日本の医療保障は、健康保険、国民健康保険による国民皆保険と生活保護の医療扶助とによってほとんどカバーされている。従って医療保障の充実度と寿命の相関は意識されることはないしデータも見あたらない(ホームレスは両方の医療保障外であるが)。

 ここでは貧困度と結びついていると考えられる生活保護世帯の比率と平均寿命を都道府県別にとった相関図を描いてみた。米国の図録(1700)のような相関は見られない。日本においては貧困→医療へのアクセス制限→平均寿命の低さ、というような因果関係は少なくとも地域単位には成立していないように思われる。

 米国と異なり、地域別の平均寿命が、所得水準と相関していない点については、図録1710参照。

 地域別の医療機関利用困難世帯の比率の格差は1%前後と大きくはない点については図録2955参照。

 この図録は、著書「統計データはおもしろい!-相関図でわかる経済・文化・世相・社会情勢のウラ側-」の10-2で使用している。

(2015年9月29日図再描画)


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