日本人ノーベル受賞者の出身高校・出身大学
no 氏名 受賞した賞 出身高校 出身大学
自然科学分野3賞
1 1949 湯川秀樹 物理学 府立洛北高校(京都) 京都大
2 1965 朝永振一郎 物理学 府立洛北高校(京都) 京都大
3 1973 江崎玲於奈 物理学 私立同志社高校(京都) 東京大
4 1981 福井謙一 化学 府立今宮高校(大阪) 京都大
5 1987 利根川進 医学・生理学 都立日比谷高校(東京) 京都大
6 2000 白川英樹 化学 県立飛騨高山高校(岐阜) 東京工業大
7 2001 野依良治 化学 私立灘高校(兵庫) 京都大
8 2002 小柴昌俊 物理学 県立横須賀高校(神奈川) 東京大
9 2002 田中耕一 化学 県立富山中部高校(富山) 東北大
10 2008 南部陽一郎 物理学 県立藤島高校(福井) 東京大
11 益川敏英 物理学 市立向陽高校(名古屋市) 名古屋大
12 小林誠 物理学 県立明和高校(愛知) 名古屋大
13 下村脩 化学 府立住吉高校(大阪)、県立佐世保北・佐世保南・諫早高校(長崎) 長崎大
14 2010 鈴木章 化学 道立苫小牧東高校(北海道) 北海道大
15 根岸英一 化学 県立湘南高校(神奈川) 東京大
16 2012 山中伸弥 医学・生理学 大阪教育大学附属高校天王寺校舎(大阪) 神戸大
17 2014 赤崎勇 物理学 県立甲南高校(鹿児島) 京都大
18 天野浩 物理学 県立浜松西高校(静岡) 名古屋大
19 中村修二 物理学 県立大洲高校(愛媛) 徳島大
20 2015 大村智 医学・生理学 県立韮崎高校(山梨) 山梨大
21 梶田隆章 物理学 県立川越高校(埼玉) 埼玉大
22 2016 大隅良典 医学・生理学 県立福岡高校(福岡) 東京大
その他3賞
1 1968 川端康成 文学 府立茨木高校(大阪) 東京大
2 1974 佐藤栄作 平和 県立山口高校(山口) 東京大
3 1994 大江健三郎 文学 県立松山東高校(愛媛) 東京大
(資料)週刊エコノミスト(2017.5.23)

   
 日本人のノーベル賞受賞者(国籍が海外を含む)の出身高校と出身大学を一覧表にした。

 出身高校を見ると、ほとんどが、地方の県立高校である。私立は江崎玲於奈(敬称略、以下同様)の私立同志社と野依良治の私立灘のみであり、東京は、驚いたことに、利根川進の都立日比谷のみである。

 しかも、早い時期には、東京でないまでも、大阪や京都も多かったが、近年では、それ以外がほとんどとなっている。

 近年では、東大合格者ランキングの上位に顔を出すような高校出身者はまったくいない。

 都会ずれせず、地方で思いを凝らし続けた高校生でないとノーベル賞にまでは達しないようだ。

 出身大学を見ると、これまた驚いたことに、私立大学出身者が一人もおらず、すべて、国立大学出身者である。国立大学の中でも、当初は、京都大、東京大が多かったが、近年では、地方の国立大学出身が増えている。ノーベル賞は、各界に多くの人材を輩出している慶應、早稲田といった有名私立大とは、全く、無関係の世界となっている。

 受験競争に勝ち抜くというパターンからは、やや、ベクトルのずれた方向の先にノーベル賞があるようだ。

(2017年5月16日収録)


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