年齢別の未婚率の推移を、男女別に、20歳代後半、30歳代前半、そして50歳時(いわゆる生涯未婚率)について、大正9年(1920年)の第1回国勢調査から示した。

 男性20歳代後半の未婚率は、長期的に、上昇傾向を辿ってきたが、その他の男子年齢、あるいは、女子の未婚率は1970年代前半までは、比較的落ち着いた動きを示していたといえよう。

 ところが、1970年代後半からは、男女各年齢層で未婚率が急上昇し始めた。

 2005年には、男子30歳代前半でも未婚率が5割に近づき、女子20歳代後半の未婚率も約6割となった。

 ところが2010年の新しい動きとしては、20代後半や30代前半の未婚率の上昇幅が、男女ともに、大きく縮小した。これまでの傾向が止まったか、反転へ向かう兆候ではないかと思われる。

 一方、生涯未婚率(50歳時の未婚率)は上昇を続けており、2010年には、男性で20.1%、女性でも10.6%に達している。生涯未婚率の上昇は、日本における皆婚慣習の崩壊が近づいているかどうかの指標でもある。男2割、女1割が結婚しない社会となってきているのである。

 少子化の要因としても近年は未婚率の上昇が注目されている。2005年までは厳しい状況が続いていたが2010年になって新しい動きが示されたといえよう。

 以下に男女年齢別の未婚率の国勢調査5年ごとの対前期上昇幅を示した。これまで、20代後半〜30代後半がおおむね未婚率上昇のピークであったのが、2005〜10年になって、ピークが男女とも40歳代前半となっている。晩婚化の側面が消え、未婚化の側面だけが目立つようになってきているともいえよう。



 図録7341では若年層の未婚率及び生涯未婚率を都道府県間で比較した。

(2006年1月23日収録、6月30日更新、11月20日2005年国調確報へ更新、2011年6月30日更新、12月31日2010年国調速報値から確報値に更新) 



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