内閣府では各国の60歳以上の高齢者を対象に「高齢者の生活と意識に関する国際比較調査」を1980年から5年ごとに行っている。

 夫婦の時間の過ごし方については、1990年から調査されており、定年後の夫婦の時間に関する考え方の推移と国際比較を見ることができる。

 夫婦で一緒に過ごす時間が大切か、別々に過ごす時間が大切かという点に関して、現在の考え方の違いもさることながら、これまでの変化の方向が日本と諸外国で対照的なのが目立っている。

 すなわち、世界的には、前は一緒に過ごす時間が大切だと思っていたが、今は、別々の時間も同時に大切にしたいという方向へ変化しているのに対して、日本の場合は、以前は、世界と比較すると一緒の時間が大切だとはそれほど思っていなかったのに対して、最近は、一緒の時間がますます大切だと思うようになっている点が特徴的である。

 もっとも2005年から2010年にかけては米国、韓国、ドイツでは、そうは言ってもやっぱり「夫婦で一緒に過ごすのは大事」という方向に若干揺り戻している。日本は逆に他国より遅れて、もう少し別々の時間も大切にしようという方向に変化した。

 高齢者の人間関係が他国と比べ同居の夫婦で濃く、別居の子ども、友人、隣近所などその他で薄い点については図録1307参照。

(2009年8月21日収録、2011年6月13日更新)


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