厚生労働省の研究班による過去最大1万人の調査の結果によると、生涯で3.6%、過去1年で0.8%の人がギャンブル依存症の疑いがある。これは、米国を除く海外と比較して多い。この点を上図に示した。

 ここでギャンブル依存症は、さまざまな問題が起きても賭け事をやめられない精神疾患とされる。

 2017年度の調査は、「ギャンブルで負けたとき、取り戻そうとして別の日にギャンブルをしたか」など12項目について過去1年にあったかどうか聞き、点数化して判定した。

 その結果、依存症が疑われる20〜74歳の人は全国に0.8%、約70万人いると推計した。男性は1.5%、女性は0.1%。調査で依存症が疑われた人の平均年齢は46.5歳。1カ月の賭け金は平均約5.8万円で、約8割の人はパチンコ・パチスロに最もお金を使っていた」(朝日新聞2017.9.30)。

 これまでの生涯でギャンブル依存症が疑われる状態になったことがある人は成人の3.6%であるので、国勢調査データから推計すると約320万人と推計される。

 ギャンブル好きの国民がどれだけ多いかを図録2681に掲げたが、日本人はかなりギャンブル好きの部類に入る(下に再録)。上図と比較すると、米国や英国は例外であるが、おおむねギャンブル依存症と平行している。やはり、身近にギャンブルの機会が多いかどうかと公共がどれだけ防止に力を入れるかという2点がギャンブル依存症の程度に影響するのであろう。また、日本人がギャンブルに対して世界一といってもよいほど寛容な点も影響していると考えられる(図録2683参照)。


 データを比較した9カ国は、値の低い順に、ドイツ、イタリア、カナダ、スイス、スウェーデン、英国、フランス、オランダ、米国である。

(2017年9月30日収録)


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