ストーカー被害やそれと関連する殺人事件が社会問題となっている。ここでは、内閣府の調査からストーカー被害の状況を図録化する。

 内閣府の「男女間における暴力に関する調査」はDV(ドメスティック・バイオレンス)に関して数年おきに実施されている調査であるが、2014年調査では、はじめて、ストーカー被害についても調べている。2014年調査は、全国20歳以上の男女5,000人に対して行われ、有効回収率は70.9%である。同調査から見たDV被害は図録2790、デートDV被害は図録2792、レイプ被害は図録2789c参照。

 ストーカー被害にあったことがある者の比率は、女性で10.5%、男性でも4.0%に達している。そのうち、命の危険を感じた者は、女性で3.0%、男性で0.6%となっている。

 女性の年齢別に見ると、30代の被害率が最も高く、19.6%と約2割に達しており、命の危険を感じた者も7.7%とかなりの割合にのぼっている。30代に次いで被害率が高いのは20代ではなく40代である。問は「これまで」であって「この1年」や「この5年」でない。このため、異性との関係のキャリアも長い40代の方が被害率が高い結果になっていると考えられる。

 ストーカーの加害者としては、男女ともに、交際相手・元交際相手が最も多い。女性の場合は、知らない人や分らない人なども結構いて、交際相手・元交際相手の割合は3分の1であるが、男性の場合は半分を占めている。少し以外なのは、配偶者・元配偶者が1%台と少ない点である。別居している夫や元夫からのストーカーはもっと多いようにも思われるのであるが結果数字は意外に少なくなっている。

(2015年4月1日収録)


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テーマ 犯罪
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