彫刻が栄え、もうつ1の島ヌク・ヒワで高度な石積みの技術があったとされる。
ヒワで戦争が幾度か起り、それに不満だった者たちが航海の旅に出てイースター島に辿りついたとされる。
●伝説
伝説として残っている話だが、いつもの話しが出てきたのか、真実かは定かではない。
初期に畜産会社の経営や旅行者相手の生活のために作られた寓話かもしれない。
あるいは数人のうちの一番年上の者が訪れたものたちに言伝えたのかも知れない。
酋長ホツ・マツアの弟が1人の娘に恋をした。
しかし近隣部落の酋長オロイも同じくして想いを寄せていた。
娘はオロイに島を一周したら嫁になると言った。
そしてオロイは島を一周するが、娘はホツ・マツアの弟と一緒に姿を隠した。
オロイは激怒し復讐すると宣言。
娘とホツ・マツアの弟は6人の同行者を連れてヒワから去って行った。
*部族の酋長としては若いのだろうか?酋長である以上オロイのほうがホツ・マツアの酋長より年上と推察しやすいのではないだろうか。
ホツ・マツアは3度戦い、敗れた。
従僕が見た夢をもとに東へ向った。
*従僕は全ての島の名を語っている。はるか東に高い死火山、ラノ・カオのある島。ここに集落オロンゴの廃墟あり。
周囲にモツ・ヌイ、モツ・イチ、モツ・カオカオの3つの島あり。それぞれに「水のなかで立っている子供たち」という名を付けたという。
ハンガロア、ハンガ・オ・ホス、アナケナという気に入った入江を見たという。
七人の若者がこの島に到着し、島の入江近くにツクネイモを植えたが、
雑草のごとく葉が生茂ったので入植に適さないと判断し引き返そうとしたが、ホツ・マツアがしびれを切らして舟で来た。
*しびれを切らしたとは態がいいが、
1.ホツ・マツアの仲間たちが報告の遅い7人の若者が逃出したのではないか、と言出した、
2.オロイの部族たちがそこまで迫っていた。
ツクネイモを植えて、繁るまで7人のうち1人は死んだという点から、かなりの日数が経過していたとされる。
●国
上陸しやすい入江を見つけ、8月のイースターの言葉でアナケナと名づけられ島は開拓される。
生活面を補い、貯水池を作った。
のちにヒワから同行者に化けて密航し上陸したオロイが武器ももたないホツ・マツアの仲間や子供を狙って待伏せし殺害。
しかしこれが表立ってホツ・マツアに見つかり殺されたという。
*単身乗り込む割には追いつめていたとは言えない。ここで話しがあっさり終ってしまってる。
ポリネシア人がルーツとされている。