司馬遼太郎の長編小説のページ数を執筆開始順に並べた棒グラフを作成した。

 個人的な経緯であるが、司馬遼太郎の小説を読み始めたとき、長い方から読んでいこうと決めた。「翔ぶが如く」「坂の上の雲」「菜の花の沖」「竜馬がゆく」「国盗り物語」ぐらいまでは、順調に読み進んだが、それから先は、どれが次ぎに長いのか分からなくなったので、面白そうなものからつまみ食い的に読んできた。このグラフをつくり、長い方からの順番が分かったので、また、読んでいないものを長い方から読み進めようかと思っている。

 なお、各小説の概要は以下の通りである。

  題名 ページ数 あらまし(http://shiba-ryo.com/ほか)
1 '60 風の武士 368 幕府隠密として事件に巻き込まれ、恐怖の迷路にのめり込んだ孤剣の男・柘植信吾。幕末伝奇長編
2 '61 風神の門 389 いかなる組織にも属さず、ただひとり人間らしく生きようとした忍者霧隠才蔵の悲哀を通して、"忍び"の世界を現代の眼で捉えた長編小説。
3 '62 竜馬がゆく 1,210 明治維新の原動力として活躍した坂本竜馬(龍馬)の劇的な生涯を描いた長編
4 '62 燃えよ剣 536 幕末の京都を震えあがらせた新選組副長・土方歳三の生き様を描く
5 '63 功名が辻 656 夫婦互いに協力し、ついには土佐二十四万石の大名となった山内一豊とその事業を支えた妻、千代を描いた長編
6 '63 国盗り物語 1,088 斎藤道三、織田信長、明智光秀ら、戦国の英雄たちを通して激動の時代を描く
7 '64 関ヶ原 743 政治的駆け引きから決死の戦闘まで。東西両軍を通して関ヶ原合戦を描く長編
8 '65 俄―浪華遊侠伝 423 侠客明石屋万吉。その怪ッ態な男の浮沈を、独得な史眼でとらえた異色の上方任侠一代
9 '66 新史太閤記 504 日本史上、空前絶後の出世を成し遂げた豊臣秀吉を、幼少期からその最期までを独自の視点で鮮やかに描く
10 '66 義経 520 鞍馬山での幼少期から悲劇の最期まで。天才的戦術家源義経の生涯を描く長編
11 '66 夏草の賦 335 戦国時代、一介の地方豪族から四国を統一し、覇を唱えた長曾我部元親の劇的な生涯を描く長編
12 '66 698 壮大な野心を藩の運命に賭して幕末の混乱期を生きた英傑河井継之助の生涯
13 '67 妖怪 332 室町時代頽廃期。6代将軍の落胤という熊野の源四郎は、「将軍になろう」と京へ上る。応仁の乱前夜の奇々怪々に乱れる京の風雲を描く。
14 '68 歳月 416 卓抜した論理と事務能力で、明治維新の激動期を司法卿として敏腕をふるいながら非業の死をとげた江藤新平を描く
15 '68 坂の上の雲 1,632 明治日本の命運を決した日露戦争を、正岡子規、秋山兄弟を軸に勝利までの長い道のりを描いた長編
16 '69 世に棲む日日 616 吉田松陰と高杉晋作、信念と行動の男二人を中心に、長州が藩内革命を成し遂げて維新の原動力となるまでを描いた長編
17 '69 城塞 800 大坂冬の陣、夏の陣を軸に、戦争に至る過程から落城までを描いた長編
18 '69 花神 699 幕末、長州に彗星のように現れた天才戦略家、大村益次郎の劇的な生涯を描いた長編
19 '70 覇王の家 337 戦国時代に終止符を打ち、徳川三百年の礎を築き上げた徳川家康の生涯を描いた長編
20 '72 翔ぶが如く 1,904 武士の時代の終焉と明治維新の完結。激動の明治初期を西郷隆盛と大久保利通を軸に描く。
21 '73 空海の風景 400 平安の巨人空海の思想と生涯、その時代風景を照射して、日本が生んだ最初の人類普遍の天才の実像に迫る。
22 '73 播磨灘物語 683 激動の戦国期、その非凡な才略で活躍した黒田官兵衛の生涯を描いた長編
23 '76 胡蝶の夢 936 蘭学者、松本良順。彼の弟子、島倉伊之助。変革の時代に、蘭学という鋭いメスで身分社会の掟を覆していった男たち。
24 '79 菜の花の沖 1,368 江戸後期、ロシアと日本の間で数奇な運命を辿った北海の快男児・高田屋嘉兵衛を描く
25 '80 項羽と劉邦 638 項羽と劉邦の熾烈な戦いを通じて中国、そしてアジアのルーツを描く大河長編
26 '82 箱根の坂 616 室町から戦国への時代の移り変わりを、北条早雲の人生を中心に描く
27 '84 韃靼疾風録 600 世界史を切り開く動乱に翻弄される韃靼公主アビアと平戸武士桂庄助を中心として様々な人間が織りなす壮大な歴史ロマン
(注)年は新聞雑誌連載開始年。ページ数は文芸春秋全集版。

(2005年8月2日収録)


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