7000接続記念おまけ
なんだかんだと7000接続を賜り、厚く御礼申し上げます。
すっかり芸の無さを露見させた感のある「おまけ」でありますが、今回も芸無しの戦前雑誌からのいただき画像です(笑)。元ネタはすっかりおなじみの「陸軍画報」。
「東亜安定の礎」と云うタイトルの一連の写真から。
壮図 九三式双軽爆撃機の斜左背面よりのクローズアップ。翼下面に見える自動車はスタータア、遠く雲を望み出発に際しエンヂンの整調に逸る壮図を制する緊張の一瞬の情景、九三式双軽爆撃機は戦場爆撃用単葉低翼式全金属製四座機、エンヂンはジュ式空冷星型450馬力二基を装備し、水平速度250粁上昇限度8000米の性能を持っている。
(諸元は公表による。陸軍航空本部検閲済)
戦前・戦中の兵器の諸元は一般国民には極秘とされていた印象が強いのだが、昭和11年頃はまだオープンだったようである。九三式爆撃機は軽も重も不細工なのだが、じっくり見ているとなかなか味のある飛行機に見えてくる。
胴体は全面波板なのだが、スキャンしたら網板になってしまった(笑)。
グランドパワーでのわずか12ページの「特集」で名高い(笑)ヴィッカースMkT中戦車。古典的スタイルだが、「最新鋭」だった時期もあったのである。側面形は救いようが無い程不細工なのだが、このアングルから見ると、なかなか強そうである。
この時期(昭和11年)の「陸軍画報」の特徴は、毎回ソ連軍のスチールがふんだんに掲載されている事である。同じ写真が毎回出てくる事も良くある話である(笑)。開傘索を落下傘兵自身が引いて開傘させているのに注意。ロシアアバンギャルドの流れをくむ?のか格好良いスチールである。
いきなり画像サイズが大きくなってしまった(笑)。熱河討伐烈士隊の記念写真。「必勝・死」と書かれた髑髏マークの旗と腕章が珍しい。