かねてより、国会議員みずからの身を切る改革が叫ばれ、議員定数の削減、大都市・地方間の一票の格差是正のための地方選挙区の統合が課題となっている。しかし、本当に日本の国会議員数は多すぎるのであろうか。大都市における議員数の増加による一票の格差の是正はありえないことなのだろうか。

国会議員定数の推移
年次 衆議院 参議院
1993 511人 252人
1996 500人
2000 480人
2001 247人
2004 242人
2014 475人
 図の通り、人口当たりの国会議員数は5.7人と主要先進国の中では米国に次いで少ない。右表のように、国会議員の定数は減少傾向となっており、2014年には衆議院の定数が475人に減っているので図と状況は変わっていないだろう。

 データを引いた池上彰「ニッポン、ほんとに格差社会?」では、日本の国会議員は多くはないとした上で、「日本の国会議員の数は多いというイメージは、議員数が世界でも圧倒的に少ないアメリカと比較することで形成されているのではないでしょうか」(p.53)とされる。米国の場合、上院議員は国民の代表と言うより、各州の代表の性格が強く、各州から2人ずつ選ばれ、合計100人に過ぎない。米国の上院議員についての一票の格差があるとすれば人口3,700万人のロサンゼルス州と54万人のワイオミング州とでは69倍にのぼる(図録5230bコラム参照)。

 国会議員(及び地方議員)の収入についての国際比較は図録5216参照。

(2015年6月14日収録)


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