政府の社会保障・人口問題研究所では、毎5年に実施する「出生動向基本調査」(2005年は国勢調査に合わせて繰り上げ実施)、別名「結婚と出産に関する全国調査」の中で独身者を対象とした調査を1982年から行っている。

 独身者の結婚の意思については、「いずれ結婚するつもり」が9割前後と多い。男では1997年まで、女では2002年まで、この値は低下傾向にあったが、それ以降、ほぼ横ばいに転じており、いまでも、結婚する意思のあるものが大半を占めている。

 一方、「一生結婚するつもりはない」と回答した人は、男女とも上昇傾向にあり、2010年には、男で9.4%、女で6.8%に達している。1982年からの男女別の動きを見ると、男の上昇が特に目立っている。実際の生涯未婚率は男が19%台、女が9%台となっており(図録1540参照)、男の場合は、「一生結婚するつもりはない」人以外でも結婚にいたらない者(意図せざる非婚者)が多いという状況になっている。

 また「不詳」は最近は減ってきており、結婚派と非婚派の両極に分解する傾向にあるといえる。

 次ぎに、異性との交際状況であるが、婚約者・交際相手がいると回答した者の合計は、1987年から、男女とも低下傾向にあり、未婚率の上昇の背景となっている(ただし男の2002年ががくんと低かったので2005年は対前期上昇となっている)。調査報告書(概要)は、「異性との交際の状況は低調のまま推移」と表現している。

 2010年に、婚約者・交際相手がいると回答した者の合計は、男は34.0%、女は45.9%と男の方が少なくなっており、また「異性の交際相手なし」の比率も、男は61.4%と6割を越えているのに対して、女は49.5%と5割を下回っている。男性があぶれているとも見える。独身者は対象となった18〜34歳では、男性の結婚年齢の方が遅いから、母数となる数も男性の方が多い。比率以上に男性があぶれているといえよう。

 なお、異性との交際では、友人としての交際が減り、恋人としての交際が増える傾向にある。友人と恋人の境は主観的なものであるが、アバウトな付き合いはダメで、ステディでなければならない状況になっているのかも知れない。

(2006年9月29日収録、2011年11月26日更新)


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