明治以降、大正、昭和と元号は「一世一元制」となり、改元は、先代天皇の逝去を原因とする新天皇の即位が理由だったが、今度は、特例法により、生前退位が200年ぶりに実現することとなった。2019年5月1日に新元号がスタートすることになっている。

 日本に元号が登場したのは、飛鳥時代、孝徳天皇の「大化」(645年)がはじまりである。いわゆる「大化の改新」で人心一新のためといわれる。その6代後、文武天皇が公布した大宝律令(701年)で国号を日本とする律令国家が誕生し、公文書にはじめて元号が登場した。

 この後、元号のルーツの中国で清朝が滅び元号が消えた(1912年)他、朝鮮やベトナムでも王制が終焉して元号が使われなくなったが、日本でのみ世界で唯一元号が使われ続け、1300年以上を経て、今に至っている。

 図には、これまでの元号で使用された漢字のランキング、元号の出典、そして主な改元理由別の回数をグラフにした。

 最多漢字は「永」、最も多い引用出典は「尚書=書経」、最頻理由は「災異改元」となっている。

 「一世一元制」となった明治以降は、「代始(だいはじめ)改元」のみであるが、「それ以前は地震や大火、飢饉、戦乱、凶兆とされるハレー彗星の飛来などを機に、災厄を断ち切る名目で災異改元が頻繁に行われた」(東京新聞2018年3月19日)。

 戦前の改元は「天皇により行われてきたが、現行憲法では天皇は国政に関する権能をもたず元号法に基づいて政令で定められる」(同)。

(2018年5月1日収録)


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