2007年は韓国との観光・旅行交流においてはじめて対韓客を対日客が上回った年として記憶されるであろう。2008〜10年には景気後退やウォン安、新型インフルエンザ(2009年)の影響で、2011年は日本の大震災・原発事故の影響で、韓国からの訪日客が大きく減少し、反対に、ウォン安を受けて日本からのショッピング客の増加などにより訪韓客は増加したため、再度逆転した。2012年も訪日客が回復したもののほぼこの傾向の延長線上にある。

 日本と韓国と間の旅行客数は、1980年光州事件、1988年ソウルオリンピック、1995年ワールドカップ(2002年開催予定)日韓共同開催決定、2002年ワールドカップ共催、などに影響されながら、横ばいの時期と急増する時期とが交錯しながらも全体としては増加を続け、最近は、韓国への旅行客数300万人、韓国からの旅行客数250万人のレベルに達した。

 1998年には韓国の通貨危機の影響で一時期韓国からの旅行客数は落ち込んでいる。また2003年にはSARSの影響で韓国への旅行者数が落ち込んでいる。同年韓国からの旅行客数はSARSが流行しなかった日本への振り替え需要もあり例年以上に増加している。2004年からは、日本から韓国への旅行客数は「冬ソナ・ブーム」「韓流ブーム」の高まりにそって、大きく回復した。韓国から日本への旅行客数も引き続き増加し2007年にはウォン高の影響もあってついに260万人を突破した。

 海外旅行客一般と同じように韓国との間でも日本から行く旅行客数の方が日本に来る旅行客数を上回っているが、海外全体の中のシェア(下図)を見ると韓国からの旅行客数の割合の方が日本からの旅行客数の割合を上回っており、日本から見て韓国は相互交流の盛んな国と言える。

 特に、ソウルオリンピック後、1990年代にはいると韓国からの旅行客数は海外からの旅行客数全体の約25%を占めるようになっており、それ以前の5〜10%と比べても格段に増加したばかりでなく、日本への旅行客数が最も多い国になっている。

 近年は日韓の関係悪化の影響でシェアは縮小傾向となっている。

 日本への旅行客数について他の主要国との比較を図録7200で行っている。

(2004年12月22日更新、2005年5月24日更新、2006年5月20日更新、2007年6月4日更新、2008年6月9日更新、2009年6月3日更新、2010年10月1日更新、2011年1月27日最新年JNTO推計に変更、2012年6月15日更新、2013年5月24日更新、2014年7月7日更新)



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