■  ■ 海底地すべり地層 ■  ■
■  ■ Home ■  ■



千葉県南房総市白浜に出現!

白浜巨大乱堆積層露頭


2010年 白浜と館山 千倉を結ぶ安房グリーンラインが開通されました。

その工事中 巨大堆積層露頭が発見されましたのでここにご紹介致します。

(独) 森林総合研究所  森林農地センター資料より



◆ 工事中の大発見

 2007年春、(独)森林総合研究所 森林農地センターが実施する房総半島南端、南房総市白浜町にある農業用道路(安房グリーンライン)の建設現場において、約200万年前の大地震の痕跡を示す巨大乱堆積層の露頭が発見されました。 

「大規模海底地すべり地層」の露頭は最大13m、幅50m、面積400uに及ぶ巨大なもので砂岩、泥岩の層が地すべりによって分断 粉砕、 回転し混沌とした乱堆積層になっています。 このような地層をみることは大変めずらしい事です。


◆ どのようにしてできたのか?

この地球は およそ400年前から100万年前の新生代第3紀には、水深1500mから2000mの海底に砂や泥が堆積していました。

ところが、約200万年前に巨大地震が発生、砂層が液状化し、広範囲の地すべりを引き起こしました。

その際、半固結状態だった地層が分断され或いは粉砕され、ばらばら回転するなどしてこのような混沌とした乱堆積層になったと考えられます。

房総半島沖合は相模トラフトと呼ばれる構造線が走り、複数の海溝プレートが深海でせめぎ合う世界的にも地殻変動の最も激しい場所です。

大正の関東大地震(1923年)、元禄地震(1703年)など過去数百年ごとに発生している大地震によって海底隆起が繰り返されてきました。

その隆起速度は過去7000年の間に35mときわめて速く世界でも1,2を争うほどです。
出現した「大規模海底じすべり地層」も隆起して現在の位置まで押し上げられたと考えられます。

          森林農地整備センター資料より



    





なお、白浜より安房グリーンラインのトンネルを抜けたすぐ右側にこの地すべり地層が見られます。

また、左側には駐車場及びこの地すべり地層の案内板がございます。



■  ■ Home ■  ■