東大合格者数の高校ランキングを図録3858で掲げたが、ここでは、大企業への就職率が高い大学のランキングをグラフにした。なお、ここで大企業とみなした有力400社は「日経平均株価指数の採用銘柄企業、及び会社規模や知名度、大学生の人気企業ランキングを参考に大学通信が選定した企業」とされている。

 普通良いとされている就職先への就職率だけで大学を評価できないことは当然であるが、良い就職先だけを問題とするとしても、大企業への就職率だけで大学を評価できない。就職先には官庁、法曹界、病院、学校など大企業以外にも多いからである。例えば、学校の先生になる者が多い筑波大学は50位外であるが、学校の先生になるものが多いからであると考えられる。また国家公務員T種試験の合格者は東大が多く(図録3866)、同大出身438人(2014年)を400社就職者数(1,489人、2014年)に合計すると東大の値は34.7%となり、第6位に跳ね上がる。

 大企業就職率トップは、東京工業大、第2位は一橋大、第3位は慶応義塾大、第4位は豊田工業大学、第5位は国際教養大である。これらは1位と2位が入れ替わるなど異動はあるが昨年2013年と同メンバーである。

 かつて大企業就職率が高かった4年制女子大は大手金融企業における一般職の採用数の減少で値は低下したといわれる。

 大企業就職者数の実数では、早稲田大の3,545人が最多であり、2位は慶応義塾大の2,890人である。これは、卒業生の規模自体が多いからである。逆に卒業生の少ない一橋大は、大企業就職率は非常に高いが実数は484人と図の50社のうちの21位とそれほど多くない。大企業の社会で幅を利かせているのは数的に多い大学出身者であろう。

 なお、50位まででなく100位までの大企業就職率は2013年データ(図録3865z)、同じく100位までの大企業就職者数に関しては2010年データ(図録3658y)を参照されたい。後者では大企業就職者については上位50大学の卒業生が圧倒的に多くを占めている状況がうかがえる。

 大企業就職率の高い順に大学名を列挙すると以下の通りである。カッコ内には大企業就職者の人数を付記した。東京工業大(857人)、一橋大(484人)、慶應義塾大(2,890人)、豊田工業大(34人)、国際教養大(70人)、早稲田大(3,545人)、九州工業大(314人)、東京理科大(940人)、大阪大(1,375人)、京都大(1,277人)、名古屋大(746人)、上智大(576人)、名古屋工業大(304人)、電気通信大(226人)、東京外国語大(203人)、東京女子大(255人)、同志社大(1,548人)、学習院女子大(112人)、東京大(1,489人)、津田塾大(163人)、東京農工大(220人)、学習院大(451人)、国際基督教大(141人)、神戸大(773人)、立教大(1,082人)、聖心女子大(131人)、東北大(814人)、筑波技術大(22人)、日本女子大(344人)、豊橋技術科学大(116人)、横浜国立大(258人)、青山学院大(983人)、九州大(828人)、芝浦工業大(379人)、京都工芸繊維大(142人)、長岡技術科学大(103人)、白百合女子大(98人)、大阪府立大(323人)、関西学院大(1,087人)、北海道大(661人)、明治大(1,523人)、東北女子大(20人)、お茶の水女子大(99人)、立命館大(1,385人)、横浜市立大(150人)、中央大(1,063人)、大阪市立大(211人)、神戸市外国語大(75人)、成蹊大(327人)、南山大(415人)。

(2007年8月15日収録、2009年9月7日更新、2010年3月29日神戸女子学院大学を神戸女学院大学に修正、2010年12月6日更新、2011年1月24日国家公務員T種試験合格者のコメント追加、2013年2月19日更新、10月29日更新、2015年7月23日更新)



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