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 各国の国民の食事量は、食料の生産、輸出入、加工、損耗などの推計量と人口からの加工統計であるが、FAOの供給カロリー・データによって知ることができる。すでに供給カロリーについては世界地図(図録0100)と主要国の推移(図録0200)を掲げているが、ここでは、OECD諸国の比較を行った。

 日本はOECD諸国の中で最も食事量が少ない点で目立っている。しかも2番目に少ないスロバキアとの間に8%もの差がある。

 最も食事量が多いのはオーストリアであり、日本の1.38倍と4割近くも多くなっており、日本との差は著しい。

 食事量が多い国は、オーストリアに続いて、ベルギー、トルコ、米国、イスラエルとなっている。

 日本、スロバキアに次いで食事量の少ない国は、チリ、ハンガリー、メキシコとなっており、日本を除くと、なお、発展途上の性格の強い国々であり、そうした意味からも日本の特殊な食生活がうかがえる。

 選択表示でOECD諸国の一人当りのGDPをカロリー当りのGDPを対比したグラフを掲げた。

 日本の一人当たりGDPは18位と今やOECD諸国の中で半分ぐらいのランクを占めるに過ぎないが、カロリー当りのGDPを計算してみると、7位と大きく上昇し、ドイツ、フランス、英国などの主要国を上回るに至っている。食べる量からすれば日本の経済活動は効率的であるという結果である。

 日本の一人当たりとカロリー当たりの順位差は11位と大きいが、日本に次いで順位差が大きいのは、逆方向であるが、オーストリアである。オーストリアは一人当たりGDPでは7位と高いがカロリー当たりでは14位にまで順位を落とすのである。

 世界の中には、貧困国を中心に、栄養不足人口を多く抱え、日本よりさらに食事量が少ない国もある。下図に、下位20位を示した。一番食事量が少ないのは中央アフリカであり、日本の0.69倍と約7割の水順位止まっている。


 対象となったOECD諸国は34カ国であり、具体的には、図の順に、メキシコ、トルコ、ハンガリー、ポーランド、チリ、スロバキア、エストニア、チェコ、ポルトガル、ギリシャ、スロベニア、韓国、スペイン、イタリア、イスラエル、日本、ニュージーランド、英国、フランス、ドイツ、ベルギー、アイスランド、フィンランド、オーストリア、オランダ、アイルランド、カナダ、米国、スウェーデン、デンマーク、オーストラリア、スイス、ノルウェー、ルクセンブルクである。また、供給カロリーの少ない国としてあげたのは、中央アフリカ、ザンビア、マダガスカル、アフガニスタン、ハイチ、北朝鮮、チャド、ジンバブエ、ウガンダ、エチオピア、東ティモール、ナミビア、タジキスタン、リベリア、ケニア、コンゴ、タンザニア、イエメン、ルワンダ、ボリビアの20カ国である。

(2018年1月25日収録)


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