物件No.12 「大滝ランド」 静岡 2000/9/22公開 2001/6/23改定

「過ぎ去りし楽園」

構想十数年、かつて「ビックコミックスピリッツ」誌の相原コージの、記事によりここの存在を知りました。当時は、インターネットなど無く、情報は「南伊豆の真ん中」としか・・・。「廃墟ファン」の掲示板にて情報を、募ったところ有力な情報を得る事が出来、ついに訪れることが出来ました。「萬臨時増刊号、廃墟の魔力」にも掲載されていましたし。かなり有名な物件なので、ご存知だと思いますが。温泉が出るとゆうことで、この施設を造ったところ、結局温泉が出なくて、このような「廃墟」になってしまったらしいです。厳密に言えば、一番手前の、建造物に人が住んでいるため「準廃墟」ですが・・・。真偽は定かでは無いのですが、利権がらみで、人が常駐しているとの事です。ここに住んでいるおじさんと話しましたが、「建物の中以外だったら、写真をとってもいいよ」と言ってくれました。優しそうな良いおじさんでした。また、犬が10頭以上飼われていて、門を入ると一斉に吠えまくります、まさに犬時雨って感じでした、この辺は、変なパトカーも含めて、利権がらみの関係でしょうか?残念ながら、当時存在していた、巨大なオブジェの「恐竜」(T−レックス?もどき)や「大仏」(仁王象の説も有り)は取り壊されて、存在しませんでした。自分の中で、十数年間、思い描きつづけてきたイメージとはかなり違っていたため、正直な所、がっかりしました・・・。でも、前知識無しで、客観的に見れば、面白い「廃墟」です。珍しく前置きが長くなってしまいました。以下、ご覧下さい・・・。

極彩色を、施した門です。手前には、トーテムポールも有り、いきなりトリッキィーな世界への、予感を感じさせてくれます。ちなみに「蘭センター」と同じ敷地に存在します。
完璧に、フリーハンドで描いた、案内板です。左下の川の上の赤いのが、現在位置です。「廃墟に誘われて」のウシロさんのジェイソン村の地図の方が、全然素敵です。右側1/3は蘭センターです。
かっこいいパトロールカーです。これまたフリーハンドで、塗装されています。大昔のマーチがベースですね・・・。ナンバーが付いていますが、公道を走って良いのでしょうか?
多分、ホテルに使われるはずだった。建物です。3階に人が住んでいるようです。手前はプールです。
これまたかっこいいオープンカーが・・・。手前はセドリック?奥はミラでした。これは遊具の一部なのでしょうか?それとも、車の改造が好きな方がいらしたのでしょうか?どうでもいいぐらい素敵です!!
調理設備が・・・。用途は不明、ジャンクフード売っていたのか、キャンプ場のキッチンなのか?ここでは、不思議が一杯すぎて、あまり考えないほうが良いかもしれません。私のような凡人に計り知れる、世界では無いのですから・・・。
巨大なゴミにしか、見えません・・・。
かつてはコテージのような物だったようです。
水の干上がった、石橋の上に「阿修羅像?」が後頭部にも顔があります。まさか、大仏がちぢんでしまったのでは!!
ひょうたん型のプール。
無数の犬小屋がプールサイドにあります。
なんて、リッチな犬達でしょう!!
多種多様な犬小屋、2個分隊は、駐留しているようでした。今は、静かにしていますが、吠えまくりです。慣れれば良い子なので、いじめないで下さい。
ホテル跡の人が居住している所の隣の建物です。
国際イオン研究所です。多分「元」でしょうが・・・。字体が懐古趣味ってます。実は秘密で怪人「犬男」でも、開発しているのかもしれません。
研究所内部、白衣や実験器具が・・・。潜入したい!!でも、見つかったら「犬人間」にされてしまうかも・・・。

現役時代の大仏(阿修羅像との情報も有り)です。
天海さまより、転用させて頂きました。
約10年前に撮影したものらしいです。
山をバックに聳え立つ姿・・・。
この目で見てみたかったです。
今となっては、かなり貴重な映像ですね。
有難う御座いました!!

大仏の入口です。
左右の毘沙門天?と弁天?の極彩色がかっこいい!!
大仏の色もかなり素敵です!!
大滝ランドの名前の元になった?「三階滝」です。50mぐらい有ったような?下から、20〜30分位歩きます。かなりの滝でしたが、木製の滝見台は、半分腐っていました。確かに温泉が出れば、観光地になったかもしれません、あのセンスでは微妙ですが。

以上です、期待していた方、済みません!!夢は触らない方が、いい時も有りますね.。伊豆方面に行った時、秘密の滝が有るとか、だまくらかして家族でハイキングに行くのもいいかもしれません。三階滝は、かなりの物でした。「蘭センター」が有るので、敷地内の出入りは自由です。蘭センターも半廃墟でしたが・・・。