廃墟BOOKS(廃墟関連本紹介)2013.06.04更新

廃墟関連の書籍の紹介です。2013年6月現在35冊+8アイテム
基本的に自分で所持している本しか掲載していません。
たまに「週刊ポスト」に廃墟関係本の書評を書いてます。
左欄の「詳細/購入」から各書籍等を買って頂けると、私がチョット儲かります(笑)

★の5段階評価(管理人の独断と偏見による)

★所有する価値はおろか、見るのも時間の無駄
★★所有する必要は無いが一応見とけば
★★★所有する必要は無いが、読む価値は有り
★★★★なるべく所有する方向で、必ず読むように
★★★★★絶対に所有した方が良く。何回も読むべし!!

姉妹コンテンツ樹海Booksもご覧下さい。

詳細/購入 (タイトル) 表紙 著者/カテゴリー 感想/書評
「廃墟の歩き方探索編」
イーストプレス

単行本: 254 p ; サイズ(cm): 21 x 15
¥1,575 (税込)

栗原亨/監修

廃墟ガイド本
日本初の廃墟ガイド本。
今まで「廃墟」と言えば写真集が
当たり前な時代に発売され多くの支持を得る。
廃墟ブームの火付け役になった1冊!!
廃墟探索の装備をはじめ注意なども掲載。
廃墟を始めるのなら絶対に必要な本である。

★★★★★
「廃墟の歩き方潜入編」
イーストプレス

単行本: 179 p ; サイズ(cm): 21 x 15
¥1,575 (税込)
栗原亨/著

廃墟ガイド本
「廃墟の歩き方」の正当な続編。
前作で指摘の多かったカラーページを増やし
関東の物件を多く掲載した反面。
全国的な物件が少ないのが残念。
今は無き貴重物件も多く資料的な価値は高い。

★★★★
「新・廃墟の歩き方 探訪編
二見書房

単行本(ソフトカバー)
¥1,995 (税込)
栗原亨/著

廃墟ガイド本
廃墟の歩き方潜入編より10年ぶりの新刊。
総物件数57件と歴代最多。
(廃墟の歩き方1が45件、2が30件)
カラーも多いが値段が約400円アップ・・・。
基本的にワンダージャパンを全巻持っている
読者はあえて買う必要が無いかも・・・。


★★★★★
「廃墟紀行」
マガジンランド

コンビニ本:210P
¥ 600 (税込)
栗原亨/著

廃墟ガイド本
「廃墟の歩き方」をリーズナブルにし文体を簡略化
したコンビニエンスストア本。
当初ワンコイン(500円)で発売予定であったが
カラーを増やし600円に!
物件はかぶるが全編完全書き下ろし。
コスパは高いといえる!!

★★★★
はじめての廃墟の歩き方」
イーストプレス

コンビニ本:235P
¥ 500 (税込)
栗原亨/著

廃墟ガイド本
まさに正当な「廃墟の歩き方」コンビニ本。
身近な秘境“廃墟”を探索するためのガイドブック!
と銘打ち500円で発売!
歩き方1&2の合体修正版なんで両方持ってる方は
買わなくていいかも。

なんとなく廃墟って感じの入門にはお勧め!!

★★★★
「ニッポンの廃墟」
インディヴィジョン(八画)」

単行本(ソフトカバー): 256ページ
栗原 亨 (著), 酒井 竜次 (著, 編集, 監修)
鹿取 茂雄 (著), 三五 繭夢 (著), 他
物件のやや詳細な地図を載せ業界に賛否を
巻き起こした問題の一冊。
廃墟界のファーストジェネレーションと
セカンドジェネレーションがコラボし
ある意味、数年前の集大成ともいえる。
ある事情により重版できないため見つけたら
即、買ってください。
中身はかなりこゆいです!!

★★★★

「廃墟ノスタルジア 」
二見書房

写真集127ページ
¥2,415 (税込)
栗原 亨 (監修), 三五 繭夢 小林伸一郎氏の写真集とは対極の画像。
技術的に上手い!ではなく女性である作者の
心で見た廃墟を紙に再現した。とでもいうか・・・。
好き嫌いははっきりと分かれる画像。
圧倒的に女性に支持されている。


★★★★
廃墟サンクチュアリ 」
二見書房

写真集127ページ
¥2,415(税込)
三五 繭夢 「廃墟ノスタルジア」の続編。
前作より画像、文章共に洗練されている。
が、迫力というか訴える力というか・・・
が弱い。
悪い意味で優等生になってしまった感じ・・・
とはいえ、逆の発想では作品としてのクオリティは
高くなったとも言える。
同じく好き嫌いは別れ、女性向であろう。


★★★
万―懐古文化綜合誌
(臨時増刊号廃墟の魔力)
ゆとり文化研究所愚童学舎

単行本: 160 p ; サイズ(cm): 26
¥2,201 (税込)
ゆとり文化研究所愚童學舎/編さん

廃墟写真+ガイド本
もはや伝説の1冊。
下欄で紹介している「廃墟シネマ」も
この本の影響で生まれた。マヤカン、軍艦島
全てはこの本のせいで有名になったと言っても
過言ではないぐらいだ。
レポートも素晴らしく、資料製も高い。
小さな出版社の本なので、見かけたら即買い!!

★★★★★
2013.06.04
完全永久保存版 日本の廃墟
別冊宝島 1958
宝島社

大型本: 103ページ
¥ 1,200 (税込)
中田 薫 、中筋 純他

廃墟紹介雑誌
感心するのはこの体裁の本をこの値段で出せる政治力・・・。
カラー半分でカバー無しで600円の雑誌でしょう・・・。
30分で読み終わりコスパ最低・・・。
エンターティナーとして書く文章が評価されている中田氏が
何故かやたらルーイニズムとか限界集落とか難しい事書いて
るし・・・。
確信犯でしょうが、もうこの辺で正常に戻しませんか?
あなたと中筋氏が創り出した廃墟と言う文化を大切に
育てましょうよ・・。
「倒産物件を探せ」は私のバイブルでした・・・;;

しいて言えば「廃墟女子座談会」が内容はさておき
試みとしては面白いかな?

★★
「ワンダーJAPAN」
日本の《異空間》探険マガジン
三才ブックス

大型本: 127 p ; サイズ(cm): 29
¥1,200 (税込)
栗原亨 黒魔 他/寄稿

B級スポットガイド本
(廃墟多数掲載)
ガイド本は数々あれどどれもこれも温泉にグルメ・・・。
って内容に飽き飽きした人々に送る
「B級観光スポット」のガイド本。
廃墟は勿論、珍寺、戦跡、珍スポなど様々な物件が満載。
私的には全国の「たこ滑り台」がツボでした。

ちなみに廃墟12ページ&廃車4ページを私が担当。
「廃墟伝説」の黒魔氏も「戦跡」を担当している。
第1号なのでまだまだ課題は残るが、
価格からしても、買って損の無い1冊である。

★★★★
「ワンダーJAPAN(2)」
2006 SUMMER
日本の《異空間》探険マガジン
三才ブックス

大型本: 127 p ; サイズ(cm): 29
¥1,200 (税込)
栗原亨 他/寄稿

B級スポットガイド本
(廃墟多数掲載)
上に紹介している「ワンダーJAPAN」の第2弾。
前作が好評だったので季刊予定らしい。
前作を踏襲しつつ作りが向上している。
なんせ様々なB級スポット紹介なので、当たり外れは、
人によってはあると思うが総じて面白い。

今回は廃墟10ページ&新カテゴリー「無縁仏塔」を
私が担当。

★★★★
「ワンダーJAPAN(3)」
2006 SUMMER
日本の《異空間》探険マガジン
三才ブックス

大型本: 127 p ; サイズ(cm): 29
¥1,200 (税込)
栗原亨 他/寄稿

B級スポットガイド本
(廃墟多数掲載)
3号目となりました「WJ」
今回は、廃墟フリークの聖地「軍艦島」特集
紙面の約1/3に及ぶ扱いなので、資料的価値も高い。
今回、私は「廃墟マニアックス」で4物件を寄稿。
あと、軍艦についての解説も少々担当。

★★★★
完売 「愛知県漂流vol.6」
愛知県漂流編集室

\280(税込
愛知県漂流編集室/編さん

東海地方B級スポットガイド雑誌(廃墟多数掲載)
1号〜7号までで廃刊になってしまった、幻の雑誌!!
特に6号には伊豆を含む東海地方の廃墟を
24物件も掲載。
廃墟番付などの面白い企画も有る。
独自の取材力から得た、新物件には圧倒される。
それでいて値段はたったの280円・・・。
って事は1物件あたりなんと11円60銭。
かなりお買い得なのは間違いない!!
復刊を待ちたい。

残念ながらバックナンバーも完売だが、
下記のURLに問い合わせれば何とかなるかも?
http://hyouryu.fc2web.com/buy.html
http://www.indivision.cc/tokaihimitsuclub

★★★★★(千円でも買う価値あり)
「廃墟遊戯」
メディアファクトリー

単行本(ソフトカバー): 144 p ; サイズ(cm): 25
¥3,675 (税込
小林伸一郎/著

廃墟写真集
御存知「廃墟写真集」元祖本。
低感度フィルムで長時間露光。
まるで本物の廃墟空間を空気ごと写真に閉じ込めたよう。
廃墟の美しさを本当に理解した人では無いと、
絶対にこんな写真は取れまい。
廃墟フリークを自負するなら必ず1冊は所持するべき。

★★★★★
「廃墟漂流」
マガジンハウス

大型本: 191 p ; サイズ(cm): 26
¥3,675 (税込)
小林伸一郎/著

廃墟写真集
小林伸一郎氏の廃墟写真集第2弾。
前作「廃墟遊戯」の正当な後継写真集。
基本的なクオリティーは前作同様素晴らしい。
前作が「鉱山」中心であったのに対し今作には、
様々な廃墟が掲載される。
廃墟を語る上で、持っていたい1冊だ。

★★★★
「廃墟をゆくDethtopia series」
二見書房

大型本: 142 p ; サイズ(cm): 27
¥2,625 (税込)
小林伸一郎、田中 昭二/著

廃墟写真集+文章
デストピアシリーズを謳っていながら、前2作とは全く別物。
「遊戯」「漂流」を持っている方には必要ないかも・・・。
写真のほとんどが新作では無く、残念な上に、
小林氏のせいでは無いのだが添えられた文章がダサい。
おっさんが書くおセンチな文章にもはや
笑いすらこみ上げる。
この本を買うなら前2作を買うのがお勧め。

★★
「亡骸劇場 」
JAPAN DEATHTOPIASERIES
講談社

大型本: 183 p ; サイズ(cm): 30 x 21
¥3,990 (税込)
小林伸一郎/著

廃墟写真集
小林伸一郎氏とは、6年来の知り合いであり、
本当に尊敬できる人物でもある。
しかし、どうしてしまったのか・・・?
「遊戯」「漂流」では廃墟の空間を写真に閉じ込める。
とまで称された氏の良さが全く無い・・・。
珍日本廃墟紀行(写真版)といった無いよう・・・。
残念ながら、4千円を出して買う意味が無い。

★★
「廃墟探訪」
二見書房

単行本: 159 p ; サイズ(cm): 21 x 15
¥1,890 (税込)
中田 薫 、中筋 純/著

廃墟ガイド本
かつてミリオン出版のサブカル雑誌「GON!」に
掲載された「倒産物件を探せ」の単行本。
本当の意味ではこちらの方が「元祖廃墟ガイド」となる。
私も若き頃、当雑誌を切り抜きスクラップにしていた。
とにかく取材力が凄い!!プロの仕事って感じが伝わる、
強いて難点を書くなら、読み物として面白くするために、
多少誇張が多く、客観的な廃墟観とは隔たりがある。
私も掲載物件に何件か行ったが、
この本のレポートの存在を確認できないケースが
まま有る・・・。
実際に読み人から見れば小さな問題なので是非一冊。

★★★★★
「廃墟本」
ミリオン出版

単行本: 191 p ; サイズ(cm): 21 x 15
¥1,890 (税込)
中田 薫 、中筋 純/著

廃墟ガイド本
出版社は違えど、基本的に「廃墟探訪」の続編。
相変わらずの取材力と圧倒的な物件数はさすが。
惜しまれるのは、面白く書こうとしているのか、
廃墟になるまでの経緯やその物件自体を
馬鹿にした表現が目立つ。
ある意味、事実なのだろうが「廃墟好き」には
いたたまれないかも・・・。
しかし、資料的な価値は高くお勧めの一冊。

★★★★
「廃墟本2」
ミリオン出版

単行本: 189 p ; サイズ(cm): 21 x 15
¥1,890 (税込)
中田 薫 、中筋 純/著

廃墟ガイド本
いいも悪いも正当な「廃墟本」の続編。
私的には、いいと・・・。
下に紹介している「廃墟街道」が何故発禁になったか
の理由もコラムとして掲載されていて、潔いかも(笑)
基本的な書評は上に同じ!!
所持していて損は無いが。

★★★★
「廃墟街道」
二見書房

単行本: 157 p ; サイズ(cm): 21 x 15
¥1,890 (税込)
中田 薫 、中筋 純/著

廃墟ガイド本
NEWS
右のアマゾンの表示を見てもらえば
わかると思いますが、諸事情により販売中止です。
本屋で偶然見つけたら、是非購入してください。
プレミア間違いないです!!
「廃墟彷徨」
ぶんか社

文庫: 285ページ
¥ 1,890 (税込み)
中田 薫 、中筋 純/著

廃墟写真集??
をねらったのか・・・
中田氏はどう思っているか知らないが、
私的には最大のライバルと思っている。
氏のレポートは多少、誇張も入っているが、
廃墟をエンターテイメントと考えた際には、
非常に面白い。
しかし、この本のコンセプトが良く分からない。
ほとんどが写真で、氏の最大の売りである文が、
ほとんど無いのだ。
中筋氏の写真は、とても素晴らしいと思うが、
それは、文章とセットで生きてくるものであり、
写真集のクオリティでは無い。
オールカラーとはいえ文庫で1890円・・・。
最近の廃墟フリークは目が肥えていることに、
気づいていないのだろうか・・・?

★★
「廃墟、その光と影」
東邦出版

単行本: 175 p ; サイズ(cm): 21 x 15
¥1,575 (税込)
田中 昭二、中筋 純/著

文章+廃墟写真
上で紹介した「廃墟をゆく」の小林伸一郎氏では無く、
中田薫氏とコンビを組む中筋純氏との共著本。
長年廃墟を撮り続ける中筋氏の写真は、
小林氏は三五女史等に比べアート色は薄いものの、
廃墟写真家としてはもはや職人芸。
美しさや力強さ儚さ等は無いが「廃墟」を的確に
描写していて私的には結構好きである。
中筋氏の写真集って意味では、価値あり。
文章は「廃墟をゆく」同様センチメンタルオヤジ的な
描写は読むに耐えない

★★★
「廃墟探索 西日本篇」
新風舎

単行本: 232 p ; サイズ(cm): 21 x 15
¥3,360 (税込)
湯前 悟郎/著

廃墟ガイド本
クオリティーの高さは凄いの一言。
正直な所、自費出版本に近いのだが、
それが幸いして(様々な制約を受けない)
最高の本に仕上がっている。
私の著書「廃墟の歩き方」シリーズの悪い所、
足りない所を研究し全て良いほうに生かして
創ったかのようだ。
惜しいのは著者の活動範囲の関係か西日本に
物件が限られている事と、値段が高すぎる。
私でさえ購入するのに躊躇した・・・。
しかし、資料的にも価値は高くお金に余裕の
ある方は、是非、所有されたし。

★★★(2千円程度なら5つ★)
「廃墟綺譚」
碧天舎

単行本: 48 p ; サイズ(cm): 21 x 15
¥1,050 (税込)
阿部 一孝/著

廃墟+モデル写真集
数人のモデルを廃墟で撮った写真集。
物件も廃墟の時代の「丸山変電所」
また「レストランシャトー」「レストラン白樺」程度で、
廃墟を目当てって意味では全く価値が無い。
良く見ると「奥多摩ロープウェイ」や「小曲園」も

1カットづつ有る。
千円と値段も手ごろだがページも少ない。
私的には廃墟でモデルを撮影する意味さえ
理解できないが、それを裏付けるような写真集。
廃墟は廃墟、女性は女性。
美しいもの同士の共存は無用。

★★
「墟」
ぶんか社

大型本: 160 p ; サイズ(cm): 30
¥3,990 (税込)
PRIDE/著

廃墟写真集
廃墟ブームの乗って間違えて出しちゃった典型本。
数人の写真家が撮った写真のオムニバス的な
構成だが多分、関係ない仕事で現地に行った際に
ついでに撮って来ましたって感じがヒシヒシと伝わってくる。
とにかく「色」が凄い・・・。
表紙を見てもわかるが空が黄色!!
中の写真も総じて変な色。
廃墟を理解していない集団が作るとこんな本が出来る
っていう意味では貴重な1冊。それに4000円は痛い。
物件も有名なものばかりで全く褒める箇所が無い。

「廃墟霊の記憶」
角川書店

文庫: 190 p ; サイズ(cm): 15
¥650 (税込)
板橋 雅弘、岩切 等/著

廃墟紀行本
約十数年前に「失楽園物語」として刊行された本。
廃墟ブームにのり今回文庫本化。
しかしタイトルが「廃墟霊の記憶」・・・。
この「霊」の1文字のおかげで廃墟フリークからは、
存在すら知られなかった。
内容的には伝説の
「琵琶湖幽霊ホテル」「大滝ランド」など現在は
存在しない貴重な物件が掲載されている。
基本的に「ボーイズビー」の原作者っぽい文章ながら、
まじめなレポートで好感が持てる・・・。
「失楽園」に「霊」著者では無く販社のセンスの無さが惜しまれる。


★★★
「歴史廃墟を歩く旅と地図
水路・古道・産業遺跡・廃線路」
講談社

単行本: 238 p ; サイズ(cm): 18
¥880 (税込)
堀 淳一/著 元大学教授の書いた凄くまじめな本。
一般的な廃墟って感じで買うとチョット違うかも。
副題の通り線路や道、トンネルや軍事遺跡などが
主であるため、純粋な廃墟は少ない。
しかし、地図からそれらの物件を探すってノリは
とても参考になるし、取材力も凄い。
私的には面白かったが、廃墟的には微妙??

★★★
「廃墟大全」
中央公論新社

文庫: 301 p ; サイズ(cm): 15 x 11
¥940 (税込)
谷川 渥 /編集

廃墟学術本
何度、読もうとしても途中で寝てしまい読めない。
あまりにも高尚すぎて、頭の弱い私には無理(笑)
ただし、廃墟の能書きを語る「おしゃれキッズ」達には、
是非、読み理解したフリをして小難しい話を
熱く討論て頂きたい。

★★
「軍艦島―眠りのなかの覚醒」
淡交社

単行本: 143 p ; サイズ(cm): 24
¥3,150 (税込)
雑賀 雄二/著

軍艦島写真集+文章
廃墟の代名詞である「軍艦島」あらゆる廃墟の中で
最も有名な物件(集合体)かもしれない。
面白いもので所謂、廃墟フリーク以外に軍艦島ファンが
存在する。
有る意味その頂点でもある雑賀氏が撮り、
そして書いた本である。
私も数年前の軍艦島上陸&1泊の際、雑賀氏に出会った
夜もふけた軍艦学校の教室で様々な貴重な話を聞けた。
廃墟を語る上で軍艦は避けて通れない。
所有すべき一冊。

★★★★
「日本の要塞」
忘れられた帝国の城塞
学研

単行本: 192 p ; サイズ(cm): 26
¥2,310 (税込)
歴史、戦争遺跡資料本 ぶっちゃけ全然廃墟の本ではない。
しかし「海堡」系がかなり詳しく掲載されている。
有名な所では東京湾要塞の1部である
「第一海堡」「第二海堡」
由良要塞の「友が島」・・・。
あの廃墟の砲台跡にこんな大砲が・・・と思うと、
探索に行った際、楽しみも深まる。
勿論、陸上に残る要塞戦跡も多数掲載。
資料集だから当たり前だが資料価値は高い。

*第二海堡は05年春より渡航不可能

★★★
「愛という廃墟」
東邦出版

単行本: 123 p ; サイズ(cm): 26 x 19
¥2,294 (税込
田中 昭二 、 中筋 純/著

ラブホテル廃墟写真集&文章
田中氏&中筋氏の廃墟本第2弾
文章は、もうなにも言うまい・・・。
上を参照されたし。
中筋氏の写真は、相変わらず絶品。
写真集としてなら買ってよいと思うが、何故ラブホ??
確かに探索していてかなり多くの
ラブホ廃墟にはであうがどんな層の人がこの本を
買うのかが謎??
廃墟フリークってラブホが好きなのか??
総じて悪くはないが2千円オーバーで買う人の気持ちは
私には理解でき無い


★★(文章無で1500程度なら4つ★)
「そらち炭鉱遺産散歩」
共同文化社

単行本: 348ページ
¥ 1,890 (税込み)
北海道新聞空知炭鉱取材班

北海道炭鉱資料本及び
やや写真集テイスト
北海道の「空知」限定とはいえ史料価値は極めて高い。
そらち支庁の炭鉱遺跡が詳細に調べられている。
北海道に廃墟目的で旅をするなら
必ずもって行ったほうが良いと思われる。
風間氏のモノクロ写真も美しく写真集並の
クオリティーが感じられる。
どれだけ気合をいれて作ったかが、
本に現れる典型といってもいいだろう。
これだけの内容、装丁で1890円は買い。

★★★★


その他廃墟関連アイテム(DVD、CD等)

詳細/購入 (タイトル) 表紙 著者/カテゴリー 感想/書評
「廃墟 解体新書」
GPミュージアムソフト
DVD
栗原 亨/監修
しばしお待ちを
「NONFIX 廃墟シネマ」
ポニーキャニオン
DVD
瀬々敬久/監督
しばしお待ちを
「SIREN」(サイレン)
ソニー・コンピュータエンタテインメント

¥6,090 (税込)
PlayStation2 用
アドベンチャーゲーム
和製「バイオハザード」的ADゲーム。
私も直接ではないがマス向けの
広報誌に執筆で参加。
今までに無いリアルな背景は実在の
廃墟をモデルにしている。
例えば「埼玉の廃村」や「軍艦島」
また「清越金山」等
あまりに精巧なつくりに全部物件を
言い当てる事がきた!!
廃墟フリーク必見のゲーム。
難易度が高いのが難点。
サイレン2も近日発売

★★★★
「SIREN2」(サイレン2)
ソニー・コンピュータエンタテインメント

¥7,140 (税込)
PlayStation2 用
アドベンチャーゲーム
真上のゲームの続編。
前作があまりに難しかったので
近作は少々簡単になったらしい。
なんで前作のコアなファンからすると
物足りないらしい・・・。
私には十分難しいが(笑)
相変わらず、実在の廃墟がでまくり。
プレーしながら「あの廃墟だ!!」
って思いをはせるのもいいかも。

★★★★
「廃墟巡礼/北海道」
大映
DVD
小林伸一郎/監修
しばしお待ちを
廃墟遭遇「壁紙」作品集 施設編
シンフォレスト
CD
小林伸一郎/撮影
しばしお待ちを
廃墟遭遇「壁紙」作品集 工場跡地編
シンフォレスト
CD
小林伸一郎/撮影
しばしお待ちを
「追憶の廃墟 THE LOST PLACE」
ジェネオン エンタテインメント

¥2,940 (税込)
DVD 物件的にはそれほど凄いって言うのは
収録されていませんが、
今は無き「小曲園」は貴重です。
ところがとにかく映像が素晴らしい!!
色の付け方といいアングルといい
廃墟を見飽きたほど巡った、私ですら
鳥肌が立つぐらいの凄さ!!

これは絶対に見るべし!!

★★★★★

 

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