平均寿命の地域格差は、都道府県と市町村とどちらが大きいかを見てみることにする。使ったデータは厚生労働省の2000年の都道府県別及び市町村別の生命表である。

 平均寿命の都道府県格差は最大と最小の差が男で3.2歳、女で2.3歳となっている。男の最大県は長野県(78.9歳)、女の最大県は沖縄県(86.0歳)であり、最小県は男女とも青森県であり、それぞれ、75.7歳、83.7歳である。

 都道府県内の市町村の最大値と最小値の差は、都道府県平均で、男3.5歳、女3.3歳である。従って、平均寿命の格差は市町村の方が都道府県より大きい。

 図には、各都道府県の平均寿命と静岡県内の各市町村の平均寿命を示した。静岡県の平均寿命は男78.2歳、女85.0歳と全国平均と大きく違わず、最大と最小の差も男4.1歳、女3.1歳と都道府県平均と大きく異ならないので例として掲げた。

 ちなみに、静岡県の最大市町村は男が天竜市の80.0歳、女が福田町の86.4歳であり、最小市町村は、男女とも熱海市であり、男は75.9歳、女は83.3歳である。

 コーホート法による市町村の将来人口推計に当たって、所属県の男女別年齢別死亡率を使用することがあるが、以上のような格差があるので、やや問題があるといえよう。

(2004年5月17日収録)


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