海外旅行者数(延べ人数)の世界ランキングを掲げた。海外からの旅行客数の世界ランキングは図録7213

 最も多いのは香港の8,444万人であり、ドイツが7,000万人台、米国が6,000万人台でこれに続いている。4〜5位は中国、英国であり5,000万人台となっている。以下は、ポーランド、ロシア、マレーシア、イタリアであり、必ずしも先進国ではない。香港は中国本土との行き来が多く、これが海外旅行と見なされるためである。中国は母数が多く、また躍進している。

 世界ランキング上位の国民が国際旅行客として世界中で見掛けることが多いはずである。

 日本は第15位と決して海外旅行客が多いわけではない。

 次ぎに、海外旅行客が人口100人当たりで何人かのデータを同時に掲げた。この値が高い国の国民ほど海外旅行が好きな国民といえる。

 最も高いのは香港を別にするとポルトガルの198人であり、ハンガリー、アイルランド、シンガポール、スウェーデン、スイスといった国がこれに続いている。EU域内の移動が多いことが分かる。

 米国の海外旅行者数は世界第3位であるがこちらの人口当たりの指標では20人とむしろ低いレベルである。

 中国は海外旅行客が増加し、世界中で見掛けるようになっているが、13億人の人口比では100人当たり4.3人とまだ多くの国民が海外旅行を楽しんではいない。

 地続きのヨーロッパでは海外旅行客が相対的に多い傾向がある。南ドイツの住民にとって物価の安いチェコにマイカーで出掛けるのは観光旅行の要素もあるが買い出しの要素もある。マレーシアの海外旅行客数が多いのは隣国シンガポールへの旅行が多いためだと思われる。

 逆に米国、中国、インドといった大陸国では海外旅行は相対的に少ない傾向があると考えられる。

 もちろん所得水準の要素は大きい。下の図に所得水準別の人口100人当たりの海外旅行者数を示したが、世界平均13.5人であるのに対してOECD高所得国では46.9人とずっと高いレベルであるのに対して低所得国では0.4人とほとんど海外旅行の余裕はない状況がうかがわれる。

 インドは大陸国であり所得水準も低いため、人口100人当たりの海外旅行者数は1.1人と図中の国の中では最低である。

 図録の対象となった海外旅行客数上位50位の国は多い順に以下である。香港、ドイツ、米国、中国、英国、ポーランド、ロシア、マレーシア、イタリア、カナダ、フランス、ポルトガル、オランダ、ウクライナ、日本、ハンガリー、メキシコ、スウェーデン、インド、スペイン、ルーマニア、トルコ、スイス、ベルギー、オーストリア、韓国、シンガポール、サウジアラビア、オーストラリア、アイルランド、フィンランド、チェコ、デンマーク、シリア、インドネシア、タイ、アルゼンチン、ブラジル、カザフスタン、南アフリカ、エジプト、イスラエル、ブルガリア、アルバニア、ノルウェー、チリ、ラトビア、スロバキア、アゼルバイジャン、フィリピン。

(2007年10月2日収録、2012年7月25日更新)


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