動物の走る速度ナンバーワンはチーターであることはよく知られている。上の図のデータでは、時速115キロである。

 もっともチーターの速度が維持できるのはせいぜい数百メートルであり、長くは走れないこともよく知れている。

 速いスピードでどこまでも走れるのはエダツノレイヨウであり、最高速度は85キロだが、「時速48キロで14分、80キロで1分7秒走り続けた記録がある」という(アネット・ティゾン&タラス・テイラー「どうぶつなんでも世界一」評論社、以下、特に断らない限り、コメントの出典は同じ)。

 ウサイン・ボルトの100m世界記録は時速に換算すると38キロであり、アフリカゾウの40キロには及ばない(人間がどこまで速く走れるかについては図録3988k参照)。

 蛇(ヘビ)の中では、キングコブラと並ぶ毒蛇ブラックマンバの移動速度の速さが知られている。ウマより速く移動できるとも言われているが、ウィキペディアによれば(2017.10.6)、これは事実ではなく、実際は時速16キロ(50mを11秒程)程度であり、小学校低学年の走力上位者の50m9秒〜10秒より速いので深い草むらや密林などでは追いつかれる可能性があるとされる。

 陸上での走行ではなく、水中で泳ぐ速さであるとバショウカジキの時速109キロが最も速く、クロマグロの100キロがこれに次いでいる。

 ヨーロッパウナギは、産卵期になると、川を下り海へ出て、サルガッソ海に渡って産卵するまでの旅行が4000〜6000キロの距離であり、毎日、時速25〜30キロで泳ぎ続けるというから凄い。

 飛ぶスピード(空中飛行)としては、速くなったり遅くなったりではあるがアルプスアマツバメが時速200キロと最も速い。持続的な速度としては、渡り鳥のタゲリは3,500kmの距離を時速145キロで24時間単位で飛んで行くというからこれまた凄い。

 もっとも、空中での降下移動として、狙った小鳥にむかって急降下するハヤブサのスピードが時速360キロと動物のすべての移動の中で最速である。ハヤブサは地面の上にいる動物や小鳥は狙わない。というのもこのスピードでは地面に衝突して死んでしまうからである。これ、笑い話。なお、ハヤブサの500〜700m上空での水平飛行は最高時速100キロであり、ハトより遅い。

 図には示していないが、特殊な移動方法として、ヨーロッパモグラは2メートルのトンネルを12分で掘り進むそうである。

 取り上げている動物は、図の順番に、チーター、エダツノレイヨウ、ブラックバック、ライオン、ダチョウ、競走馬、ガゼル、ノウサギ、シマウマ、グレイハウンド犬、エミュ、キリン、カンガルー、ミチバシリ、アフリカゾウ、ウサイン・ボルト(人間)、ムスジハシリトカゲ、ブラックマンバ、ラクダ、ニワトリ、バショウカジキ、クロマグロ、メカジキ、シャチ、ペンギン、ヨーロッパウナギ、アルプスアマツバメ、ハト、タゲリ、ブラジルオヒキコウモリ、ハヤブサ、ハヤブサ、イヌワシ、グンカンドリである。

(2017年10月6日収録)


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