がん(ガン、癌)の5年生存率は、早期発見・早期治療のレベルや治療・手術の技術水準を示す指標として重視されている。ここでは、この指標の国際比較データをグラフ化した。今回、新データに更新する以前は2000年代前半診断例の国際比較データを掲載していた(旧図録として図録2166dに保存)。

 結腸がんや乳房がんは国別の差が比較的小さいのに対して、その他のがんは国別の差が大きくなっている。

 日本の値は、食道がん、肺がんでは6か国中最も高くなっている。また、胃がんでは2位、結腸がん、乳がんでは3位の値となっている。

 食道、胃といった消化器のがん、特に胃がんでは、日本と韓国の値の高さが目立っている。食生活が関係しているかもしれない。

 白血病(成人)の日本の5年生存率は最下位となっている。日本の場合、「白血病や悪性リンパ腫などの成人の血液がんや皮膚の悪性黒色腫は低かった。血液のがんは欧米と日本でタイプが違う可能性があるという」(毎日新聞2018.3.5)。

 以下に「日本のがん5年相対生存率の把握例」を掲げたが、使用する5年生存率のデータによっては、ばらつきがあることが理解される。

日本のがん5年相対生存率の把握例(%)
当図録 全国がん罹患
モニタリング
大阪府におけ
るがん登録
全がん協
(32病院)
診断年 2010年 2006〜08年 2008〜09年 2007〜09年
食道 36.0 37.2 37.5 43.3
60.3 64.6 62.3 74.5
結腸 67.8 71.6 70.3 74.8
32.9 31.9 28.3 42.7
乳房 89.4 91.1 90.8 93.5
白血病 33.3 39.2 43.3 43.3
(資料)図録2160参照、全がん協HP

(2010年1月4日収録、2013年11月18日・19日更新、2018年3月5日新データ、旧図録は図録2166dで保存)


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