厚生労働省が毎年行っている国民健康・栄養調査では、2012年に、通常より大規模に調査を行っており(身長、体重を調べている身体状況調査では通常年は7千人のところ、この年は2万6千人を調査)、いくつかの項目では都道府県別の結果が公表されている。ここでは、都道府県別の男女BMIについて散布図で表示した。世界各国の同様な散布図は図録2201に掲載。

 体格をあらわすBMI(体重s÷身長mの二乗)は25以上が肥満、18.5未満が痩せすぎと定義されている。一般にBMIは年齢が高いほど高い傾向がある(図録2200参照)。したがって、単純に都道府県別のBMIを算出すると、人口の平均年齢の高い県ほどBMIが大きくなる傾向となる。これでは、目的とする県別の体格比較には適さない。そこで、ここでは年齢別のデータから各県が全国の平均年齢と同じ年齢構成だったらBMIはいくつであるかという調整計算が行われている。

 長崎、沖縄のように男女ともに太めの県と三重や岐阜のように男女ともにほそめ(スリム)の県があり、都道府県の男女別の値の分布は、おおまかには、比例している。

 全国との対比での各県の相対的な位置づけでは、、図の左上方向、すなわち、男性が女性より太め(あるいは女性が男性よりほそめ)の県としては、神奈川、香川が目立っており、図の右下方向、すなわち、男性が女性よりほそめ(あるいは女性が男性より太め)の県としては、京都、福井、富山、大阪が目立っている。

 もう一度まとめると、男女ともに太めなのは長崎、沖縄、男女ともにほそめなのは三重。女のみほそめなのは神奈川、男に対して女が太めなのは京都である。以下に、太め、およびスリムの5位までの順位をかかげる。同じ身長で男性の場合、長崎と三重で10.3kgの差があり、女性の場合、沖縄と三重で6kgの差がある勘定である。

BMI上位・下位5位の県民
  男 性 女 性




1位 長崎(72.3kg) 沖縄(61.1kg)
2位 青森(71.9kg) 長崎(60.3kg)
3位 沖縄(71.9kg) 高知(59.9kg)
4位 秋田(71.8kg) 岩手(59.8kg)
5位 岩手(71.8kg) 秋田(59.7kg)
 
  男 性 女 性





1位 三重(67.5kg) 三重(55.1kg)
2位 岐阜(67.9kg) 神奈川(55.4kg)
3位 福岡(68.0kg) 岐阜(56.3kg)
4位 石川(68.2kg) 石川(56.4kg)
5位 大阪(68.3kg) 和歌山(56.4kg)
(注)カッコ内の値は、身長が男性172cm、女性160cmだったとしたらの体重

(2014年7月28日収録、30日コメント補訂)


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