物件No.142 「松○石材」 栃木
「地下からの咆哮」
大谷石(おおやいし)の採石場&石材会社複合体の廃墟。1994年廃墟として誕生、廃墟年齢8年、なかなかおいしい時期。特筆すべきは、なんと坑道が埋められずに生きている事だ!!「地底探検」男の子なら絶対萌え萌えのロケーション。廃墟もそうだが基本的にExplorerな私は萌え×10ぐらいの感じで、単身地下へと潜る事にした・・・。無事地上に生還できるのであろうか?今ここに男のロマンをかけた冒険が始まろうとしている・・・。
採石場 この建物が、採石場&石加工工場。 あいにくの雨の中、かれた植物が寂しさを倍増させる。 |
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事務所 大谷石造りの2階建事務所。 夏季には近づく事は勿論の事、発見する事すら困難かもしれないほど、雑草が生い茂る。 |
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採石場機械室 なんとこんなところまで大谷石造り!! すげー贅沢と思ったら、大谷石にもグレードがあるらしい。 まあ、自分のところで自給自足なのでまーいいか(笑)。 |
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出荷所の車寄せ はーー、大谷石だらけだ!! 地下で採石、工場で加工された石は、ここから、全国に出荷されていったに違いない。 もしかしたら、あなたの家の塀も・・・。 |
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工場屋根 現在は屋根として全く意味をなしていない。 北関東の、今にも雪に変ろうとする冷たい雨が、直接降り注ぐ・・・。 |
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石切機 手前の右側に血痕が!! 数多くの作業員がこの機械に飲み込まれ、この工場は閉鎖に追い込まれたようだ・・・。←全くの嘘(血痕の様な痕は、天井のトタンの錆です) |
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工場の内部 奥側の天井の保存状態は良好。 出荷されずに、製品状態で放置してある石達・・・。 地下で眠り続け、また地上でも眠り続ける・・・。 |
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坑道 手前のコンクリートの四角い部分が坑道への入口。 天井が殆どないので、階段を支える鉄パイプが錆び始めている。 |
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下を除く 地下へ直角の37m!! ストリームライトをもってしても、最下部を伺う事はできない。 |
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下を除く2 真下に向けて撮影してみた。 男性ならわかると思うが、金○の裏がスーッとする(笑)。 恐怖を振りほどき、いざ地下探索へ出発だ!! |
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エレベーター 地下へ降りるエレベーター。 当然、電気が通ってい無いので動かない・・・。 ってことで、やはり地道に階段で降りるしかないようだ。 ちなみに、積載能力1200kgで蛇腹式の手動の柵が2重になっている。 |
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地下への階段 一歩一歩地底へと近づく。 雨で錆びた階段が軋み、また、足元を滑らせる・・・。 客観的にみると太い鉄パイプもこの空間では華奢で脆いものに感じる。 風が吹き込み地下から音が聞こえる・・・。 それはまるで地獄の亡者たちの咆哮のようだ・・・。 |
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坑道から上を見る という訳で、あまりの怖さに地底探検は終了!! 皆さん期待させてすみません。 本当に、途中の踊り場とかが、錆びているうえに、降り注ぐ雨で、手摺がつるつる滑るんですよ(泣)。 見ての通り7〜8mぐらいしか下ってません(笑)。 そんな訳で、いきなり敬語に変更。 |
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事務所2階 お詫びに事務所の方に潜入しました。(2枚目の画像) ここも建物の壁面が雨で滑るのでなかなか苦労しました。 地底Explorerでは無く、廃墟Explorerなので勘弁して下さいね。 雨漏りのする天井のしたの床は、このようにボロボロになっていました。 天井の腐った木材が、落ちてきて、ゴミ箱が1階に落ちそうです。 |
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階段 1階への階段です。 巨大なオーブが写っています。 あーー!!もうオーブの話はいいですね。 |
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1階の部屋 従業員の休憩所として使われていたらしいです。 冷蔵庫とテレビ、したは電子レンジですかね?? さぞかし写りが悪そうですね。 |
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トイレ 設定チキンのおじやさんと約束しました!! 「必ずトイレは、掲載する」と・・・。 ボットン便所にフタ、壁には大きなヒビが入っています。 |
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事務所 色々な機材が放置してあります。 まるで、すぐにでも再開するような感じで8年が経過しています。 |
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玄関 地下に潜ったであろう「ゴム長」がきちんとそろえて置いてあります。 積もった埃が、廃墟になった年月を語っています。 いつの日か劣化して、形がなくなるまで、持ち主を待ち続けて並び続けます。 |
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コンピュータ なんか、まさに「コンピュータ」って感じのコンピュータです。 「2002年地底の旅」のハル2002に違い有りません!! きっと高性能すぎて感情をもっています。 |
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キーボード ハル2002のキーボードです!! かっこいいデザインで、超高性能っぽいです。 「オマエハダレダ」と話し掛けられる前に撤収します!! |
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スバル360残骸 往年の名車「スバル360」の廃車です。 当時は、フォルクスワーゲンビートル=カブトムシと呼ばれ、スバル360がてんとう虫と呼ばれていました。 21世紀に入っても、そのデザインは古さを感じさせません。 採石場の門をでて、道を挟んだ反対側に放置してありました。 |
(後記)地下の潜入は全くのネタですので、信じないで下さいね。っていうか絶対に降りては駄目ですよ。落っこちたら死んでしまうのは勿論ですが、落盤も有り得るし、地下には有毒ガスが溜まっていて、吸ったら死んでしまうし、可燃性のガスが大爆発ってことも・・・。チョット前に大谷石の採石場の跡地で、何だか事故も有りましたね。本当に地獄の亡者の仲間入りになってしまいますよ。そうとは分かっていても、地下探検に憧れるのも事実ですが・・・。