国際共同調査であるISSP調査の結果から、図録3989tでは日本人がどれほどスポーツ好きかをみたが、ここでは、同調査から、日本人がどんなスポーツ・運動をよくしているか、またどんなスポーツをテレビでよく見ているかをグラフにした。同時に、それぞれの値について、調査対象34カ国の中での順位を記し、日本人とスポーツとの関わりの特徴を浮かび上がらせた。

 回答率の上位3位を揚げると、よくするスポーツ(1つだけの回答)はウォーキング、ゴルフ、フィットネスである。スポーツというより、運動といった方が当てはまるものの回答率が高いことが分かる。スポーツらしいスポーツとしては、ゴルフを別にすれば、野球、テニス、水泳、サッカーという順位である。

 よく見るスポーツ(2つまでの回答)は野球、サッカー、バレーボール、格闘技、ゴルフ、アイススケートの順である。格闘技は日本の場合は相撲が中心となっている。

 次に世界順位で目立っているスポーツは、よくするスポーツでは、ゴルフが世界1位、野球2位、テニス3位である。この他、バレーボールの6位、バドミントンの5位、卓球の4位、サーフィンの2位なども特徴的である。

 よく見るスポーツの世界順位で目立つのは、ゴルフが世界1位、バレーボール2位、格闘技2位が特に高く、野球、ランニング・マラソンの3位も日本の特徴である。

 図録3989uで詳しく見るが、日本では、野球はするのも見るのも、回答率でも高く、順位でも高いスポーツである一方、サッカーは、野球ほどではないにしても、するのも見るのも回答率はかなり高いが、世界順位ではむしろかなり低い位置にあるスポーツである。世界全体では余り人気のない野球を日本人は特に好んでおり、世界的に人気の高いサッカーについては、日本人は嫌いじゃないが海外ほどの熱狂ではないという状況なのである。

 世界順位から、するのも見るのも日本で人気が高いスポーツとして格闘技もあげられるが、この場合、する方は柔道や空手などの武道、見る方は相撲と、主たる内容が食い違っているだろう。

 テニスは、するスポーツとしては日本人に人気が高いが、見るスポーツとしては余り人気がないという点が特徴のスポーツである。卓球にも似たところがある。最近の錦織圭選手(テニス)のような世界トップを狙う選手が出れば見る人気も高まるであろう。

 世界順位的に見て、日本では、するもの見るのも余り人気が高くないスポーツとしては、自転車やモーター・スポーツが挙げられよう。

 日本の統計による「する」スポーツのランキングは図録3976(スポーツ白書)、図録3976a(社会生活基本調査)を参照。施設観戦とテレビ観戦に分けた「見る」スポーツのランキングについては、図録3977参照。NHK調査による日本人の好きな「見る」スポーツについては図録3989c参照。

 対象となったスポーツ・運動の種類を「する」スポーツのランキングで並べると、ウォーキング、ゴルフ、フィットネス、野球、ジョギング、テニス、水泳、サッカー、バレーボール、ダンス、スキー・スノボー、自転車、バドミントン、格闘技、卓球、ボディ・トレーニング、バスケット、ボーリング、ランニング・マラソン、釣り・狩猟、サーフィン、アイススケート、モータースポーツ、ホッケー、アメフト、ラグビー、乗馬、アメフトである。

(2015年8月31日収録、2016年3月25日図形式変更)


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