靖国神社に祭られている合祀者数は図の通りである。以下に、靖国神社略史と合祀されている人、合祀されていない人の通常の戦没者以外のリストを掲げた(毎日新聞2005年6月20日の記事による)。


合祀されていない人
・西郷隆盛(賊軍)
・戊辰戦争幕府軍側戦死者(賊軍)
・乃木希典(殉死者は戦死者でないため)
・東京大空襲犠牲者、広島長崎被爆犠牲者

合祀されている人
・吉田松陰、坂本龍馬(国事殉難者として)
・「ひめゆり学徒隊」女子学生
・従軍看護婦
・学童疎開船「対馬丸」犠牲学童

靖国神社略史
1869年6月 明治維新の志士と戊辰戦争の官軍戦没者の慰霊のため「東京招魂社」九段に建設。設立の中心となったのは旧陸軍創立者大村益次郎
1879年 靖国神社と改称。天皇忠臣を祭る「別格官幣社」として陸海軍、内務3省が管理
1894年 日清戦争を契機に祭る対象が「賊軍と戦って死んだ人」から「外国と戦って死んだ人」に変化
1942年頃 内規により陸海軍省審査委員会が部隊長らの上申に基づき審査、天皇が裁可
1945年12月 GHQの「神道指令」により国管理から離れ宗教法人化。翌年登記完了
1953年 戦傷病者戦没者遺族等援護法の改正により戦犯の遺族も対象に。同法の戦没者を対象に「祭神名票」が作成される
1956年 厚生省(現厚生労働省)引揚援護局が各都道府県に未合祀者を合祀する事務に協力要請通知。厚生省の「祭神名票」に基づき神社が合祀決定。その後も遺族の申し出などによりほぼ毎年合祀
1959年 BC級戦犯、合祀開始
1966年 A級戦犯14人が名票に載り、神社側に送付される。70年崇敬者総代会で合祀が了承
1978年10月 神社がA級戦犯14人を「昭和殉難者」として合祀(79年4月判明)

(2005年6月20日収録)


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