東大合格者数の高校ランキングを図録3858で掲げたが、ここでは、大企業への就職率が高い大学のランキングをグラフにした。なお、ここで大企業とみなした著名400社は「日経平均株価指数の採用銘柄企業、及び会社規模や知名度、大学生の人気企業ランキングを参考に大学通信が選定した企業」とされている。本年分の資料出所は東洋経済オンラインであるが、過去には原資料の大学通信ウェッブページからの場合もあった。

 普通良いとされている就職先への就職率だけで大学を評価できないことは当然であるが、良い就職先だけを問題とするとしても、大企業への就職率だけで大学を評価できない。就職先には官庁、法曹界、病院、学校など大企業以外にも多いからである。例えば、学校の先生になる者が多い筑波大学は50位外であるが、学校の先生になるものが多いからであると考えられる。また国家公務員T種試験の合格者は東大が多く(図録3866)、2016年実績の同大出身433人を400社就職者数(1,589人)に合計すると東大の値は35.9%となり、順位は跳ね上がる。

 大企業就職率トップは一橋大、第2位は東京工業大、第3位は慶応義塾大、第4位は上智大学、第5位は国際教養大学である。これらは若干入れ替えがあるが毎年の同一メンバーである。

 かつて大企業就職率が高かった4年制女子大は大手金融企業における一般職の採用数の減少で値は低下したといわれるが最近はまた上昇している。

 大企業就職者数の実数では、早稲田大の3,965人が最多であり、2位は慶応義塾大の3,159人である。これは、卒業生の規模自体が多いからである。逆に卒業生の少ない一橋大は、大企業就職率は非常に高いが実数は528人と図の100社のうちの27位とそれほど多くない。日本大学は卒業生数では最多であるが、大企業就職者数はその11.1%にあたる1,482人と実数では8位である。

 大企業で幅を利かせているのは大企業就職率の高い大学と言うより、数的に多い大学の出身者であろう。しかし、100位までの大学を見渡すと、大企業就職者数については上位50大学の卒業生が圧倒的に多くを占めている状況がうかがえる。

 大企業就職率の高い順に大学名を列挙すると以下の通りである。カッコ内には大企業就職者の人数を付記した。一橋大学(528人)、東京工業大学(867人)、慶應義塾大学(3,159人)、上智大学(980人)、国際教養大学(73人)、豊田工業大学(29人)、早稲田大学(3,965人)、電気通信大学(243人)、大阪大学(1,517人)、東京外国語大学(246人)、東京理科大学(938人)、名古屋工業大学(325人)、名古屋大学(859人)、横浜国立大学(678人)、九州工業大学(350人)、豊橋技術科学大学(170人)、京都大学(1,349人)、同志社大学(1,902人)、東京女子大学(276人)、学習院大学(552人)、芝浦工業大学(476人)、東京農工大学(293人)、青山学院大学(1,080人)、津田塾大学(166人)、聖心女子大学(141人)、関西学院大学(1,465人)、東京大学(1,589人)、明治大学(1,749人)、日本女子大学(384人)、神戸大学(903人)、立教大学(1,268人)、九州大学(975人)、筑波技術大学(19人)、学習院女子大学(96人)、国際基督教大学(139人)、東北大学(799人)、大阪府立大学(361人)、立命館大学(1,661人)、北海道大学(754人)、中央大学(1,287人)、法政大学(1,457人)、白百合女子大学(104人)、成蹊大学(380人)、京都工芸繊維大学(155人)、神戸女学院大学(125人)、小樽商科大学(115人)、大阪市立大学(357人)、南山大学(462人)、長岡技術科学大学(110人)、フェリス女学院大学(127人)、関西大学(1,374人)、成城大学(262人)、筑波大学(559人)、西南学院大学(349人)、昭和女子大学(259人)、東洋英和女学院大学(100人)、東京都市大学(320人)、滋賀大学(141人)、首都大学東京(195人)、千葉大学(489人)、清泉女子大学(80人)、明治学院大学(462人)、大妻女子大学(259人)、京都女子大学(238人)、同志社女子大学(232人)、広島大学(405人)、武蔵大学(143人)、和歌山大学(143人)、熊本大学(287人)、静岡大学(291人)、横浜市立大学(134人)、甲南大学(282人)、共立女子大学(162人)、金沢大学(279人)、京都府立大学(46人)、立命館アジア太平洋大学(167人)、東京海洋大学(62人)、埼玉大学(238人)、奈良女子大学(49人)、岡山大学(333人)、東北女子大学(13人)、工学院大学(163人)、京都産業大学(351人)、兵庫県立大学(122人)、東京電機大学(229人)、下関市立大学(57人)、福岡女子大学(27人)、名古屋市立大学(94人)、創価大学(204人)、大阪女学院大学(13人)、金城学院大学(144人)、秋田県立大学(45人)、神戸市外国語大学(47人)、獨協大学(227人)、大阪工業大学(177人)、会津大学(22人)、高崎経済大学(103人)、跡見学園女子大学(105人)、日本大学(1,482人)、東北学院大学(288人)。

(2007年8月15日収録、2009年9月7日更新、2010年3月29日神戸女子学院大学を神戸女学院大学に修正、2010年12月6日更新、2011年1月24日国家公務員T種試験合格者のコメント追加、2013年2月19日更新、10月29日更新、2015年7月23日更新、10月1日原資料の400社形容詞を主要・有力から著名に変更、2015年11月3日更新、2017年9月8日更新)


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