衆参両院の国会議員の出身大学ランキングを図に掲げた。

 東京大(東大)卒が137人と国会議員定数722人のうち19.0%と約2割を占め、最も多い。東大に次いで、早稲田大(早大)、慶應義塾大(慶応大)、京都大(京大)、日本大(日大)と続いている。

 国会議員722人中、東大の比率は19.0%にあたる。それでは中央官庁のキャリア官僚の東大卒比率はどの程度であろうか。上級公務員である国家公務員一種の2010年試験の合格者で出身大学が分かる1,236人中、東大卒は428人であり、比率は34.6%と3分の1以上である(同じく大学ランキング2012による。以下同様。図録3866参照)。

 すなわち、一般との比較では、国会議員の学歴は、東大卒が最も多いことからも非常に高いといえるが、キャリア官僚はさらに高いのである(東大卒比率で1.8倍)。また、官僚(中央官庁)出身の国会議員の出身大学は東大61人、京大11人、早大4人となっているので、官僚を除いた国会議員の東大比率は11.6%に低下、格差は約3倍となるし、出身大学トップは早稲田大ということになる。

 ここに、官僚が政治家を「偉大な素人」(榊原英資(2011)「公務員が日本を救う 」)と呼び、一方で、政治家が官僚を使っているという憲法上の立場から敬意を払うとともに、他方で、半分小馬鹿にしている根拠の1つがうかがわれる。

 なお、民主党国会議員の東大出身者は70人と自民党の45人の1.6倍となっている。現在の議席配分は民主党が408が自民党の201に対して2.0倍なので自民党の東大卒比率の方が高いということになる(東大比率民主党17.2%、自民党22.4%)。

*参考文献

榊原英資(2011)「公務員が日本を救う〜偽りの政治主導との決別〜 」PHP

(2011年12月16日収録)



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