グローバリゼーションの進展は移民(国際人口移動)というかたちの国境を越えた人の流れにもあらわれている。日本でも出生率の低下を受けて、外国人労働者の受入(門戸開放)の検討というかたちでこの問題が議論されている。

 ここでは、先進国を中心に、人口増に占めるその国の自然増(出生数マイナス死亡数)と純移民流入数(移民流入数マイナス移民流出数)の構成の推移を国際比較した図を掲げた。なお、ここでは人口増、自然増、純移民流入数を人口1000人当たりの数で示している。

 対象国は、日本の他、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、ポーランド、スイス、トルコ、米国である。

 日本の純移民流入率は非常に小さく人口増にはほとんど影響を与えていない。このため、出生率の低下に直結して人口増加率の低下が起こっている。このため、1970年代半ばまでは1%水準以上の人口増加率を示していたが、近年は0.2〜0.3%程度の増加となり、もうすぐ人口減に転じると予測されている。

 米国では年率1%近い人口増加率を継続しているが、自然増の半分ぐらいは移民増によって人口増が支えられている。

 オーストラリアやカナダなどでは自然増と同程度の移民増があり、1%水準を上回る人口増に結びついている。

(2004年7月13日収録)

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