フィリピンは海外労働への経済依存度が世界一の国である。海外で働くフィリピン労働者(及びその家族)は776万人と多い(2003年末)。フィリピンの人口は8000万人程度なので人口の1割弱を占めている。その中では、米国で働くフィリピン人が259万人と33.4%と、ちょうど3分の1を占めており、最も多くなっている。

 米国に次いで、サウジアラビア、マレーシア、カナダといった国で働くフィリピン人が多く、日本では、カナダに次いで多い30万人が働いているとされる。(日本に次いでオーストラリアやイタリアが多い。)

 日本の外国人登録ではフィリピン人は2003年末でせいぜい19万人(図録1180)なので、30万人という数字は、日本国籍を取得したフィリピン人、あるいは違法滞在まで含めた数と考える他はない。

 こうした海外労働者などからの送金額は76.4億ドルであり、GDPの1割近くを占めている(2003年)(図録8100参照)。

 どの国からの送金額が多いかを見ると、米国からが約41億ドルで全体の53.6%と半数以上を占めている。人数以上に送金額の米国シェアが大きいは、他の国でより高い所得を稼ぎ出しているからである。

 米国に次いでサウジアラビア、日本などが続いている。日本の場合も人数3.9%に対して送金額が5.4%とより多くなっており、稼得所得が相対的に高いことがうかがわれる。

 フィリピン人海外労働者がどのような職種や産業で働いているかは図録8160参照のこと。

(2004年12月24日収録)



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