今年の天気の状況を理解するため、気象庁の経年データ(東京都の東京)により、東京の月別の気温、降水量、日照時間をグラフであらわした。

 気温は7月までは平年より暖かく、また特に7月は暑い日が続いたが、8月に入って降雨日が多く、気温も平年並みと涼しくなり、7月と比べても気温が低かった。特に8月は日照時間が平年と比べて少なかった。9月に入ると気温、降水量、日照時間はすべて平年並みに戻った。

 降水量は7月までは雨が少なく、首都圏の水がめとなっているダムも貯水量が減り、水不足が懸念される状況となった。例えば荒川では7月5日から10%の取水制限を開始。21日から20%に引き上げた。日照時間も7月までは平年よりかなり多い状況が続いていた。

 7月21日に発生し8月7日に和歌山に上陸し、東日本を通過し9日に山形県沖で熱帯低気圧に変わった台風5号は気象庁に統計がある1951年以降で3番目の長さだった長寿台風だった。

 これの影響もあって8月から降雨続きとなり、日照時間が平年を大きく下回り、降水量も中旬までは平年を超過する情勢となった。そのため、レジャーや農作物にも影響が出た。

「8月に入ってから東日本の太平洋側を中心に雨が続き、日照不足で気温が低い天気となっている。東京都心は16日も雨が降り、16日連続の雨。8月では1977年の22日連続に次ぐ40年ぶりの長雨となった。海やプールといったレジャーの客足や農作物の生育にも影響が出ている」(毎日新聞2017.8.17)。

 なお、荒川上流の四つのダムの合計貯水率は8月7日現在で例年の71%となお低い水準だが、降雨で河川の流量が増えたため、同日、この取水制限が解除された(毎日新聞埼玉版2017.8.9)。

 なお、都心では8月下旬から降雨が減り(練馬や埼玉ではゲリラ豪雨が発生したが)、月間降水量は平年を下回った。もっとも日照時間はトータルで非常に少なかった。「東京都心の日照は平年の半分の約83時間で8月では過去最少。都心の8月の雨日数(降水量0.5ミリ未満の日を含む)は計27日で、同月としては過去最多タイを記録した」(東京新聞2017.9.2)。

 10月に入ると下旬には2週連続で週末に台風が襲来(21号、22号)、東京でも降水量が平年の2倍以上となった(10月としては過去3位の記録)。

(2017年8月18日収録、8月20日更新、9月2日更新、10/3・11/1更新)


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