医師不足、看護婦不足や医師・看護師の過労が問題となっている。地域的な偏在、診療科目による差の問題もあるので全国レベルの国際比較には一定の限界があるが、ここではおおまかなレベルを見るため、OECD諸国の人口千人当たりの医師数と看護師数(臨床ほか医療関係に従事している者)を掲げた。

 医師数では、日本は2.2人と対象国34カ国中下から6番目であり、少ない国の部類に属している。英米でも2.5〜2.8人、ヨーロッパ先進国は3.0〜4.0人前後であるのと比較すると如何に少ないかが分かる。

 看護師数では、日本は10.0人であり、34カ国中14位であり、ほぼ中位のレベルとなっている。

 日本はすでに高齢化率で先進国中最高となっており(図録1157)、医師や看護師のサービス対象者も多くなっていることも考え合わせると、医師、看護師数のレベルは他国と比較して、やはり、少ないと判断せざるを得ない。

 高齢化の割に少ない医療費の理由のひとつもここにあると考えられる(図録1900参照)。

 対象国はOECD諸国34カ国であり、内訳は人口当たりの医師数の多い順に、ギリシャ、オーストリア、イタリア、スペイン、ポルトガル、スウェーデン、ドイツ、スイス、ノルウェー、チェコ、アイスランド、デンマーク、オーストラリア、フランス、スロバキア、エストニア、フィンランド、イスラエル、オランダ、ハンガリー、ルクセンブルク、ベルギー、英国、アイルランド、ニュージーランド、スロベニア、米国、カナダ、日本、メキシコ、ポーランド、韓国、トルコ、チリである。

(2007年7月20日収録、2008年10月6日更新、2009年7月15日更新、2011年7月14日更新、2012年6月29日更新、2013年6月30日更新)

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1890 OECD諸国の医療費対GDP比率
1900 高齢化とともに高まる医療費(各国比較)
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1932 医師国家試験合格者の地元残留率
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