内閣府の「高齢者の生活と意識に関する国際比較調査」では、高齢者がIT機器を使っているかの国際比較を行っているので、その結果を示した。比較対象はドイツ、米国、スウェーデンである。

 パソコンの電子メールやインターネットでは、4カ国の中でもっとも使用率が低く、携帯電話は、さすがに6割以上が使っているが、それでも、ドイツに次いで使用率が低くなっている。唯一、余り使用率自体は高くないがファックスの使用率は最も4カ国の中で高くなっている。

 「いずれも使わない」は23.3%とドイツの31.1%に次いで高い値となっている。

 4カ国の中ではスウェーデンの高齢者が、いずれの使用率も最も高くなっており、米国の高齢者がこれに次いでいる(ファックスは除く)。

 以下にはIT機器を使わないと答えた高齢者に聞いたその理由を日本とドイツについて掲げた。両国の高齢者とも同様の答えであり、約7割が「必要を感じないから」としており、また約4分の1が「使い方が分からないので、面倒だから」としている。


 日本やドイツの高齢者がIT機器を余り使わないのは、使う能力がないからではなく、気軽に電話をかけて用を足せる社会に暮らしているからだという側面が強いと思われる。電子マネーやクレジットを使わないで現金を使う者が多いのと同じ理由であろう(図録5098参照)。

(2017年12月18日収録)


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