地域ブロック区分
地域名 国別 府県別
北海道 蝦夷 北海道(1890年までは千島・樺太を含む)
東奥羽 陸奥 青森、岩手、宮城、福島
西奥羽 出羽 秋田、山形
北関東 常陸、上野、下野 茨城、栃木、群馬
南関東 安房、上総、下総、武蔵、相模 千葉、埼玉、東京、神奈川
北陸 佐渡、越後、越中、能登、加賀、越前、若狭 新潟、富山、石川、福井
東山 甲斐、信濃、飛騨 山梨、長野
東海 伊豆、駿河、遠江、三河、尾張、美濃 静岡、愛知、岐阜
畿内 大和、山城、摂津、河内、和泉 京都、大阪、奈良
畿内周辺 近江、伊賀、伊瀬、志摩、紀伊、淡路、播磨、丹波 滋賀、三重、和歌山、兵庫
山陰 丹後、但馬、因幡、伯耆、隠岐、出雲、石見 島根、鳥取
山陽 美作、備前、備中、備後、安芸、周防、長門 岡山、広島、山口
四国 阿波、讃岐、伊予、土佐 徳島、香川、愛媛、高知
北九州 筑前、筑後、肥前、壱岐、対馬、豊前、豊後 福岡、佐賀、長崎、大分
南九州 肥後、日向、大隅、薩摩 熊本、宮崎、鹿児島
沖縄 琉球 沖縄
(資料)同上(丹波は原資料に追加)

 地域別の人口分布を鬼頭宏(2000年)の整理したデータをもとにグラフ化した。総人口の推移については図録1150を参照のこと。また同じデータを地域人口の順位の変遷としてあらわした図を図録7242に掲載したので是非ご覧下さい。

 要約すると、地域別人口分布は、縄文時代の東日本優位、弥生時代以降の西日本シフト、平安末期の関東躍進、戦国の畿内優位、江戸時代の地域分散、近代以降の東京一極集中といった変遷をたどっている。

 中でも日本全土に及ぶ抜本的な人口分布の変化は、グラフで見る限り、2つのパターン変化、すなわち縄文から弥生にかけての東日本から西日本へのシフト、及び江戸時代から近代以降への地方分散から東京一極集中への変化であろう。我が国における農業革命(稲作の普及)と産業革命(工業化)、それをもたらした中国・朝鮮半島からの人口移住、及び東京を窓口とした西欧文明の受け入れに伴う東京への人口移動がいかに大きなインパクトを日本列島に与えたかがうかがわれよう。

 明治維新の頃には、北陸が南関東と肩を並べ、畿内を上回る人口規模だった点は興味深い(図録7810参照)。

 以下に人口の多かった3大地域の変遷とこれと対応した時代の特徴を整理した表を掲げるものとする。詳しくは図録7242参照。

 縄文時代以降の食生活の超長期的変遷については図録0277参照。

人口集積上位3ブロックの歴史的変遷
  1位 2位 3位 時代の特徴
縄文中期(4300年前) 東山 南関東 東奥羽 東日本の繁栄
弥生時代(200年) 東山 畿内周辺 南九州 西日本シフト
奈良時代(725年) 畿内周辺 東海 畿内 大和朝廷
平安遷都(800年) 畿内周辺 畿内 山陽 京都が中心に
平安前期(900年) 北関東 南関東 畿内周辺 関東武士の時代へ
平安末期(1150年) 南関東 畿内周辺 北関東 鎌倉幕府
関ヶ原合戦(1600年) 畿内 畿内周辺 南関東 安土桃山時代
享保改革(1721年) 南関東 畿内周辺 畿内 江戸と京阪
明治維新(1873年) 南関東 北陸 畿内周辺 北前船の時代
大正9年(1920年) 南関東 北九州 畿内周辺 産業革命(石炭の時代)
昭和25年(1950年) 南関東 東海 北九州 産業革命(機械工業)
昭和50年(1975年) 南関東 畿内 東海 3大都市圏
平成7年(1995年) 南関東 畿内 東海 東京一極集中
(資料)同上

(2004年6月23日収録、2010年4月26日地域区分表・コメント追加、8月4日参考遊女地図追加、2012年3月28日人口集積上位3ブロックの歴史的変遷の表追加、8月9日地域人口順位を図録化したのに伴い「奈良時代から鎌倉時代にかけての遊女中心地の変遷」をそこへ移動)


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