携帯電話の普及に伴って、携帯電話代の家計負担はかなり増大している。1999年から2014年の15年間で、二人以上の世帯平均では月2,134円から10,780円と5.1倍、単身世帯平均では1,460円から4,215円と2.9倍となっている。

 年齢別に見ると、全体的傾向として、若い世代ほど携帯電話の普及率・使用頻度が高く、携帯電話代の支出も大きくなっている。

 ただし、二人以上の世帯については、いったん20歳代から30歳代にかけて世帯当たり携帯電話代が下がるのに、40歳代でもう一度金額が増大している。これは、子供にも携帯電話を持たせるからだと考えられる(少し古いが個人単位の使用料金については図録6363参照))。

 単身世帯では2009年から14年にかけて50歳代の携帯電話代が特に増え、40歳代を上回っているのが目立つ。二人以上の世帯でも50歳代が世帯主の世帯で携帯電話代の伸びが著しい。50歳代で特に携帯電話を使わなくてはならない事情が生じたのだろうか?

 個人的には、こんなに携帯電話に国民の貴重な資金を支出するのはどうかという気がする。使用頻度を減らす、子どもの無駄な利用を減らす、時間当たりの携帯電話代を安価にする、使用頻度の低い高齢者から料金をむしり取らない(結果として適正プランになっておらず取られ過ぎの人が多いような料金制度を見直す)などの工夫が必要なのではないだろうか。

 今や世界的に携帯電話通信料の家計に占めるウェイトは大きくなっているのではないかと考えられる。携帯電話通信料を各国比較するのは難しいので家計支出に占める通信費(郵便や宅配の費用も含む)を国際比較したデータを図録6367に掲げたので参照されたい。

(2006年5月2日収録、2010年12月28日更新、2015年10月6日単身世帯のみ更新、12月17日二人以上の世帯更新、2016年11月3日2009年までの計算方式で再計算)


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