バレンタインデーが近づいている。チョコレートに関するデータを掲げた。

 人口当たりでチョコレートを一番多く消費している国はドイツであり、スイス、オーストリア、ベルギー、英国などがこれに続いている。これらの国は年に1人当たり10キロ前後チョコレートを消費している。

 日本は年2.2sとこれらの国と比べると5分の1程度と消費量は少ない。

 チョコレートの原料はカカオ豆であるが、西アフリカ諸国で生産量の7割近くを占めている。最大の生産国はコートジボワールであり、ガーナがこれに続いている。

 なお、カカオ豆に含まれる淡黄色の油脂をココアバターといい(53〜58%)、これにミルク、砂糖を加えて作られるのがホワイトチョコレート。また湯に溶けやすくするため脂肪分を減らして溶けやすくしたのがココアである。

 以下に、チョコレートの歴史年表とカカオ豆の各地域の生産と生産シェアの表を掲げる。

チョコレート歴史年表
紀元前〜1500年代 古代マヤ、アステカの時代から尊ばれて栽培。ドロドロして濃く、苦く、薬草、バニラ、唐辛子などと混ぜた飲料などとして、また病気治療、精力剤、儀式用飲料として用いられた。カカオ豆は中南米で貨幣としても使用。
1521 アステカがフェルナンド・コルテスによって征服され、スペインの植民地に。カカオもスペイン人好みの味に(砂糖やシナモン、バニラなどのスパイスを入れるなどの改良)。
1615 フランス国王ルイ13世とスペインのアン王女が結婚。チョコレート好きの王女によって、フランスの宮廷に持ち込まれる。当時は濃い飲み物で水と一緒に飲まれた
1657 ロンドンで最初のチョコレートショップがフランス人によってオープン。カカオの含まれているテオブロミンには利尿作用や筋肉弛緩作用の薬効があり、英国では薬局で販売
1797頃 長崎にチョコレートが伝わったとされる
1847 英国で現在の板チョコレートの原型が誕生。カカオ豆の外皮を除いて細かく砕いたペースト状のカカオマスにココアバター、砂糖を混ぜて型に流し込んで製造
1857 西アフリカガーナに栽培技術が広まり、それ以降、主要農産物の1つとなる
1899 森永商店(現在の森永製菓)、チョコレートの製造を始める
(資料)東京新聞2007.2.4

チョコレートの原料カカオ豆の地域別生産量とシェア
  万トン 生産シェア(%) 備考
合計 328 100.0  
アフリカ 228 69.5  
アジア・オセアニア 55 16.8  
中南米 45 13.7  
(主要生産国) 
コートジボワール 127.6 38.9 世界最大の生産国
ガーナ 60 18.3 アフリカの大陸部でカカオ生産を始めた最初の国
ナイジェリア 18 5.5  
カメルーン 18.6 5.7  
インドネシア 44.5 13.6  
メキシコ 3.8 1.2  
ベネズエラ 1.5 0.5 生産量は少ないが、非常に品質の高いカカオができる
エクアドル 11.6 3.5 フォラステロ種の中でも世界随一の品質を誇るアリバ種と呼ばれるカカオ豆が有名
トリニダード・トバゴ 0.1 0.0 カリブ海に浮かぶトリニタリオ種の生産国
ブラジル 17.1 5.2 アジア最大の生産国
その他 25.2 7.7  
(注)国際ココア機関カカオ統計調べ(2004年10月〜05年9月)
(資料)東京新聞2007.2.4


(2007年2月5日収録)


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